「阿部川崎市長の朝鮮学校への補助金削減＝横田本送りつけ」問題で、３月２９日、川 崎「慰安婦」問題の会メンバーは、担当の「市民こども局こども本部」へ交渉に行きま した。以下、簡単に報告します。 当日は役所の大みそかとあって、部屋替えのため室内中で騒然とした感じでしたが、担 当課長と職員が応じてくれました。２５分ぐらいは話せましたが、結論的には、「新年 度に継続して話あう」ことぐらいでしかありません。 課長の話では、「今年度の補助金のうち、前半はすでに執行済みで、後半分、１人あた り３６,０００円のうち約５,０００円を削って、その分で横田さん本を各家庭に１冊づ つ送ることとなっている。」「議会では、朝鮮学校へは補助金を出すなということで発 言があっただけ(自民党・松原議員)。あとは予算執行一括して採択された。」というこ とでした。 こちらとしては、 １ 市長は「こどもに責任はなく、川崎市民である。教育の保障はする。しかし、３０ ０万円分は保障しない。」ということは、実際は教育の保障をしないことではないか。 ２ 朝鮮学校も、「授業料にあてられており、保護者の負担が増える。」言っている。 ３ 朝鮮学校の歴史をどう考えているのか。 ４ 横田早紀江さん「困惑している。子どもたちに罪はない。」・・・本を送ることを 望んでいない。 ５ 公権力(政治)による教育への介入ではないか。 ６ 「学校教育の独立性、中立性、継続性、安定性」をどう考えているのか。 ７ 市長は「川崎の朝鮮学校では国益に沿わないことは行われていない。」と言うが、 自治体の長として、これは問題発言ではないか。 ８ 市長は「行われていれば、それはきちんと抗議し対応しなければならない。」と発 言したが、どう対応するのか。これは介入そのものだ。 ７ 「各御家庭に配布させていただく」という言葉・・・かってに言うな。 ８ 侵略と植民地主義の歴史をどう考えているのか。 ９ ４月以降も、「求める会川崎」と話あってほしい。 などを主張したかったのですが、「横田さんは困惑していたが、納得された。『歴史問 題』ということはこちらの担当ではない。『国益』とかの市長の発言をここで言われて も答えられない。」「市長になら、『市長への手紙』制度をつかったらどうか」という ばかりで、予想はしていましたが、担当課として、はなはだ心細いばかりでした。 これでは、納得できない、市長は「朝鮮学校への補助金は来年度も引き続き予算を計上 した。」としているが信用できない。これからも継続して話合いたいと言いました。そ れには異存はないとのことで、昨日の会談を終えました。 以上ですが、これまでの経緯については、次のリンク先を参照して下さい。 ＠ 朝鮮学校への補助金についての阿部川崎市長発言に抗議する http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64317282.html ＠朝鮮学校問題への抗議に対する川崎市長の回答 http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64317283.html ＠川崎市長の朝鮮学校への補助金削減＝横田本送りつけ」問題で、市民団体が川崎市と 交渉 http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64317285.html また、私たちも賛同団体になっている３．３１集会も宜しくお願いします。＠３・３１ 「朝鮮学校はずしにNO！すべての子どもたちに学ぶ権利を！全国集会＆パレード」 http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/64317289.html 言うまでもありませんが、これは川崎だけの問題でもなければ、朝鮮学校生徒だけの問 題でもありません。力を結集しましょう！ 報告：佐藤和之(川崎「慰安婦」問題の会)
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