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〔レイバーネット国際部発〕
中国にあるパナソニック電工系列の企業で実施された組合の役員選挙の報道の翻訳です。原文ページに選挙の模様を報じた映像があります。見たことのない方で興味のある方は見てみてください。

親資本は旧株式会社オームズ。現在はパナソニック エコソリューションズ電材三重株式会社という会社に統合されています。

パナソニック エコソリューションズ電材三重株式会社
http://www2.panasonic.co.jp/es/pesemm/

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深セン市で進む労組役員の直接選挙
欧姆電子(深セン)有限公司労組で新執行部選出

原文および選挙の模様を報じたニュース映像
http://www.chengbiancun.com/2012/0528/23221.html

欧姆電子深セン有限公司〔パナソニック系列の100%資本〕では、5月27日に組合委員長の直接選挙が実施された。市総工会の担当者によると、企業内組合の委員長を直接選挙で選出するということは「組合を『職員大衆組織』という本来の姿に戻すこと」であり、労組委員長を経営側が指名して決める状況が多く見られたが、そのような状況を転換し、労働組合が正常な機能を発揮できるようにすることだという。

欧姆電子有限公司で5月27日に開催した職員代表大会で組合役員の直接選挙を実施した。(候補者の)演説や投票など一連のプロセスを経て、新執行部(組合委員会)を選出した。製造部の超紹波科長が委員長に当選した。

今年3月、賃金制度と福利厚生に不満をもった職員らが、賃上げや福利厚生、休暇制度の改善、労組執行部の一新等12項目の要求を提出した。市、区、町内の三階層の労働組合がこれを重視し、検討した結果、「労働組合法」「労働組合規約」にのっとり、民主的選挙方式によって欧姆電子有限公司労働組合の役員改選を実施することにした。

4月はじめに会社内で労働組合準備会を結成し、法律に従い役員改選業務計画を制定し、7つの生産部門ごとの分会で無記名投票で分会長と75人の組合員代表を選出し、これらの代表が14人の組合員委員会の候補者と4人の会計監査委員会候補者を選出。労組準備会の審査を経て(直近の上部組織にあたる)町内総工会に申請した。

現在のところ深セン市内には1000人以上の重点企業は754社あり、230万人の労働者を包括している。これは市の総工会の組合員数の三分の一にあたる。今年、役員改選の年にあたる企業は163社あるという。深セン市と区の2段階の労働組合があらかじめ関与することで、労働組合法に基づいた厳格な民主的プロセスの履行を通じて、組合委員長の指名権、決定権を組合員大衆に保障し、組合員による直接の指名と決定で組合委員長を選出することにチャレンジする。


Created by staff01. Last modified on 2012-05-29 11:20:45 Copyright: Default

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