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首都圏で上映されている映画「レ・ミゼラブル」は、
表現技術としても、内容としても、素晴らしいものです。
ご存じ、ビクトル・ユゴーの原作のエッセンスを元に
ブロード・ウェイで演劇としてミュージカル化されヒットしたものを、
映画にしたものです。
映像は、写実的なドキュメンタリー・ドラマとして描き、
リアリティーが格段に増しています。
音声は、「シェルブールの雨傘」を凌ぐミュージカル処理によって、
人物は写実的描写でありながら、内面も描くことに成功しています。
三部作予定の第一部ですが、
映画は当時のフランスの社会情勢では当たり前の
市民によるバリケードに焦点をあててエンドマークとなります。
当時と、時代が異なるけれど、
世界的なオキュパイが起こった現代の人々の心に
強く訴えることに成功しています。
年末年始は超満員、
劇場のパンフレットは売り切れと聞けば、
多くの観客に望まれていることが分かるでしょう。
まもなく、東京の上映は終わるので、
ぜひ、見ておくことを勧めします。
 2013.1.8 寺島栄宏  E-mail: terashige@gmail.com


●映画「レ・ミゼラブル 」 ‎158分

新宿ピカデリー(など) 09:15 11:05 14:20 17:35 20:50
電話 03-5367-1144
東京都新宿区3-15-15 (新宿紀伊国屋本店の裏斜め右)

●原題 Les Misérables =「悲惨な人々」「哀れな人々」の意

ヴィクトル・ユーゴーが1862年に書いた大河小説。ナポレオン1世没落直後の1815年から1833年までの18年間を描き、二月革命とその後の六月暴動の回想・記憶も挿入され、当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も物語の背景として詳しく書かれた。

●ストーリー

 貧困に耐え切れずパン1つを盗んだ罪で19年も刑務所にいたジャン・バルジャンは、1815年に仮釈放される。行く先々で冷遇された彼を、司教は暖かく迎え入れる。
しかし老司教の銀食器を盗んでしまう。突き出された彼に、差し上げたと言う
司教の慈悲に触れ、改心していく。 時はたち1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、 以前自分の工場で働いていて、娘コゼットを養う極貧生活を送る ファンティーヌを助けたことから、幼い娘の面倒を見るこみとになる。 そんなある日、自分と間違えられバルジャン逮捕という知らせを耳にした彼は、 葛藤の末に無実の者を救おうと自分の正体を法廷で世間に明かす。 これにより、ジャン・バルジャンを執拗に探していた警官ジャヴェールに追われていく 太いストーリーの骨格をなしていく……

Created by staff01. Last modified on 2013-01-08 11:45:01 Copyright: Default

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