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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.1928〜「反原発への嫌がらせの歴史展」を見てきました
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1928】
2013年8月13日(火)地震と原発事故情報−3つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月9日(金)第67回
   ―『長崎原爆の日、官邸前はかなり蒸し暑くデモ開始時刻には
   気温33.9℃だった。そんな暑さをものとせず、続々と人が集まって
   くる。このような頑張りはどこから来るのだろうか?
                  千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.「反原発への嫌がらせの歴史展」を見てきました
   原子力ワールドの隠ぺいと工作の数々は今に始まったことではなかった
   一つ一つの小さな情報を共有してネットワークを作るのが大切!
            永山一美 (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞・雑誌から3つ
  ◆<福島第1原発>汚染水流出、拡大か 1号機近くで高濃度放射性物質
                (8月13日毎日新聞Web版より)
  ◆汚染水「地中壁越え海へ」確認 福島第一 東電、井戸の水位測定
                (8月11日東京新聞Web版より)
  ◆福島第一 10人が放射性物質汚染
   バスを待つ5分の間に放射能被ばく、霧発生器が原因?
                (8月13日東京新聞Web版より抜粋)
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※8/21学習会にご参加を!
 槌田ゼミpart2
 エントロピー入門第5章「科学技術と貿易が失業と貧困をもたらす」
 日 時:8月21日(水)19時より
 お 話:槌田 敦さん
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
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┗■1.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月9日(金)第67回
 |  ―『長崎原爆の日、官邸前はかなり蒸し暑くデモ開始時刻には
 |  気温33.9℃だった。そんな暑さをものとせず、続々と人が集まって
 |  くる。このような頑張りはどこから来るのだろうか?
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)

○8月9日、長崎原爆の日、官邸前はかなり蒸し暑く午後6時のデモ開始時刻に
は気温33.9℃だった。(終了間際33.2℃)そんな暑さをものとせず、続々と人が
集まってくる。今回のシュプレヒコールで気がついたのは「(放射能)汚染水を
すぐ止めろ」「海を汚すな」など参議院選挙が終わって急に浮上してきた海に流
出している放射能汚染水の危機感を反映したものが多かったように思いました。
○ 首相への抗議は
・男性:「国民と政権はねじれ状態にあること」「核不拡散条約(NPT)核廃
絶を求め る共同声明に、日本政府が署名しなかったこと」などを指摘していた。
・福島から来た女性:普段の生活で、3歳の娘に「此の石触ってもいいの?」と
聞かれ絶句したことなど、毎日の生活に放射能はいかに害があるかを話した。
・男性:「福島は終わっていない、規制委員会は福島第一原発の放射能汚染水の
処理に総力をあげよ」
・男性:「今日の長崎原爆の日のニュース、長崎市長の呼びかけ『被爆国の原点
に返れ』に対して安倍首相はまともに答えていなかった」
 これらを聞いて「この国の首相は、普通の国民の声を聞くことはしない(でき
ない)、向いている方向が違いすぎる」と残念ながら再認識した。
○ 普通の国民から普通の生活を奪い続けている福島第一原発の事故の反省もな
く、原発を推進してきた責任を取ることをしないばかりか、“なりふり構わず”
原発の再稼働にむけ突っ走っている。
 8月6日広島の原爆の日の首相発言「エネルギーの安定供給とコスト低減とい
う観点を含め、責任あるエネルギー政策を構築していく」(驚くことに今でも原
発の電気が安いと思っている←一国の首相なのだから少しは勉強をしてほしい、
まるで、再稼働がなければ経済の再生ができないかのような言い方)、 “責任
ある...”と言われても?マークしか思い浮かばないのは私だけだろうか?
 責任とは再稼働/輸出を言う前に
1.フクイチ避難民一人残らず普通の生活に戻す。2.核のゴミ、使用済み燃料
をどうするのか。3.先が見えないフクイチの収束はどのようにするのか、等な
どを国民に示して欲しい。
○ そもそも、日本(民族)は二度の原爆投下、ビキニ環礁での第五福竜丸の被
ばく、そして今回の“人類史上最大の事故”と言われる福島第一原発の事故と4
度の放射能汚染にさらされ何十万人もの人が亡くなったことなど、少しも気にし
ない「健康とお金はどちらが大事だ」と言いたくなる。本来ならば此の日本が核
廃絶、原発廃炉の先頭に立って世界をリードする自覚と責任が必要ではないでし
ょうか?
○ 私が首相官邸前デモに足を運ぶのはそれなりの理由があります。「何もしな
いのは、結果として向こう側を利することになるのだ」ということと、ここへき
てみんなとつながっていることを実感できる、「決して孤立していないのだ」な
ど、単純なことです。
 ここへ来るようになって、友達が増えたこと、現役時代の同じ職場の人に6名
も会うことができたことも収穫と思います。また今回も、ここでは音楽隊、ドラ
ム隊、自転車部隊に大きな勇気をもらうことができました。
 最近はまた参加する人が増えてきたように思います。茨城県の海岸近く(鹿嶋
市)からは電車→高速バス→電車を乗り継いで4時間近くかかりますが、この場
所に来る意義が十分にあると思っています。またここに来れないときは、水戸の
抗議集会に参加しています。場所は茨城県庁近くで日本原電、東海第二原発の近
くでもあります。
 この原発は稼働34年と古く、東京圏に100kmといちばん近い原発です。
今後も、あきらめず、ねばり強く続けていきたいと思っています。


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┗■2.「反原発への嫌がらせの歴史展」を見てきました
 │  原子力ワールドの隠ぺいと工作の数々は今に始まったことではなかった
 │  一つ一つの小さな情報を共有してネットワークを作るのが大切!
 └──── 永山一美 (たんぽぽ舎ボランティア)

○開場13時少し過ぎに到着したら、すでに老若男女、沢山の方で混み合っており
ました。
 会場内は、今までの反原発への嫌がらせの数々や、その証拠書類や写真が多数
展示されていました。
 十数年前はただの嫌がらせで済まされてしまうであろう内容も、現在、改めて
その過程の展示物をみると、嫌がらせの範疇を超え、ストーカー行為や付きまと
いの事件になり得る貴重な証拠の数々。
 具体的には覚えのないトラクター購入、金塊、語学教材購入、いやらしい文書
や脅迫まがいの文書、いつも見ているんだぞ!的な隠し撮り写真、それ以外にも
証拠の残らない、残せないもの、例えば生理用品、吸殻、枯れ草、恐ろしい数の
無言電話などもあったとのこと。
段ボールが、そういったものでいくつも積み上がる状態だったそうです。

○もんじゅ事件の奥様の西村さんのお話を聞きました。
事件当時、動燃から囲まれてメディアから隔離され、自分の思いや意見を発信す
ることができなかった、と。
あの頃からインターネットがあれば自分から発信できたのにと思い、その後、イ
ンターネット環境を知り、必死に勉強されて使えるようになった事、というくだ
りが胸にきました。
亡くなったご主人の様々な記録が段ボールから出てきて、どうしたら良いか手に
負えなかったそう。
その資料に関連した話も含めて、今月新しく書籍にまとまり出版されることにな
ったとのことで、出版されたらぜひ読んで見たいと思います。

○これからの時期、再稼働、増設等々、原発を推進したい人たちの攻勢が強まっ
てくるのは必至。
そんな中、電力会社や国に対して「原発NO 」を掲げる沢山の人たちにも、こ
の展示会にあるような内容が、いつ身近に起き、自分らと遠からずの出来事にな
るかもしれないと思いました。
また、主催の皆様のご苦労多いかと思いますが、今回限りの開催ではなく、各地
区でも開催をして頂いて、(スペースたんぽぽでも!)
この今までのなにがしかの歴史を少しでもみなさんに知っていてもらいたい、
そして、身近で何かあっても皆でその情報を共有して、一人きりで怖い思い、
嫌な思いをせず活動していける環境つくりも大事ではないかなと切に感じました。


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┗■3.新聞・雑誌から3つ
 └────

 ◆<福島第1原発>汚染水流出、拡大か 1号機近くで高濃度放射性物質

 更田委員「1号機の前でも高濃度の放射線物質が検出されたことは重く見ざる
を得ない」

 東京電力福島第1原発2号機東側の護岸から放射性汚染水が海へ流出している
問題で、原子力規制委員会は12日、1号機東側の護岸でも高濃度の放射性物質
が検出されたとして、護岸周辺の地中にある1号機のトレンチ(配管などが通る
地下トンネル)の調査を東電に指示した。地下水の「汚染源」とみられる2号機
トレンチ内に残る高濃度汚染水が、1号機のトレンチに移動している可能性があ
る。規制委は、23日に現地調査することも決めた。
 この日、規制委の作業部会が開かれ、1号機東側の護岸に掘った観測用井戸
で10日に採取した水からトリチウム(三重水素)を1リットル当たり3万40
00ベクレル検出したことが東電から報告された。3、4号機東側の護岸での検
出値1500〜210ベクレルと比べて高く、規制委の更田豊志委員は「1号機
の前でも高濃度の放射性物質が検出されたことは重く見ざるを得ない」との見方
を示した。
 東電によると、1号機トレンチには低濃度の汚染水(放射性セシウム137
が89ベクレル)が残されているのが分かっているが、最後に調査したのは昨年
12月で、最近の濃度は把握していない。規制委は2号機から1号機方向に延び
るトレンチを通じて高濃度汚染水が移動している可能性もあるとみて、1号機ト
レンチ内の水の再検査と周辺に井戸を掘ってモニタリング調査をするよう指示し
た。 【鳥井真平】(8月13日毎日新聞Web版より)


 ◆汚染水 「地中壁越え海へ」確認 福島第一 東電、井戸の水位測定

 東京電力福島第一原発から放射性物質が海に漏れている問題で、東電は十日、
汚染された地下水の水位が流出防止用の地中壁の上端を上回ったと発表した。以
前から地下水が壁を越えて海へ出ていると指摘されていたが、実測値で壁が機能
していないことが確認された。
 地中壁は1、2号機と海の間の地中に薬剤(水ガラス)を注入し土を固める工
法で、七月上旬から今月九日までに順次造られた。陸から海へ流れる地下水をせ
き止め、流出を防ぐとされていた。
 しかし、技術的な理由で、地表から一・八メートルより下の部分しか壁になら
ず、上部は普通の土のまま残る。このため、水位が壁より高くなれば地下水は海
側へ漏れ出す。
 東電は、壁のすぐ陸側に井戸を掘って水位を測定。地表から一・二メートル下
に達していた。地中壁の高さを越える〇・六メートル(60センチ)分は海に流れ
出ていることになる。
 流出の可能性は原子力規制委員会が指摘していて、東電は地下水のくみ上げ作
業を始めている。今回の測定結果を受け、東電は「地下水や海水の監視をさらに
強化する。地下水の汚染源とみられるトレンチ(地下トンネル)内の汚染水も移
送する」としている。(8月11日東京新聞Web版より)


 ◆福島第一 10人が放射性物質汚染
  バスを待つ5分の間に放射能被ばく、霧発生器が原因?

 東京電力は十二日、作業を終えて福島第一原発の敷地から出ようとした社員十
人の顔面と頭から、社内基準の最大約五倍に当たる一平方センチあたり一九ベク
レルの放射性物質を検出したと発表した。
 いずれも男性で二十〜五十代。免震重要棟前でバスを待っていた午後零時半ご
ろから約五分の間に、何らかの原因で放射性物質に触れたらしい。
 周辺の放射性物質の濃度を測る機器で警報が鳴ったが、社員はバスに乗って出
発。正門近くにある作業員の出入りを管理する施設で汚染が確認された。
 免震重要棟前には「霧発生器」があり、東電は原因の可能性があるとみている。
近くのダムから引いた水を霧状にして作業員の頭上からまき、局所的に温度を下
げる仕組み。東電は、同じ水源の水を使うトイレや洗面所などの使用を停止し、
免震重要棟前では全面マスクを着用するよう指示した。
 その後、水に汚染がないことが確認され、放射線量も下がったため、いずれも
解除した。今後は霧発生器の噴射口などを詳しく調べる。また、バスが放射性物
質を巻き上げた可能性や十人の行動なども調べ、原因の特定を進める。
(8月13日東京新聞Web版より抜粋)

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