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迫力と熱気に圧倒される!〜ソウルの全国労働者大会に参加して

              尾澤邦子

11月9日(日)、ソウルで第44回全国労働者大会が開かれました。今年は、清渓(チョンゲ)広場に集合し、大会会場の大学路(テハンノ)までデモ行進し、午後4時から大会が行われました。日本のように厳しい規制で分断されながら行進するのと違い、組合旗を林立させた長蛇の行進は圧巻で、歌ありコールありの熱気ある行進は意気軒昂でした。

テハンノでは、4車線の道路を封鎖し、音響と大画面を3か所に設置し、約3万人の労働者が座り込んで大会を行いました。約30人の合唱隊がそれぞれマイクを持って労働歌を歌い、オープニング。ステージからは座り込んでいる人々の後ろの方は見えない状態。後ろの人々は映し出される大画面を見ながらの集会です。


         *写真=全泰壹(チョンテイル)のお墓

毎年11月に行われる労働者大会は、「全泰壹(チョンテイル)精神の継承」を謳っています。1970年11月13日「労働基準法を守れ!我々は機械ではない!」と叫んで焼身抗議を行ったチョンテイルさんの闘いは、今も引き継がれています。「チョンテイル労働賞」の授与が行われました。今年は金属労組サムソン電子サービス支部に贈られました。サムソンという会社は労組を認めないことで有名なのだそうですが、難しい条件の中で、1800人の非正規職労働者を組織して闘っている労組の活動が、認められました。

大画面には1995年民主労総設立から抵抗の歴史、闘争の歴史場面が次々と映し出され、未来の民主労総へと続く直接選挙制度の紹介がありました。12月初めに委員長、首席副委員長、事務局長の選挙が行われます。現在立候補している4つのチームの紹介がありました。

韓国GM労組出身で、民主労総インチョン本部事務局長のキムチャンゴンさん(写真)は今年の大会について「昨年より参加者は増えている。12月の役員選挙は、今回初めて組合員の直接投票で行う。来年は新しい委員長で出発する。組合員の拡大も期待できる」と話していました。

とにかくその人数と迫力と熱気に圧倒されました。やはり韓国の労働運動は強いと実感しました。


Created by staff01. Last modified on 2014-11-11 14:08:33 Copyright: Default

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