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新聞「押し紙」問題を社会的にひろめていこう!
名誉毀損裁判と販売店「押し紙」被害・言論妨害を考える、集会・連続行動

2月28日(火)東京高裁で、新潮社・黒藪さんに対して読売が「押し紙」記事につい て名誉毀損を訴えた裁判の判決があり、残念ながら敗訴した。判決は読売新聞社側の 主張を一方的に認める不当なものであった。

3月1日(木)には明日最高裁で別の読売「押し紙」名誉毀損裁判の口頭弁論を控えて 「『押し紙』問題と言論妨害を考える集い」が文京シビックセンターで開かれた。主 催は出版労連と全印総連で50名が参加した。

内容はこの間の「押し紙」関連の裁判を担ってきた弁護団と裁判を争うジャーナリス トの黒藪哲哉さん(出版労連・出版ネッツ)、毎日新聞・関町販売書元所長の石橋護 氏(全印総連・合同支部)報告で、フリージャーナリストと新聞販売店店主からの新 聞「押し紙」の問題を解き明かすものとなった。

はじめに、九州での「押し紙」裁判を弁護し黒藪さん、石橋さんの裁判もたたかう弁 護団より一連の裁判の経過報告があった。

次に黒藪さんから、巨大新聞社が一ジャーナリストに対して3度も高額な賠償金を請 求して、口封じをしようとするあり方に対して、言論機関である組織としての死を宣 告したようなもので、社会的に許されるものではないと指弾し、また不正な判決に対 して裁判官をチェックして今後検証していくと語り、いっそうたたかっていくことを 表明した。

石橋護さんからは、毎日新聞の関町販売所の経営について新聞社から「補助金」等が 説明なく減額されつづけて、負担になったため「押し紙」を拒否したところすべての 補助金がカットされ結果として経営が破綻し販売的を潰され損害賠償を求めている、 現状を語り。新聞社と販売店は対等ではない、新聞社のいうことを聞かなければなら ない、実態としては労働者的なもので、労働組合やジャーナリストの力を借りてたた かっていきたいと語った。

3月2日(金)には読売新聞「押し紙」名誉毀損裁が最高裁判所小法廷で10時半から口 頭弁論がひらかれた傍聴支援をおこなった。始まる前に8時ごろから最高裁判所西門 前で弁護団・出版労連で宣伝行動をおこない主に職員たちにむけて「押し紙」問題に ついてのビラを配布した。最高裁の判決は3月23日となった。今後ともご支援、ご 注目願います。(T.A)

注:「押し紙」とは新聞社が販売店に購読者のない部数の新聞を押し付けるもので「 残紙」と称してもいる。販売店が受け入れを拒否して裁判も起きている。


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