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LNJ Logo 処分撤回を求めて(313)裁かれるべきは都教委―再発防止研修抗議行動報告
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東京・全国の仲間の皆さんへ。

被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

「処分撤回を求めて(313)裁かれるべきは都教委―再発防止研修抗議行動報告」
を送信します。

◆「イジメ研修反対! 裁かれるべきは都教委だ!」の声―研修センター前

5月13日、都教委は入学式での「職務命令違反」などを理由に不当にも処分を受け
た教員2名(都立淵江高校教員・減給6月、都立板橋特別支援学校教員・減給1月)
に対する「服務事故再発防止研修」を強行しました。

あいにくの雨の中、早朝8時過ぎからの「再発防止研修抗議・該当者支援行動」に
は、研修場所の都教職員研修センター前(都内水道橋)には、被処分者の会の緊急の
呼び掛けに応え60名を超える人が参加し、都教委による不当な「イジメ・弾圧」に
苦しむ該当者と思いを共有しました。研修センター前の抗議行動では、「イジメ研修
反対! 裁かれるべきは都教委だ!」の声が響き渡りました。早朝からの4時間30
分の行動への参加に心より御礼申し上げます。該当者(受講者)からも皆さんの支
援・激励に感謝の声が寄せられています。

被処分者対象の再発防止研修が最初に強行実施されてから11年、その内容(前号及
び抗議声明参照)はますます悪質になり、被処分者に対して精神的・物理的圧迫を加
えて、「反省・転向」を迫る「イジメ・懲罰」そのものです。

◆都教委への弁護団申し入れと該当者の発言より

研修開始に先立って、弁護団より澤藤統一郎弁護士が研修センターに申し入れを行
い、被処分者の会等が抗議声明を手交しました。澤藤弁護士は、理路整然とこの研修
の本質と不当性を糾弾しました。最高裁判決に反する可能性が高いこと、「踏み絵」
による転向強要は民主主義を江戸時代に後戻りさせる暴挙であること、都教委職員も
これらを自覚すべきこと、などを研修センター総務課長に申し入れました。

研修終了後、該当者から報告・発言がありました(私の不充分なメモから)。

・再発防止研修の内容が以前に比べて強化された。全体研修では|亙公務員法(服
務規律)について、学習指導要領を基に国旗掲揚及び国歌斉唱の意義と教職員の責
務、についての講義あり。個別研修では、振り返りシート。都教委の模範解答を押し
つけようとする。
・最高裁判決で「職務命令は意見ではない」とされたのでに従え、との発言などが都
教委からあり(最高裁判決の都教委解釈の押しつけ)。私は、最高裁判決がどうであ
ろうと憲法の思想・良心の自由に従って教職員の責務を果たす。

これで「研修」は終わりません。2ヶ月間の所属校研修、2回の教職員センターの指
導主事所属校訪問、2回目のセンター研修があります。長期の闘いになりますが、皆
さんの励ましが該当者に力を与えています。

6〜7月に2回目のセンター研修が該当者個別に行われます。その都度、研修セン
ター前で「再発防止研修抗議・該当者支援行動」を行いますので日程が決まり次第お
知らせします。ご参集ください。

◆都教委の異常な警備体制

このところ、都教委の異常な警備体制は目に余るものがあります。研修センター前に
16、7名、玄関の中に同じほどの数の職員、研修会場前に10名ほど、トイレの前
にも職員を配置し、研修会場内に司会、講師、記録者、校長以外に6名、40名を超
える職員を動員しています。まさに戒厳令体制です。研修が始まる前から該当者を恫
喝しようというのでしょうか。

これこそ税金の無駄遣い。都民のために教育行政を行うべき都教委の「本務」と言え
るでしょうか。不法・不当な研修に対する整然とした抗議行動、該当者の毅然とした
姿勢とは対照的です。

◆被処分者の会は下記の声明を発表しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
入学式処分に係わる服務事故再発防止研修に抗議する声明

  本日(5月13日)東京都教育委員会(都教委)は、被処分者の会による「再発
防止研修中止の申し入れ」(4月21日)にも拘わらず、4月の入学式での「君が
代」斉唱時の不起立を理由として懲戒処分を受けた教職員2名(都立高校教員・減給
6月、特別支援学校教員・減給1月)に対する「服務事故再発防止研修」を強行し
た。
 この「研修」は、自己の「思想・良心」や、教師としての「教育的信念」に基づく
行為故に不当にも処分された教職員に対して、セクハラや体罰などと同様の「服務事
故者」というレッテルを貼り、精神的・物理的圧迫により、執拗に追い詰め「思想改
造」を迫るものであり、日本国憲法(19条 思想・良心の自由、20条 信教の自
由、23条 学問の自由、等)の精神を踏みにじる暴挙である。

 都教委は、「服務事故再発防止研修」と称して一昨年度より、センター研修2回
(各210分)と長期にわたる所属校研修を被処分者(受講者)に課している。しか
も受講者のうちの1人は、既に、4月4日に卒業式処分を理由にした「再発防止研
修」を受講しており、わずか1ヶ月足らずで2回も同研修の受講を強制されている。
これは、「繰り返し同一内容の研修を受けさせ、自己の非を認めさせようとするな
ど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るもの
であれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容される範囲を超えるものとして
違憲違法の問題を生じる可能性があるといわなければならない」とした東京地裁民事
19部決定(2004年7月23日)に反することは明らかである。

 また、教育環境の悪化を危惧して、「自由で闊達な教育が実施されていくことが切
に望まれるところであり、・・そのための具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽
くされていく必要がある」という最高裁判決の補足意見(櫻井龍子裁判官 2012年1月
16日最高裁判決)、「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものとい
うべき」と述べ、教育行政による硬直的な処分に対して反省と改善を求めている補足
意見(2013年9月6日最高裁判決 鬼丸かおる裁判官)などの司法の判断に背く許され
ない行為である。

 そもそも10・23通達に係わる処分事件は、一連の最高裁判決後も続く東京「君
が代」裁判三次訴訟、同四次訴訟をはじめ裁判所で係争中の事案である。係争中の事
案について「服務事故」と決めつけ、命令で「研修」を課すことは、学校教育法・教
育公務員特例法に定める「研修」の趣旨から著しく逸脱するだけでなく、司法の判断
をないがしろにするものである。

 受講対象者は、すでに不当にも処分を受け、「思想・良心の自由」を圧迫され、著
しい精神的苦痛と経済的損失を与えられている。これに加えて強行された「再発防止
研修」は、「研修」という名を借りた実質的な二重の処分行為であり、被処分者に対
する「懲罰」「イジメ(精神的・物理的脅迫)」にほかならない。
加えて、新しい学年、クラス、集団の中で子どもたちの緊張や不安も高まるこの時期
に、教員を本来の職場である学校から引きはがし、「不要不急」の研修を強要するこ
とは、現場の実情に対する都教委の無理解と教育的配慮のなさを示すものといわざる
を得ず、この点からもこの研修は断じて容認できるものではない。
本日の研修の中止、及び今後に「予定」している所属校研修、センター研修すべての
中止を要求する。

 私たちは、決して都教委の「懲罰・弾圧」に屈しない。東京の異常な教育行政を告
発し続け、生徒が主人公の学校を取り戻すため、広範な人々と手を携えて、自由で民
主的な教育を守り抜く決意である。「日の丸・君が代」強制を断じて許さず、「再発
防止研修」強行に抗議し、不当処分撤回まで闘い抜くものである。

2014年5月13日
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団
共同代表 岩木 俊一  星野 直之
  【連絡先】 近藤徹(事務局長) 携帯090-5327−8318 
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆各裁判の傍聴もお願いします・・・法廷に駆け付けよう!
*裁判所前の被処分者の会の緑のノボリ旗を目印に。

★東京「再雇用拒否」第三次訴訟第2回口頭弁論
 (原告3名。東京地裁民事19部。)
 5月15日(木)
  15時 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)
  15時30分開廷(傍聴抽選なし・先着順) 
  東京地裁527号法廷 
  報告集会:弁護士会館508号

★東京「君が代」裁判第四次訴訟第1回口頭弁論
 (原告14名。東京地裁民事11部。3月17日に提訴していよいよ第1回弁論で
す。絶大なご支援を。)
 6月11日(水)
  13時30分 集合(裁判所前で案内あり)
  14時 開廷
  東京地裁527号法廷
  終了後、報告集会(場所未定。追って連絡)★東京「君が代」裁判第四次訴訟第
1回口頭弁論

★東京「君が代」裁判第三次訴訟第16回口頭弁論(更新・最終弁論)
 (原告50名。東京地裁民事11部。2010年3月に提訴して3年4ヶ月。いよ
いよ結審です。裁判官の交代で更新弁論と最終弁論を兼ねての法廷です。多くの傍聴
支援を。)
 7月18日(金)
  14時40分(予定)傍聴整理券交付〆切(裁判所前で案内あり)
  15時 開廷
  東京地裁103号法廷
  終了後、報告集会(場所未定。追って連絡)

HPの「お知らせ」など更新。抗議声明など新規掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160−0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(5月7日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************

Created by staff01. Last modified on 2014-05-14 12:08:41 Copyright: Default

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