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LNJ Logo 3.31卒業式「君が代」不起立処分抗議行動の報告(根津公子)
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東京の卒業式「君が代」不起立処分抗議・田中聡史さんに対する処分抗議の行動報告(根津公子)

 卒業式での「君が代」不起立4教員に28日、処分が発令されたことに対し、私たち(河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会、都教委包囲ネット、板橋区の市民団体や組合4団体)は昨31日、抗議行動を行いました。その報告です。

■田中さん処分に抗議! 板橋特別支援学校でチラシまきと抗議要請

 7時15分、田中聡史さんが勤務する板橋特別支援学校校門前でチラシ配り。春休み中の年休をとりやすい時期なので、出勤する人は半数ほど。不起立連続6回目の田中さんが受けた経済的・精神的不利益、及び、今後さらに処分が累積加重されかねない危険があることについて、同じ職場で働く者として思いを馳せてほしいと念じながら、出勤する教職員にチラシを手渡しました。「田中さんに処分が出されました」と言うと、「そうなんですか」と表情を曇らせる方が何人かいたり、「ご苦労様です」と言ってくれる人もいました。

 ここは入り口が3か所あり、私は途中から通りの少ない入り口に回ったところ、校長の出勤に出くわしました。私はこの学校前で年間を通じ一人でチラシまきをしているのですが、多くの人が通る入り口でチラシを撒いていて、校長と思しき人相の人に会っていませんでしたし、校長は私たちが面会に行っても一度たりとも面会に応じなかったために、校長の顔を知りませんでした。しかし、卒業式後の24日、都教委が田中さんを事情聴取に呼び出した際、田中さんに同行した校長と対面し、校長の人相を頭に刻んでいました。

 出勤してきた校長は大きなマスクをしており、目元で校長と判断し、「真下校長ですね。」と訊いたのですが、目を合わさず、歩を緩めることもしないので、「真下校長が田中さんの処分に手を貸したことに抗議します。この後、校長に申し入れに行きます」と背後から伝えました。

 8時半過ぎ、それぞれの会の7人が抗議要請文を手に受付の経営企画室を訪ねると、企画室長は「校長は会わないと言っています」と言います。会わない理由の説明もありません。「そういう趣旨の人とは会わない」「追い返せと、受け取られても仕方ない」と言うのでそれを確かめると、「校長が言ったのではなく、私の考えです」と室長の返事。

 私たちは、「校長には、やったことに対する説明責任があります」「真下氏個人に面会を求めているのではなく、校長職にある公人としての真下校長に面会を求めているのですから、『理由もなく会わない』はしてはならないこと。少なくとも、会わない理由ははっきりさせてほしい。」「校長の指示通りに動くだけ、訪問者の要求は聞かないのでは、室長は「受付」の仕事を果たしていません。訪問者に校長のことばを伝えた責任は、室長にあります。校長のことばを受けて、私たち訪問者が言ったことを校長に伝え、校長の返事を聞くことは最低限してほしい。」と繰り返すこと1時間。

 やっとのこと、室長は隣室の校長室に電話をし、「校長は、『会わない理由を答える必要はない』と言っています」と私たちに伝えたので、私たちは校長に手渡すつもりだった抗議要請文を、手渡せないので玄関に掲示し、校長室の窓に近づいて校長に声をかけ、学校を後にしました。

 この間、受付窓口のある経営企画室と校長室を仕切る扉は開けられており、校長には私たちのやり取りが聞こえていたはずですし、室長は電話を使わずに電話の場所から10歩も歩けば校長と対面して話ができたはずです。また、校長室の窓はレースのカーテンだけでなく、二重にカーテンを引き、中が見えないようにしてありました。

 こうした対応は、「君が代」起立の職務命令を発出し、田中さん不起立の事故報告書を都教委に提出した行為が恥ずかしい仕事であることを、如実に物語っています。

■4名の処分に抗議! 都教委に抗議要請

 次に私たちが向かったのは、都庁です。都教委教育情報課に行き、受付の電話で情報課波田課長に面会したい旨を伝えたところ、ついたての向こうでテレビ(「朝まで生テレビ」の録画)を観ている課長を偶然にも発見。私たちはそこに駆け寄り、抗議、要請に来たことを告げました。

 課長は「アポを取らずに来た、ルールを守らない団体とは会わない」としか言いません。私たちは、「緊急かつ重大な件での抗議要請であり、1ヶ月先には送れない。波田課長が勝手に作ったルールには縛られない。波田課長はこれまで、アポを取っても面会に姿を現さなかったではないか。それまでの課長は面会を求めると面会に応じた。それが、『都民の声を聴く』教育情報課の仕事であり、ルールだ」「テレビを観ている時間があるのだから、今、ここで私たちの抗議要請に応じてほしい」と言い、それぞれの団体の抗議要請文を、都教委で働く人たちに聴いてほしいと思い、大きな声で読み上げました。「教育長、教育委員長に手渡してほしい」と告げて課長に手渡しました。

 私たちは予定したことが済んだので、次の行動に移るべく 退出を始めると、波田課長は「逃げるんですか」と、びっく りする言葉を何度も吐きました。よくぞ、恥ずかしげもなく 言えたものです。上からの指示に考えずに従い、悪に加担し て反省しない輩に、罪を自覚させることは可能なんだろうか…、と思わざるを得ません。

 こんな人たちによって、「君が代」不起立処分がなされ、とりわけ、田中聡史さんは職を奪われはしまいかという不安の中に置かれ続けているのです。

■卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会に参加

 午後は、被処分者の会などで構成する四者卒入学式対策本 部主催の「卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会」に参加しました。対策本部からや、懲戒処分の中で一番軽いとされる戒告処分が以前よりも重い内容になったこと(勤勉手当の減額率を増やし、定期昇給幅を減らす)などの説明がありました。

 その後、処分を受けたAさん(3回目の不起立で戒告)、田中 さん(連続6回目で減給1ヶ月)、着席はしなかったが、前かがみの姿勢をとり事情聴取をされたが、処分はされなかったBさんのお話を聴きました。

 処分をされた4名のうち、31日に定年退職を迎えた人を除く3名に対し、都教委は4日(金)に「服務事故再発防止研修」なる懲罰「研修」を強行します。それに抗議し、該当者を支援するために東京都教職員研修センター前にご参集ください。

 4日(金)8時20分 東京都教職員研修センター(JR水道橋駅東口北側すぐの都立工芸高校隣) 


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