一人でも誰でも入れる労働組合・ユニオンヨコスカの組合員である平塚良治さんは日産自動車追浜工場で本日２０１２年３月１６日午後から１２時間のストライキに突入した。もっとも職場では一人だけの組合員なので本人は職制にその旨を通告して、堂々と職場を離脱して帰途についただけであるが、工場にとっては初経験で大騒ぎだったらしいが、勤労課員たちが一見無視を装いつつ、遠巻きに平塚さんの全行動を見張っていたとのこと。

　今回のストの発端は平塚さんが３年間の私病休職（本来は労災にすべきもの）の満期が迫ったので主治医の指示で職場復帰を勝ち取ったことに対しての会社からの嫌がらせとも思える残業・休日労働が命じられたことにユニオンそして本人が応諾せず拒否したことから起こったのである。

　団交の場で休職明けの体調で残業等体力的には到底無理であるとのユニオンの主張に対して、会社は産業医からの保証があるとして、残業・休日労働の業務命令を断れば就業規則に従って懲戒処分もあり得るとの脅しをかけてきたので、ユニオンヨコスカは対抗して争議行為を行うことにしたのである。労働組合として労使協議の結論が出るまでは一切の残業・休日労働命令には平塚さんを従わせず、また抗議の意味を込めての本日の半日ストライキを敢行したのである。

ユニオンヨコスカを含めて本人はこれからも日産を相手に果敢に闘っていく所存である。

　　　　　ユニオンヨコスカ執行委員長　小嶋武志

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