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新宿痴漢冤罪自殺事件_警視庁は証拠画像300枚を提出。
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2012年3月6日、東京地方裁判所、709号法廷で、新宿駅痴漢冤罪憤死事件の第五回高等弁論が行なわれた。

原告、原田尚美さんの代理人、清水勉弁護士は昨年8月から、原田さんの息子である 故・原田信介さん(当時25)が痴漢をしてる所が撮影されている防犯ビデオの提出を求めて来た。(警察はその防犯ビデオを信介さんが痴漢をした証拠として送検した) 被告、東京都(警視庁)は長く出し渋っていたが五回目の法廷でようやく提出された。

ただし、動画ではなく、画像による提出で、しかもその枚数は300枚にも及ぶと言う。(動画で出した方が手間が省けるのにと、思われるでしょうが、その謎は後で解ります)

裁判報告会で、清水弁護士は「痴漢被害を受けたとした女性と、原田さんを暴行した男性二人の全身写真とバスト・アップの写真もある!」と宣言した。 傍聴の為に集まった支援者達は、信介さんを痴漢扱いした若者達の姿が突如、現れた事に驚きの声をあげた。

しかも清水弁護士は「この女性と男性の画像は目撃者の証言とは食い違っており、別人の可能性がある」と分析し、報告会は騒然となった。

被害者女性の書いた被害届も原田さんの死後2ヶ月後に出されており、犯人が死亡した事が前提になっていない供述内容で捏造ではないか、と清水弁護士は指摘した。

300枚の画像も、当初から請求し続けて来た「痴漢証拠ビデオからの撮影」とは違う可能性が高いと言う。

裁判の基本、調書、被害届け、証拠、の三種の神器がねつ造かも知れない。 ブログで「遅々として進まぬ裁判に苛立ち」と原田さんが嘆いていたこの裁判は、急展開を見せた。

  2012 3 8 報告 上田 眞実(写真は清水勉弁護士)Twitter @irakusa


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