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10数名の監視職員!〜思想転向せまる「再発防止研修」

5月13日水道橋の都教職員研修センターで、4月の入学式で「君が代」処分をされた板橋特別支援学校教員・田中聡史さん(減給1ヶ月・写真)と都立高校教員・井黒豊さん(減給6ヶ月)の、再発防止研修が行われた。小雨の降る中、センター前には60人ほどの元教員や市民が集まり抗議の声を上げた。都教委は、固くフェンスを閉ざし、10人近くの職員が抗議行動を監視した。東京「日の丸・君が代」訴訟弁護団の澤藤統一郎弁護士は、研修前の都教委申し入れで「あなたがたは、400年前、踏み絵でキリシタンを弾圧した役人たち、戦前の特高警察、憲兵と同じことをやっている。少数者の思想や良心を弾圧する手先になっていることを反省しなければならない」と語った。

思想転向を迫る、3時間半にわたる研修を終えて出てきた田中さんは、「今回は前回にくらべて(研修者を監視する)職員が多かった。廊下やトイレにまで10数名がいた。今後どうするかという設問には、憲法に従って全体の奉仕者として職務を遂行したいと回答した。これからも、人々が幸せになるには何をしなければいけないか考え続けたい」とさわやかに語った。昨年、田中さんは卒業式と入学式の不起立で校内研修も含め19回の研修を課せられた。これほどの人権侵害を今年も繰り返させていいのだろうか。(佐々木有美)

動画(田中さんの報告 3分)

↓都教委に申し入れをする澤藤弁護士(右)

↓支援の人たちが声を上げた


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