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鶴に学び鶴を活かして今を討つ〜鶴彬と「怒りのドラムデモ」


     *写真=『手と足をもいだ丸太にしてかへし』の舞台より

 11月8日(土)の夜、演劇『手と足をもいだ丸太にしてかへしー鶴彬(つるあきら)の生涯』(東京・TACCS1179)を観た。場内は補助席も出るほど満員で、制作の高橋省二さんに聞くと連日の盛況とのこと。

 芝居が始まると、その熱気は役者と観客を包んで一体化した。展開の早い内容で、芝居のテンポもよく、役者の発声・演技も迫真に満ちていた。井上剣花坊と夫人を演じた花ヶ前浩一、門岡瞳さんのやさしく落ち着いた脇役ぶりが光った。また敵役陣居を演じた田邊三岐夫さんの川柳をめぐる息詰まる論争場面に圧倒された。

 そして何よりも主人公役の枝川吉範さんの熱演が、若々しく純粋な鶴彬像を浮かび上がらせて、深い感動を覚えた。場面ごとに鶴彬の川柳が映し出されるのも非常に効果的で、文字だけではわからなかった句の意味が飲み込めた。(ただ、特高刑事虚夢の扱いについてはもう少し説明がいるのでは?)

 演出の菅原司さんは「今一度鶴彬の生きた時代と生き方を、今の時代に重ね合わせて考えることが重要だ」と述べられているが、その意図は十分伝わったと思う。

 ちょうどその日の午後、新宿で安倍政権打倒の「怒りのドラムデモ」があり、私も参加した。350人が「ファシズム許すな」「憲法こわすな」「増税ゆるすな」の声をあげてアピールした。沿道からも応援・共感の声があがった。みな不安を感じているのだろう。共産党の吉良よし子さんも駆けつけてくれ、自民・公明与党の悪政ぶりを報告してくれた。

 芝居を観終わって、あらためて鶴彬の時代認識・世界観の先見性に驚いた。今私たちは鶴彬とともにいるのだという思いが重なってきた。彼ならデモの先頭に立っていただろう。    乱鬼龍さんの「鶴に学び鶴を活かして今を討つ」の句をかみしめつつ帰路に着いたのだった。演劇に詩歌にデモに音楽にすべての表現活動を活かして、反戦・平和・ファシズム反対と安倍打倒の声をあげて行きましょう。(レポート 牧子嘉丸)


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