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国労バッジ闘争、故辻井義春さんの遺志を継ぎ、妻まゆみさんが闘いを継続!

 10月5日、元JR職員故辻井義春さんへのバッジ処分の不当性を争う裁判が東京地裁で開かれた。(東京地裁民事11部 白石哲裁判長)

 この裁判は、昨年8月に交通事故で亡くなった辻井義春さん(元JR京浜東北線本郷台駅勤務)が、JR退職まで国労バッジを付け続けたことで受けた不当処分(最高で10日間出勤停止)が不当労働行為にあたり処分の取消を求めた神奈川県労働委員会命令(2010年1月)、中央労働委員会命令(今年2月)に対しJR東日本が不服を申し立て、東京地裁に提訴したものである。

 労働委員会命令は、JR東日本でただ一人国労バッジを付け続けてきた辻井さんの行動が正しかったこと、JRの国労差別が不当であることが証明したものであった。しかし、JRは「辻井さんの死去により、労働委員会命令は無効」などと主張し、自らの誤りを認めるどころかより正当化する行動に出たのだ。

 義春さんの闘いは、妻のまゆみさんが引継ぎ継続されることになった。まゆみさんは裁判後の報告集会で「私は主人がやっていたことは、絶対にまちがっていなかったと思います。私は、正しいことをやっていきたいと思います」と闘いの決意をしっかりと述べた。

 5日の裁判(弁論3回目)では、今後神奈川県労委に先行して勝利がかちとられた東京都労委命令(2008年3月)と同中労委命令(2010年11月)の分も併合して審理されることが決まった。

 裁判は、これから本格的な展開の局面に入る。多くの傍聴者による支援が求められている。(湯本雅典)

・辻井さんの国労バッジ裁判、次回は11月9日(水)午前10時15分〜 東京地裁527法廷

動画(YouTube)「まゆみさんの決意」


Created by staff01. Last modified on 2011-10-06 10:56:11 Copyright: Default

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