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「秘密保護法は新たな治安維持法」〜ジャーナリスト青木理さん 警鐘を鳴らす

11月24日に開催された「特定秘密保護法に反対する表現者と市民のシンポジウム」(東京・文京シビック)には、400人以上の人々が詰めかけ会場があふれた。第一部のシンポジウムには田原総一郎さんを始め、ジャーナリズムで活躍する錚々たるメンバーが集まった。警察問題に詳しい青木理さん(写真上)は、「この法律をもっとも必要とし推進しているのは警察官僚である」とずばり語った。「テロ対策の名目で警察情報のほとんど全てを秘密にできる。たとえば、自動車ナンバー読み取り装置=Nシステムは完全に特定秘密にされるだろう。警察権力が肥大化し、治安維持が強化される。この法律は新たな治安維持法になりうるもので、大変危険である」。シンポジウムでは、秘密保護法の怖さが様々な角度から明らかにされた。(M)

動画(青木理さんの発言 4分)

↓田原総一郎さん「私は秘密保護法に反対ではない。海外にもこうした法律はある。しかし日本の法律が海外の国と違うのはチェック機関がないことだ。だから認められない。チェック機関は絶対に必要だ」

↓田島泰彦上智大学教授「80年代の国家秘密法案は防衛・外交に限られていた。今回の法律はそれに加え、国内治安の領域にまで踏み込んでいる。これは公安警察の強化につながるもの」

↓香山リカさん「この法律が出ただけで十分効果があった。一般市民のなかに、この問題に近づかないほうがいい、沈黙していたほうがいい、という空気が醸成されている。これがファシズムに行き着く“沈黙のらせん”で、このことが一番こわい」

↓佐高信さん「10年前は人権のために頑張っていた猪瀬もあれだけ変わってしまった。弁護士出身の谷垣禎一や森雅子は秘密法で動揺している。これからは“個人攻撃”だ」


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