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LNJ Logo 韓国の日本大使館前で「再稼働反対」の記者会見
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News Item 1339555084531st...
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*転載情報

みなさまこんにちは

韓国の「エネルギー正義行動」の高野です。

日本政府が大飯原発再稼動を企んでいますが、韓国に住む日本人および日本出身者が
15日に日本大使館前で再稼動に抗議する記者会見を開きます。

プレスリリースと抗議文を作成したので、知り合いに韓国在住の日本人および日本出身者がいれば
お知らせして下さるとありがたいです。(抗議文は当日までに若干の修正があると思います)

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報道関係各位

大飯原発再稼動に反対する在韓日本出身者一同

2012年6月11日

*「大飯原発の再稼動決定の即時撤回を求める記者会見」のご案内***


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

報道によると6月16日にも日本政府は首相と関係3閣僚の会合を開き、正式に大飯原発3号機4号機の再稼動を決定するということです。
現在大韓民国に住む日本人および日本出身者で構成される「大飯原発再稼動に反対する日本出身者一同」は、その前日の15日午前11時に、ソウルの在大韓民国日本大使館前で、日本政府の拙速な再稼動に抗議し、決定の即時撤回を求める記者会見を開くことにしましたので、
報道関係各位にご案内いたします。

日本国内だけではなく、海外に住む日本出身者も、日本に住む人々の生命と安全を脅かす日本政府の決定に怒りの声を上げ、国際的な圧力をかける必要があると私たちは考えております。また日本で粘り強く再稼動反対の声を上げ続けている市民の皆さんへの連帯の意味も込めています。ぜひとも幅広く報道してくださいますようよろしくお願い致します。


日時:6月15日午前11時

場所: 在大韓民国日本大使館前

主催: 大飯原発再稼動に反対する日本出身者一同

問い合わせ:功能大輔(脱原発新聞)+82−10−7272−1718/moglly31@yahoo.co.jp

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*野田首相は大飯原発3号機4号機再稼動の決定を即刻撤回**しろ!***

野田首相は6月8日に記者会見を開き「大飯発電所3、4号機を再起動すべきというのが私の判断」と述べ、原発再稼動の意志を明らかにした。私たち韓国に住む日本人
は、国民の生活を守ると称しながら、日本に住む人々の安全と安心を無視する野田首相の欺瞞的な決定に、満腔の怒りをもって抗議する。

そもそも野田首相の記者会見の内容は矛盾だらけだった。「国民生活を守ることの意味は、福島のような事故は決して起こさない」と述べた。事故を起
こしたくないのであれば、再稼動をしないということが最も有効かつ最善の道であるということは火を見るよりも明らかだ。免震重要棟やベント設備が未整備で、
国会事故調査委員会での事故の原因究明が終わっていない段階で、どうして原発事故の再発防止と原発の再稼動が両立するのか。

また野田首相は「実質的に安全は確保されているものの、政府の安全判断の基準は暫定的なもの」と述べた。安全判断が暫定的であるなら、どうして安全が確保
されていると断言できるのか。福島原発事故が起こった要因は、安全性の徹底的な追求を怠り、実質暫定的な安全基準で原発を動かしてきたからではないのか。暫定的な
基準で計られる程、私たちの命は軽くない。

さらに野田首相は、再稼動の理由の1つに夏場の電力不足をあげた。しかし専門家によれば大口契約者への節電要請や揚水発電の稼働率の上昇、自家発電利用の増大で足
りるという意見もある。はなから電力の需給ギャップに対応できないと決め付けるのではなく、どうしたら原発なしで夏場を乗り切れるか、大々的な議論を通じて人々の
英知を結集する努力を行うべきだ。福島原発事故のあと、原発なしで生きていくのは「集団的な自殺行為」ではなく、知恵と工夫で経済的な豊かさだけでない新しい価値
を見つけようとする、現実的な生きる道だ。



また企業への悪影響や雇用の不安を理由に、夏場だけでなく、恒常的に原発を再稼動していく考えを明らかにした。しかしそれらは想定できる範囲での痛
みであり、それを知恵を絞って、適切な政策を講じて軽減するというのが政府の役割ではないのか。それに対して想定を超える被害をもたらすのが原発事故の被害だ。
再稼動を行えば、日本に住む人々の生命と健康を何十年も脅かし、故郷を人の住めない土地に変える原発のリスクと隣り合わせで、再び生活を送
らなければならなくなる。そのようなリスクを押し付ける行為がどうして日本に住む人々の生活を守ることにつながるのか。

最後に野田首相の極めつけの妄言を指摘しておきたい。野田首相は福島の子どもや母親に対して「私は国政を預かるものとして、人々の日常の暮らしを守るという責務を
放棄することはできません」と述べた。放射線の高線量地域の人々を非難させず、自主避難者に対して援助もせず、年間20ミリシーベルトの許容量を維持するその姿勢
のどこに「人々の日常の暮らしを守るという責務」があるというのか。野田首相。すでにあなたはその重大な責務を放棄している。あなたの発言には人間としての良心や
政治家としての矜持が微塵も感じられない。

野田首相。独断と安易な決断主義による原発再稼動決定の即時撤回を要求する。ウラン鉱山労働者や国内の労働者の被爆と健康被害を押し付ける再稼動を断固拒否
する。そして日本が韓国やアジア諸国の未来への道しるべとなれるよう、原発のない社会を実現させることが、最良の政治選択であることを強く信じる。


大飯原発再稼動に反対する在韓日本出身者一同

Created by staff01. Last modified on 2012-06-13 11:38:15 Copyright: Default

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