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報告 : 郵政非正規の『定年制』にNO!7・10集会
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「郵政非正規の『定年制』無効裁判」の勝利を期して、7月10日18時半から、千代田区富士見区民館にて、表題の集会が開催された。

会は、「65歳裁判を支える会」の平賀代表の挨拶で始まり、原告代理人長谷川弁護士の「裁判の争点と原告の主張」の解説、佐藤昭夫早稲田大学名誉教授の「『本工主義』克服・人間性回復運動への一歩」と題する講演が続いた。

佐藤名誉教授は、国鉄の分割民営化の例を挙げ、郵政はその経験に学んで、民営化時の削減は避けたが、有期雇用労働者を増やすことにより人件費を削減し、より巧妙に、首切り自由・労働条件不利益変更の権限を確保しようとしたと話した。そして、有期雇用の非人間性に言及し、有期労働契約自体が公序に反するものと強調、最後に、郵政分割民営化と有期雇用の実態及びその不合理性を明らかにし、使用者の恣意的な更新拒否(解雇)を許さない声を挙げ有期労働者の生活を防衛することの意義に触れ、この闘いは、本工主義・企業内運動からの脱却がなし得るかの試金石であると話し、原告や支援者を叱咤激励された。

最後に原告から、「この裁判は厳しい闘い、原告も自分の頭で考え、自主的に活動することが求められている。争議を闘う者や労働組合との横の繋がりを大切にしていきたい。これから更に活動を活発にしていく所存なので、ご支援をお願いします」との話があり、争議団や解雇を闘う個人からの連帯の挨拶を受け、散会した。(丹羽良子)

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