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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガNO.1472〜大飯原発の事実上の再稼働に抗議する
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1472】
2012年5月31日(木) 地震と原発事故情報
                          転送歓迎
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★1.再稼働 関西連合が事実上容認−残念!腰砕け!
   大飯原発の事実上の再稼働に抗議する
                  柳田 真(たんぽぽ舎 反原発自治体議員・市民連盟)
★2.安全軽視 無責任歩み寄り―政府と自治体
                                           (東京新聞5月31日より抜粋)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇6/13「原発震災事故取材の現場から―ドイツテレビ(ZDF)取材班と共に」
                                岩波セミナールーム 岩波アネックスビル3階
  ◇6/24「森になるサロン」ビデオ上映会&フリートークVol.2
                                         麹町区民館・洋室B
★4.毎日新聞(5月25日)「ひと」より
   福島原発の避難者を追ったドキュメンタリー監督 松林要樹さん
★5.<テント日誌5/27(日)
   ―経産省前テントひろば260日目 稼働原発ゼロ22日目>
   大飯原発再稼働阻止、福井・全国集会へのバスツアーの案内発送
   小浜・おおいの連続交流会、福島の女性たちの話が若狭に響く
━━━━━━━
※6月3日(日)「いのちが大事  今なぜ再稼働?  ふくいでつながろう」
 の緊急集会が開催されます。12:00から14:30、福井市中央公園にて。
 「経産省前テントひろば」とたんぽぽ舎、再稼働反対全国実行委は、参加しま
す。6月2日(土)夜10時のバス、3日(日)朝の新幹線(東京駅7:33ひかり)
詳細は次号にてお知らせいたします。

☆5/30(水)発行のナンバーに誤りがありました。
 5/30発行分は【TMM:No1471】に訂正し、本号を【TMM:No1472】とします。
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┏┓
┗■1.再稼働 関西連合が事実上容認−残念! 腰砕け!
 |  大飯原発の事実上の再稼働に抗議する
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎 反原発自治体議員・市民連盟)

 関西連合(京都、滋賀、大阪、兵庫など)が、30日大飯原発3、4号基の再稼
働を条件付きで、事実上容認する声明を発表した。残念だ。腰砕けである。
 住民の安全を守るはずの自治体が政府と関電のごまかし、インチキの「電力不
足説」に屈したともいえる。
 福島原発事故で効果が証明された免震重要棟もなし、ベントもなし、つまり安
全が確保できていない原発だというのに。それで再稼働を了承するなんて。

 あとは、福井県の原子力安全専門委員会と福井県知事がカギになる。
福井県の安全専門委員へのハガキその他の働きかけは、一定の効果を表している。
(傍聴した人の感想から)

福井県知事は、曲者だが、働きかけてみよう。
東京では、首相官邸へ、4大臣(+仙谷)へ抗議の声をぶつけよう。

 ・5月30日(水)、31日(木)の首相官邸前緊急行動に引き続き、
 ・6月1日(金)18:00〜20:00 官邸前行動に参加しよう
                   主催:首都圏反原発連合有志
 ・6月4日(月)18:30開場、17:00開会〜21:30
        於:スペースたんぽぽ
                「再稼働阻止、東電料金値上げ反対」決起討論集会
        大飯が危ない!情勢認識、行動方法をみんなで討論
               資料代:500円     参加歓迎


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┗■2.安全軽視 無責任歩み寄り―政府と自治体
  └──── (東京新聞5月31日より抜粋)

 関西電力の大飯原発の再稼働問題は三十日、大きく動いた。これまで慎重姿勢
だった関西広域連合などの地元自治体が軒並み柔軟姿勢を表明。呼応するように
政府は野田佳彦首相と関係三閣僚との会合を開いた。再稼働を目指しながら決断
を避けてきた政府。再稼働に同意して批判を受けるのも、反対して電力不足の責
任を押し付けられるのも嫌う地元自治体。これまで距離があるように見えた両者
が「猛暑前の再稼働」というタイムリミットを前に、出来レースだったかのよう
に歩み寄った。(城島健治)(中略)
 政府側は「福井県の同意なく再稼働すれば、政権に致命傷になる」(政府関係)
と判断。どちらが一義的な責任を取るかにらみ合いが続いていた。
 一方、大阪市の橋下徹市長をはじめとする関西広域連合の首長らは、再稼働に
慎重な発言を続けた。細野豪志原発事故担当相が初めて広域連合の首長らに再稼
働に向けて理解を求めた十九日には、慎重論や政府への批判が吹き荒れた。連合
長の井戸敏三兵庫県知事は会合後、記者団に「政府が出した判断は受け止める」
と表明した。
 最大の理由は、七月二日から関電管内で始まる二〇一〇年夏比15%程度の節
電要請期間が迫っているからだ。政府や関電が説明する通り「フル稼働には六週
間かかる」なら今週中に決めなければ遅い。首長たちは計画停電などの事態にな
り市民生活に影響を出し、批判を受けたくない。これまで慎重論を唱えてきたが、
再稼働せずに夏を迎えるのは避けたいという思いがのぞく。「猛暑前ありき」だ。
(中略)
 政府と自治体。住民の安全を守るはずの存在が、ともに無責任体質をさらけだ
すような形で、再稼働が既成事実化しようとしている。


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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────

◇演題「原発震災事故取材の現場から―ドイツテレビ(ZDF)取材班と共に」
 講師  西里扶甬子 氏 ドイツテレビ(ZDF)東京支局プロデューサー
 日時 6月13日(水)午後7時〜9時(6時半開場)
 場所 岩波セミナールーム 岩波アネックスビル3階
    (神保町交差点 信山社 岩波ブックセンターのビル3階)
 参加費 500円
 主催・問い合わせ 風下の会/すいれん舎
 下記にお問い合わせ下さい。
  電話 050-3536-7600、FAX 03-5259-6070 土日夜間は03-5259-6060
  e-mail: kazashimo@hotmail.co.jp


◇「森になるサロン」ビデオ上映会&フリートークVol.2
 上映作品「ザ・カップ―夢のアンテナ」(予定)

  1999年/ブータン・オーストラリア合作。監督・脚本:ケンツェ・ノルブ、
  「1998年、インドにある亡命チベット僧たちが暮らす僧院で、若い修行僧
   たちの関心は、もっぱらサッカーのワールドカップだった。
   そんなある日、僧院に2人の新入りが、チベットから亡命してきた‥」

 国の憲法で国土に森を残すことが定められている幸せの国ブータン。その
 ブータンから帰国したばかりの方からの報告も交渉中です。ご期待下さい。

 日 時:6月24日(日)14:00〜16:30
 場 所:麹町区民館 洋室B
    (半蔵門駅・麹町駅より徒歩3分。「あめつちの会」で案内掲示)
 参加費:1,000円(バラの紅茶つき)
   (参加費は会場費、お茶代などに充てます)
 主 催:森になるサロン・河野秀海 メール shukai755@msn.com


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┗■4.毎日新聞(5月25日)「ひと」より
 |  福島原発の避難者を追ったドキュメンタリー監督 松林要樹さん
 └────

 静かに心を揺さぶる作品になった。福島第1原発事故により避難を強いられた
福島県南相馬市の人々を追った「相馬看花(かんか) 第一部・奪われた土地の
記憶」。避難所に泊まり込むなどしてお年寄りらの苦境に寄り添い、その映像を
淡々と紡いだ。「極端な悲劇でも美談でもない、被災者のありのままのたたずま
いを見せたかった」(中略)

 映画監督を志したのは高校生の時。大学時代にアジアや中東を一人旅した。
その道中、インドの安宿で私は彼と出会った。「あの旅で、人間のむき出しの
『生』を自分の視点で映像に残したいと強く思った」という。(中略)

 製作中の「相馬看花」第2部は、相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(のまおい)
」に焦点を当て、馬と人間の関係を探る。「馬が家族同然に大切にされてきた歴
史もひもとき、本当の豊かさとは何かを問い直したい」


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┗■5.<テント日誌5/27(日)
 │  ―経産省前テントひろば260日目 稼働原発ゼロ22日目>
 │  大飯原発再稼働阻止、福井・全国集会へのバスツアーの案内発送
 │  小浜・おおいの連続交流会、福島の女性たちの話が若狭に響く
 └────(Y・T)、(Q)

5月27日(日)晴れ。汗ばむ程の暑さだが、初夏の風が心地よい。
 今日は朝から、日比谷図書館のセミナールームを使って、大飯原発再稼働阻止、
福井・全国集会へのバスツアーでの参加案内の発送作業。
 朝から町内会の用事を済ませて遅れて正午頃到着すると、15人ほどが4つの
テーブルに分かれて作業中。テントのメンバーにたんぽぽ舎からも加わって、盛
り上がっている雰囲気である。その後ツイッターデモに参加で2人抜けると入れ
替わりに2人が新たに参加。賑やかな中でも、手を休めることなく作業ははかど
り、午後2時半頃終了した。

 この案内は、これまでテントを来訪された方々で、来訪者名簿に記入されてい
るうち、住所のわかる方々への発送である。名前の1文字が不明の方にもそこが
黒丸になって発送されているがその事情を斟酌いただいて、ご了解をお願いして
おきたい。

 呼びかけ文、福井県民会議の対応と大飯原発再稼働をめぐる状況、参加申し込
み書と参加要項、参加費用&カンパの振り込み用紙、たんぽぽ舎のチラシが同封
されている。29日にはテント全体会議、6月4日には討論・決起集会、9日は
首相官邸ウォークと積み重ねながら、大結集を実現し、再稼働をあくまで阻止す
る福井・全国行動を大成功させたい。(Y・T)

─────
おおい総合運動公園テントより 27日 朝 5日め

 「原発設置反対小浜市民の会」主催の福島の女性との交流会は、椎名さん、黒
田さん、木田さん、森園さんなど福島の女性たちを初め、関西の活動家、東京の
タンポポ舎の面面、プラント技術者の会そして、経済産業省前テントひろばから
と多彩な支援活動集会ともなった。毎日新聞福井版27日朝刊で報道されている。

 40人以上の参加者のなかには、中嶋哲演さんほか二人の僧侶の姿もあった。
小浜市会議員、元労組、元民主党員など政治家魂を失わぬ意気さかんな男性たち
が、福島の女性たちの体験談に聞き入り、3・11以降の事故・災害の真相に深
く打たれた様子だった。福島の女性たちひとり、二時間でもたりない話術の持ち
主たちだが、地元の原発依存のやむにやまれぬ民意を慮りそれぞれ饒舌を控えられた。

 椎名さんは、かんしょおどりを能のパントマイムにふりを変え、自分を殺すよ
うに、伊達市の詩人、久間カズコさんのひばく詩を朗読された。米軍の兵士にも
伝わるような芸能の可能性を考えさせられた。しかし、また泣いたのは、福島の
女性たちこそだった。あの事故以前の美しい風土がここにあり、過去の自分がこ
どもたちが、そして男たちがここでよみがえるからだ。
 本当に、夏の暑さの中で、冬の寒さを実感することはできない。さらに原子炉
を実感で知ることは永遠に不可能だろう。

 「もうひとつの住民説明会」に関しては、福井、朝日、毎日、読売で新聞報道
されている。こちらはSさんがビデオ収録済み。五人の福島女性、朴さん小林さ
んのお話は、価千金でした。
 あるおおい町男性はこう語っています。「原電への懐疑は村八分になりました。
3・11から変わりましたが真実の生の声は重みが違います。事故の恐ろしさが
実感できました」
 さらに、翌月3日には、中沢新一、高橋源一郎などが、おおい民俗誌の重要性
を訴えるフォーラムを小浜市で開きます。

 また、槌田東大裁判の証人となった武田教授は、「おおい原発は震度7に耐え
なくてはならず、目先の雇用問題にかかずらわっている場合ではない」というメ
ッセージが福井新聞で報道されています。
 おおいの未来は再稼働阻止からです。しかし、まだ多くの地元住民、ことにお
おい町の人々は、関西電力の核開発推進派に抵抗できないようです。まだはじま
ったばかりです。おおいを宜しく! (Q)

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