フランスの10.15ストップ原発デモ
10月15日の土曜日、「ウォールス街を占拠せよ、世界
同時アクション」と同じ日に、フランスではレンヌ、
ボルドー、トゥールーズ、ストラスブールなど7都市
で反・脱原発デモが行われた。とりわけレンヌ市は20
000人以上を数える動員。ノルマンディー地方やパリか
らも貸し切りバスで反原発団体や市民が大勢乗りつ
け、がブルターニュ地方の音楽や、ドラムに合わせて
行進した。
脱原発を求める緑の党(EELV)や反資本主義政党(NPA)
も、2012年4月〜5月に行われる次期大統領選の候補者を
筆頭に、このデモに参加した。大統領選で社会党候補
者が勝つためには、緑の党との同盟が必要となる。こ
れまで原発推進派が優勢だった社会党に、次期大統領
選では脱原発と再生エネルギーへのシフトが重要な焦
点であることを、緑の党は訴えていく姿勢だ。
おりしも翌日の16日(日曜)には、社会党の大統領
選候補者選挙の第二次投票が行われ、フランソワ・オ
ランドがマルティーヌ・オブリーを破って当選した。
脱原発を提唱したオブリーに対して、オランドは電力
の原発への依存率75%を2025年までに50%に抑えるとい
う提案で、脱原発にはほど遠い。このビジョンを変え
させるには、脱原発派の市民がさらに有効に運動をも
りあげていくことが必要とされる。 (飛幡祐規)
ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=MtX-NYnPRWM
スライドショー
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Last modified on 2011-10-17 11:59:03
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