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報告:8.15終わらない戦争「慰安婦」被害者に謝罪と賠償を!

8月15日、第1035回韓国水曜デモに連帯する世界同時アクションの一環として、東京では「映画上映会」と「ちょうちんデモ」を行いました。亡くなった「慰安婦」被害者たちに思いを馳せ、この問題の1日も早い解決を求める行動です。この日はまず、日比谷図書文化館に約300人が結集し、ドキュメント映画「終わらない戦争」(金東元監督)を鑑賞。続いて、梁澄子さん(「慰安婦」問題解決全国行動2010共同代表・写真下)が講演し、国内外からの様々なアピールが公表されました。その後、参加者一同で「声明書」を採択し、銀座方面へ「ちょうちんデモ」を実施。右翼の妨害を跳ね返し、デモは最後まで貫徹されました。その際、沿道の人々に配布した団扇に書かれたアピール文(一部)は、以下の通りです。


    <日本軍「慰安婦」制度って?>
アジア太平洋戦争中、日本軍は侵略したほぼすべての地域に慰安所を設置し、植民地にしていた朝鮮半島や台湾、現地の女性を「慰安婦」にしました。性病予防が軍の目的の1つだったので、性経験のない10代の少女たちが多くいました。「学校に行ける」「いい仕事がある」と騙されたり、軍や業者に拉致されて慰安所に連行された女性たちは、逃げることもできません。その日々が強制的なものだったことは、日本政府や裁判所も認めています。敗戦後は置き去りにされ、心身に傷を抱え、貧困のなかで生きてきた女性たちが、やっと被害回復を求めることができたのは、1990年以降のことでした。
     <被害回復にとって大切なこと>
あなたが性暴力被害にあったら、その苦しみから回復するために、何が必要だと思いますか? 事実が明らかにされ、真摯な謝罪と補償を受け、加害者は処罰される・・・そんな当然のことを「慰安婦」にされた被害者も求めています。さらに、「慰安婦」制度は、国際的には「性奴隷制度」とよばれ、日本軍による国家ぐるみの犯罪でした。二度と同じ過ちを繰り返さないために、日本の歴史の一部として事実を教科書や博物館に正確に記して伝えていくこと、それは「二度と自分と同じ被害が起きないように」と願う被害者にとって、とても大切なことなのです。

第1035年韓国水曜デモの日に
戦時性暴力問題連絡協議会/日本軍「慰安婦」問題解決全国行動2010

報告:佐藤和之(川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会)

↓亡くなった被害者の名前を書いたちょうちん


Created by staff01. Last modified on 2012-08-16 15:05:44 Copyright: Default

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