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写真速報:関西電力大飯原発の再稼働ゆるさん! のべ約1000人が関電本社前に駆けつける(大阪)

関西電力本店前で抗議の声をあげるたくさんの声!

6月1日の大阪市中心部の関西電力本店ビル前(大阪市北区)。午後6時を過ぎると、続々と人が集まり始めた(写真)。

マイクでしゃべる人、手作りのカードを持ってサイレントアピールする人、車いすの人、子連れの親子、関西に避難して来たという人、あっという間に、関西電力本店ビルの周りは、政府の「大飯原発再稼働」のニュースを見て駆けつけた人でいっぱいになった。20代30代の若者の姿が目立つ。大阪市をはじめ、関西各自治体の首長が、大飯原発再稼働容認ととれる発言をしているが、それでも、ここへ来ている人は、誰もあきらめていない。みんなが真剣に声をあげようとしている。

TwitNoNukes大阪など、複数のグループによって、インターネット上で抗議行動が呼びかけられた。いまや、参加のツールは、ツイッターやニコニコ動画、フェイスブックなどのインターネットメディアが主流である。

「再稼働反対!」「再稼働反対!」「地球を守れ!」「原発いらない!」。参加者の地声でのコールが続く。中心的になってインターネットで行動を呼びかけたグループは、マイクでの労組活動家の演説や、シュプレヒコールをしない。違った方法論を工夫しようとしている。ほかにも、手作りのドラムデモや、女性が運営の中心となる「女子デモ」、サウンドデモなど、大阪・京都・神戸など関西圏では、多様な小さなグループによる行動の方法論が試されてきた。ここでも、現場に駆けつけてきた一般の参加者とともに、どのような運動をつくるか、という問題意識が見える。残念ながら労働組合の行動の旗は少数派だった。

参加者一人ひとりの熱気はすごい。通りがかった地元の男性に声をかけられた。「マスコミはなんで報道しないんや? 俺はどこの組織にも所属してない人間やけどな、こんなにいっぱい来ているのに、なんであんたら報道しないんか!」

これまで十数回以上、現場での抗議行動に参加してきたというミュージシャンの中川敬さん(ソウルフラワー・ユニオン)のコメントをもらった。「毎週のようにずっと参加しているけれど、今日が一番来ている人数が多い。いま、『東京電力放射能汚染事件』の原因と責任を追求してゆくことが、もっとも最重要だと思う。たとえ、このまま大飯原発が再稼働しても、いまのこの声を大きくしてゆくこと」

夜遅くまで、現場では、ずっと抗議する人の声と、交流は続いていた。

報告・写真:木村ジョウ(レイバーネット関西レポーター)


Created by vein2. Last modified on 2012-06-02 23:31:01 Copyright: Default


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