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LNJ Logo 写真報告(shinya) : 6.12戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動
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News Item 0612shinya2
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愚かな人々に服従しない
「勇気ある人が賢く、賢い人が勇気を持ったとき、人類は前に進む」

                    写真・コメント=shinya

↓「戦争をさせない1000人委員会」発起人・鎌田慧さん

「1948年8月15日、日本が敗戦してから69年間、日本人は一人も人を殺していない。殺されもしていない。そのことは誇り高き戦後だと思います。それを続けていくというのは、私たちがアジアで1000万人、日本で300万人の尊い命を犠牲にした、その反省の誓いであります。いまアジアに行っても、アジアの人たちと仲良くできるのは、日本は戦争をしないという誓いがあるからです。それをいま、安倍政権はすべてくつがえそうとしています。彼は夢想家のようにメチャメチャナことをやって、戦後レジーム云々と言っていますが、それは私たちが作ってきた戦後民主主義をすべて壊そうという野望です。戦後改革とは農地改革であったし、労働者の団結権を生みだし、財閥解体でもあったし、漁業協同組合もでき、そういう地域の中に民主主義があって、その中で私たちは平和な世界を作ってきたわけです。それを全部破壊しようとしています。集団的自衛権の問題もそうですし、秘密保護法の問題もそうですし、労働者の権利もすべて奪う戦後民主主義を否定するという、極めて危険な時代にさしかかっています。安倍政権は美しい国と言ってきたが、いかに醜い国になってきたか。財閥のために武器輸出もする、原発輸出もする、儲かればどうでもいいっていう国であってはならないというのが、私たちの戦後の誓いであったはずです。」

↓「戦争をさせない1000人委員会」事務局長・内田雅敏弁護士

「今日、全国から集められた175万名の署名を持って、首相官邸、参議院、衆議院に提出に行きました。衆参議長は快く受け取り、国会に反映させると言った。しかし、首相官邸は一切受け取らなかった。安倍首相の民意というのは、自分の友達の言うことを聞いているだけであって、私たちの声を全く聞こうとはしないものだ。」

↓江田五月参議院議員・民主党

「国際情勢が変わった、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している、だから憲法の解釈を変えるというが、それは間違いだ。あの冷戦時代が終わって、いまは外交の時代が来ている。安全保障関係を良くしていく、本当に緊張緩和していく、その日本が持っている大きなカードが日本国憲法の平和主義だ。集団的自衛権を行使しない、それがあるから私たちは中国とも話し合いができる。そのほかの国とも話し合いができる。このカードを持って、日本が外交努力で国際社会の平和と安全を作っていく、これが日本の活動でなければならない。アジアや世界の日本を見る目が変わってきている。世界中が日本を見ています。暴挙を許さないよう、皆さんと一緒にたたかいたい。」

↓吉田忠智参議院議員・社民党党首

「安倍政権の暴走が止まりません。なにがなんでも集団的自衛権行使容認を閣議決定したい安倍政権は、公明党と密室協議を行っています。日本は北から南まで54機の原発を造りました。原子力施設も造りました。日本列島は武力では守れない。戦争になったらおしまいです。残念ですが、極めてリアリティに欠けた議論が行われていて、集団的自衛権を限定承認とか言って国民をだまし、抑止力だと言って軍拡競争をしようとしています。しかし私たちは憲法9条を武器にして、日本がイニシアチブをとって平和外交の積み重ねによって、この東アジアで平和を構築すべきです。」

↓小宮山泰子衆議院議員・生活の党

「元ナチスの高官曰く、『国民は戦争を望まない。しかし決めるのは指導者で、国民を引き摺り込むのは簡単であり、外国に攻撃されつつあると言えばよい、それでも戦争に反対する者は愛国心がないと言えばよい』いま、これと同じような状況じゃないですか。本当に歴史は繰り返しています。」

↓山下芳生参議院議員・共産党

「集団的自衛権行使の狙いは、安倍首相が言うように日本を守ることでも、日本の国民の命を守ることでもありません。アフガン戦争、イラク戦争のような戦争をアメリカが起こした際に、自衛隊が軍事支援を行う、アメリカの戦争のために日本の若者の血を流すということです。歴代の自民党内閣は、一貫して集団的自衛権行使は憲法9条の下では許されないという解釈してきた。安倍政権は半世紀にわたる憲法解釈を180度くつがえし、海外で戦争する国への大転換を、国民の多数の声に耳を貸さず、与党だけの密室協議、一内閣の判断で強行しようとするのは、憲法破壊のクーデターであり、絶対に許されない。」


↓大江健三郎さん

↓香山リカ・精神科医

「あの戦争は正しかったんだとか、大義があったんだとかいう声が出てきています。して猛々しい振りや、威勢のいい振りをすることで、日本は強い国だという風に非常に不自然な形で強調しようとしている。それは精神科医から見ると、非常に危険な態度です。自分の抱えている不安や弱さから目を背け、敵は外にいるんだ、私たちは悪くないという風にして、その人たちを攻撃しようとするというのは、ある意味では心の末期症状に見えます。個人であれば精神科医が診察することもできますが、国家に対する、政権に対する精神科医とは誰なんでしょうか。きっと、私たち皆さんの声だと思います。そして政権が入院する病院はどこにあるか分かりませんが、とりあえず、私たちは早く治療を受けるよう呼びかけましょう。」

↓菅原文太・俳優・農業生産法人代表

「こういう所で喋るようなガラじゃない。戦争反対に、反対するいわれはないので出てきました。この先、本当に戦争があるんだろうかと思っていたんですけど、あるかも知れない。戦争というのは、言ってみれば暴力です。暴力映画をしきりに撮ってきた私が言うのもなんだけど、あれは架空の話で、皆さんに楽しんでもらう以外に何の意図もありませんでした。ここにきて急に戦争の声が飛び交うようになって、ついこの間まで、普通に暮らしてきたが、皆さんは今、どんな感じでそのことを思われているんでしょうか。・・・私は昭和8年生まれですから、戦争が始まったのは小学校2年生でした。そして始まった次の年に、親父が四十過ぎで戦争に持っていかれました。帰ってきたのは6年後の、戦争が終わった昭和23年頃だった。5人兄弟で長男の親父の兄貴もちょっと前に持っていかれた。続いて親父。三男は赤紙で戦地に向かって、それっきり帰ってきません。フィリピンから一通の手紙が届いたっきり、その後どこへ転じて行ったのか、どこで死んだのか、餓死だったのか、弾に当たって死んだのか、それも不明です。全くいまだに髪の毛一本戻ってこない。長男は帰ってきたけれど、生涯マラリアに苦しめられて、死にました。うちの親父も、帰ってきたけど、その後はいわば生涯を棒に振ったという風に終わっています。戦争はよくないですねぇ。戦争は絶対に、やめなければダメです。もし、始まったらみなさん、命を懸けましょう。私はもう八十だから、惜しくない。と言ってね、命をあげましょうって、一人で走って行って、ぶつかったって、あんまり意味がない。そんなことより、皆さん、一緒に戦争反対の気持ちを、今日、そして明日、明後日に終わらずに、皆さん子供も孫もおられるでしょう。皆さん一緒にたたかい続けましょう。おしまいにします。」

↓官邸前。下の内容は日比谷野音での落合恵子さんの話。

「これまで市民を無視し、ここまで市民を冒涜する内閣を、私たちはかつて見たことがあったでしょうか。・・・ナチズムの時代、ゲシュタポに捕まったことのあるドイツの詩人、エーリヒ・ケストナーの言葉を読んでみます。『賢さをともなわない勇気は、不法であり、勇気をともなわない賢さは、くだらないものだ。世界史には、愚かな人が勇ましかったり、賢い人が臆病だったりしたときが、いくらでもあった。勇気ある人が賢く、賢い人が勇気を持ったとき、人類は前に進む』。この愚かな人々に、私たちは服従する気はありません。人間の誇りというものは何だろう。拒絶すべきものに、拒絶したとき自分の心の中に生まれるのが、私は誇りだと思います。私の中のささやかな誇りを捨てないで、生きていこうと思います。最近の好きな言葉の一つ、『人生は名詞ではなく動詞である』。私は動き続けます。皆さんと一緒に声を上げていきます。」


↓福島瑞穂参議院議員・社民党副党首

「集団的自衛権の行使は、自国が攻められてないにもかかわらず、他国防衛を理由に戦争することじゃないですか。閣議決定では憲法は変えられません。憲法を最も守らなければならないのは総理大臣じゃないですか。安倍総理、違憲なことを何故やろうとするのですか。日本国民は日本国憲法殺人事件を絶対に許さない。解釈改憲は許さない。みんなで頑張って安倍政権を打倒しましょう。」




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