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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.1427〜米議員が「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1427】
2012年4月19日(日) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島第1原発は非常に危険、燃料棒について警鐘。燃料プールが危ない
    米議員が「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送ったとの記事
                       (たんぽぽ舎 山崎久隆)
★2.原発再稼動 緊急性証明を。滋賀・京都7項目の政策提言
                     (東京新聞 4月17日夕刊)
★3.相良軟盤の上に建つ浜岡原発よサヨウナラ
    浜岡再稼働は許しません〜浜岡ツアーに参加して  (渋谷りつ子)
★4.お礼:たんぽぽ舎へマイクの寄贈       (たんぽぽ舎 柳田)
★5.<テント日誌4/16(月)―経産省前テントひろば219日目―>
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◇誤字の訂正:4/18発行(TMM:No1426)に誤字がありました。訂正しておわび
 します。(誤)仙石、(正)仙谷
◇4/21(土)開催の「武藤類子さん車座のつどい」、講演後の交流会に参加希望
 の方は、人数把握のため必ずメールをお送りください(TMM:No1424参照)。
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┗■1.福島第1原発は非常に危険、燃料棒について警鐘。燃料プールが危ない
 │   米議員が「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送ったとの記事
 └────(たんぽぽ舎 山崎久隆)

 東洋経済オンライン http://www.toyokeizai.net/ に、極めて重要な記事が
 掲載されました。東洋経済の岡田広行記者の記名記事です。
 この情報を拡散して下さい。

 以下、要約します。
 〜〜〜〜〜
 表題:福島第一原発4号機の危機的状況を米上院議員が指摘、「国際的支援
 を仰げ」と駐米大使に書簡を送付」

 要旨
 4月6日に米国ロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州選出)が福島
 第一原発を視察、それに基づき16日に「危機的状況を回避するために日本が
 国際的な支援を要請すべきだ」とする書簡を藤崎一郎・駐米大使に送付した
 ことを、自身のホームページで公表。

 米上院エネルギー委員会所属のワイデン議員は、同趣旨をスティーブン・
 チュー・米エネルギー庁長官、ヒラリー・クリントン国務長官、グレゴリー・
 ヤツコNRC委員長にも送っているという。
 ワイデン議員が特に問題視しているのは4号機の使用済燃料貯蔵プールで、
 再び大きな地震が起きた場合に重大事態になる可能性があると指摘。

 ワイデン上院議員のホームページに掲載されたニュースリリースは下記URL。
 http://www.wyden.senate.gov/news/press-releases/after-tour-of-fukushima-nuclear-power-station-wyden-says-situation-worse-than-reported
 〜〜〜〜〜(要約ここまで)

 原発の再起動どころでは無い、重大事故がまだ福島で起こりえるのです。

 福島第一原発周辺では、ここ数日もマグニチュード5クラスの地震が頻発し
ています。4号機が倒壊したり、冷却不能状態が長時間続けば、再度大量の放
射能放出事故になります。東電は福島第一原発2号機にロボットカメラを入れ
て「重大な損傷は見つからなかった」などという脳天気な記者会見をしていま
すが、到底そんな悠長な状況ではありません。日本のメディアも東電や保安院
発表ばかりを追うのでは無く、福島第一原発の危険な状況を伝える必要があり
ます。

 今や、その危険な原発の20キロ間際にまで帰還し始めているのです。本当に
それで良いのですか。


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┗■2.原発再稼動 緊急性証明を。滋賀・京都7項目の政策提言
 └────(東京新聞 4月17日夕刊)

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼動問題で、福井県に
隣接する滋賀県の嘉田由紀子知事と京都府の山田啓二知事が十七日、京都市で
記者会見し、七項目にわたる原発政策の提言を発表した。恒久的な対策ができ
ていな段階での安全性の説明、福島の事故調査が終わらない段階で稼働する緊
急性の証明などを盛り込んだ。十七日午後にも政府に申し入れをする。

 提言は、「国民的理解のための原発政策への提言」と題し、再稼働に「現時
点では安全性や必要性について国民の理解は不十分」と表明。両府県を、事故
が起きれば立地地域同様に被害を受ける。『被害地元』と明記した。
 その上で ◎原子力規制庁の早期設置 ◎老朽化した原発の廃炉計画など脱
原発依存実現の行程表づくり ◎使用済み核燃料の最終処理体制の確立」の見
通しを示すように求めた。
 このほか、福島の事故原因の解明や電力需給状況に関する資料の公表など情
報の徹底的な公開を要望した。(後略)


┏┓
┗■3.相良軟盤の上に建つ浜岡原発よサヨウナラ
 │   浜岡再稼働は許しません〜浜岡ツアーに参加して
 └────(渋谷りつ子)

 14日早朝冷たい雨の降りしきる中9名の皆さんと出発。私は初めての参加
で、興味深々。少し浜岡のことを知りたく一緒させて頂きました。余裕で11時
からの浜ネット(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)総会に。たくさんの詳
細な資料が手渡され助かりました。その資料をもとにですが、昨年5月14日に
浜岡原発前首相の要請により全停止。その内の1〜2号機は廃炉決定(ヨカッ
タ!)6号機増設は白紙(ヨカッタ!)問題の3・4・5号機を中部電力は再
稼働をめざしている。防潮堤というのを建設中であるという事は報道で知って
いたけれど、浜岡は日本一危険な原発として停止されたのではなかったのか?
しかも想定される東海地震の震源域の直上にあるというのに。全廃炉になるべ
き原発が何故そうなるのか?それは原子力安全保安院が「2年程度」とした停
止期間の2年目に入るからだそうですが…。えッ!!2年程度というのは何を
持って2年なのかな?ようするに津波対策の防潮堤をせっせと建設して今年に
は完成予定だかららしい。

 しかし今年3月に内閣府有識者会というのが、南海トラフ地震想定を震度7!
津波高さ21メートルと変更。これまでの中部電力の18メートルT・Pは万全
の防潮堤建設は根拠を失う訳ですが、…!16キロメートルもの長さの囲い防
潮壁の高さをいくら高くしようが肝心の地盤が砂と泥の塊の相良軟盤です。地
震がきたらこんな物は何の意味をなさないと思うのです。原発周辺を散策して
みて、遠く180度駿河湾を望み素晴しい眺望でその砂浜ぞいの近距離に原発
がありました。四角い砂と同じ色をした箱が4個ゴチャゴチャと立ち並んでいる。
(5個は見えなかった)。白い風呂屋の煙突のようなのが3個空に突き出してい
るのが排気筒。海岸の砂地に立つ原発、危険極まりないです。

 午後は広瀬隆氏の講演会に出席。福島の事故後を追った海洋汚染を示した
SPEEDIを映像で見ることができた。ほぼ日本全域と太平洋を覆ってゆくさまは
衝撃です。日頃、いつも知りたい、どうなっているのだろうか考えたりしてい
た(このデータは海外の調査で日本では発表されていない)福島の原発はいつ
爆発してもおかしくない状態、私たちはもっと危機感を持つようにと訴えられ
る姿に人類全体を見据える厳しい視点が、いつもこの方のお話しにはある。地
球が回っていること。大地はたえず変動していること。時として人はそれを忘
れてしまう。もっと想像力を働かせなさいと言っているのですね。感銘!!

国は一時しのぎ曖昧にしつつ、再稼働をねらっているのは狂気政治の何もので
もない。そんなことより、使用済み核燃料をどうするか考えるべきです。首相
をはじめそのメンバーは精神科を受診なさったらいいのではないかと冗談では
なく思う。

 夕方、広瀬さんを囲んで浜ネットのメンバーの皆さまと交流会。印象に残っ
たのは、今 、大事なことは党派や派閥は関係なく、ひたすら原発反対の人と
意を同じくし共に再稼働反対、廃炉に向けやっていきましょうという意見が話
されたことです。右寄り左寄りもない協力態勢を気に入る入らないもない一致
態勢をとりましょうということです。賛成です。

ツアー参加して感想
 浜岡原発をこれまでより身近に感じたこと。東京にも危険が及ぶという実感
です。これからは、浜岡を注視し再稼働させないために頑張っている皆さま
及びたんぽぽ舎にお礼申し上げます。


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┗■4.お礼:たんぽぽ舎へマイクの寄贈
 └────(たんぽぽ舎 柳田)

 4月18日(水)たんぽぽ舎へボランティアにみえたKAさんから
 “たんぽぽ舎で役立てて下さい”として、新品の小型マイクの贈呈をうけま
 した。たんぽぽ舎が最近、多くのデモやツアーに出ていて、マイクの消耗が
 激しく、音声も悪くなっているのをみかねて、SOSの意味の小型マイクの
 贈呈とうけとめました。

 ありがたいことで、大感謝してうけとりました。
 次のデモ・集会のとき、この新品の小型マイクは、きっと便利で(特に
 ツアーの時など持ち運びしやすい)大きく活躍することでしょう。


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┗■5.<テント日誌4/16(月)―経産省前テントひろば219日目―>
 │   集団ハンスト・記者会見準備への慌ただしさと高揚感
 └────

 4月16日(月) 晴れ。
 いよいよ明日からの集団ハンストに向けて、テントの中は慌ただしさと
ちょっとした高揚感が漂っている。次々とむしろや法被・鉢巻きが届き、借り
入れのパイプ椅子なども、運び込まれる。看板を立てたり、筆書きのハンスト
宣言の掲示を用意したりと、準備が進んでいく。
 各新聞社等、メディア関係者への電話がけや、逆に記者やTV局からの問い
合わせ電話がかかってきたりと、電話が止むこともない。
 そこへ福井〜大飯へと行ってきたメンバーも帰ってきて、大飯原発監視テン
ト近くでの海釣りの話を聞いたりもする。
 慌ただしくバタバタとしていても、明日からハンストに入るメンバーは、と
くに構えるわけでもなく常日頃と変わることなく動き回っている。

 椎名さんから福島での新しいニュースを聞く。先日の女性達の会合で目を見
張るような動きが出てきたそうである。これまで放射能から子どもを守るとい
う一点で結びあい、反=脱原発へと踏み出していくことには躊躇し、一歩引い
ていた若い母親達が、この間の大飯原発再稼働の動きを見る中で、一気に、み
んなで大飯に行こうということへ踏み出した、ということであった。現実は急
速に人々を教育し、変えていくということの実感。

 夜、明日からの集団ハンスト行動、記者会見に向けて最後の打ち合わせ。
明日は是非盛大な初日としていきたい。ハンスト登録申し込みも一気に増えて
きた。

 【カンパのお願い】
  4/17〜5/5の長期間集団ハンスト行動のために、また大飯原発監視
  テント支援のために、カンパを訴えます。
  郵便振替口座  00160−3−267170
  ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
  口座名義:経済産業省前テントひろば



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