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お礼と報告(東部労組) : ワタミ自民党本部抗議要請行動
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お世話になっております。
全国一般東京東部労組の須田です。

6月28日の「ワタミ過労自殺糾弾!ワタミ経営者の参院選立候補反対!自民党本
部抗議要請行動」に参加していただいた皆様に心から感謝申し上げます。以下、
メールで失礼ですが、取り急ぎ当日の報告を行います。

正確にはわかりませんが、当日の行動には約130人が結集しました。インターネッ
トのツイッターやフェイスブックなどで行動を知ったというブラック企業に怒る
人たちが集まりました。

2008年6月にワタミでの長時間労働で過労自殺した森美菜さんの父母である豪さ
んと祐子さんは午後1時、東部労組役員とともに厚生労働省9階で記者会見を行
いました。豪さんは「自民党に尋ねたい、こういう人でいいんですかと。利益を
得るために法律違反を行う経営者に国会議員になる資格はあるのかをぜひ答えて
いただきたい」と話しました。祐子さんは「娘の死から5年たったが、私たちの
時間は止まったまま。娘は仕事が終わっても始発電車まで身を横たえることもで
きず店内で待機せざるをえなかった。ボランティア活動も強制されていた。夢を
持って入社したが、ワタミに絶望していた」と話しました。

午後3時、森さんの遺影を持った遺族が自民党本部前に到着。事前に石破幹事長
に手紙を送ったり選対本部に電話を入れたりしていたにもかかわらず、自民党側
は「施設管理の責任者」を名乗る党情報調査局の猪俣満氏が施設内では対応しな
いと遺族らを排除する姿勢を取りました。これに対し、豪さんが泣きながら猪俣
氏の胸ぐらをつかんで「毎日毎日泣いているんだよ俺たちは!」「なんでワタミ
を候補にするんだよ!」と怒りと悲しみの鬼気迫る表情で訴えました。

豪さんはその場で自民党国会議員にあてた要請書「自民党は、若者を死ぬまで働
かせ、殺す社会をつくりたいのですか?!お答えください」を読み上げました。
ワタミ渡辺美樹氏の次期参院選での擁立をただちに撤回するよう要請しましたが、
猪俣氏は「伝えます」と言うのみで文字通り「門前払い」でした。何とか遺族と
東部労組役員のみ施設内に入りましたが、それでも選対本部役員や国会議員につ
ないでほしいという遺族の求めを一切拒絶する不誠実な対応に終始しました。

要請後、遺族と集まった人たちは自民党前で、ワタミ過労自殺で亡くなった森美
菜さんに1分間の黙祷を捧げました。豪さんは「自分たちのためだけじゃなく、
遺族の義務として渡辺美樹氏のような人物が自分たちの都合のよい法律をつくっ
て若者を酷使する世界をつくらないよう声をあげなくてはならない」と声をあげ
ました。祐子さんは「自民党の対応は、ワタミの対応となんら変わらない。落胆
しました」と肩を落としました。

最後に全員で「自民党は遺族の思いを受け止めろ!」「命を守らない政治家はい
らない!」「労働者を使い捨てにする政治家はいらない!」「過労死をなくせ!」
とシュプレヒコールをあげました。

自民党本部への要請書全文は以下のブログに掲載しています。

http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/9e79400e2bd4edb45e978880c5a8fbd2

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