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LNJ Logo 都教委に抗議を!〜入学式での「君が代不起立」田中聡史さんに戒告処分
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根津公子です。


今日の都教育委員会定例会で、入学式での「君が代」不起立者(私の同僚だった田中
聡史さん)に対する処分(戒告)が決定し、と同時に都教委は処分書を持ってあきる
野学園に赴き、田中さんに処分発令をしました。

私の呼びかけに応じて駆け付けてくれた人15名と田中さんの所属する組合の役員が
傍聴した定例会の、公開部分が終わり、処分を決める秘密会になったのは10時50
分でした。

処分発令は最近、都庁や都研修センターに呼び出すのではなく、都教委の役人が学校
に行き、密かに渡すということが最近の傾向でしたので、私たちも監視のためにあき
る野学園に行きました。

1時20分に校長を訪ねると、都教委は処分書を田中さんに渡し、帰った後でした。

11時に出て1時に発令する旨、校長に電話をし、その通り行ったということでし
た。

10時50分から始まった秘密会で、10分後の11時には処分が決定されていた。
不起立だから即処分、どういう気持ちで不起立したかなど、委員たちは全く無関心で
質問もしなかったのでしょう。また、疑問に思ったのは、処分書をいつ作ったのか、
あらかじめ作っていたのか、という点です。処分書の作成は、手続きのルールに従え
ば、処分が決定されてからのはずです。予め処分書を作成しておいて、定例会にかけ
るなどというでたらめはあってはならないはずです。非常に疑問です。

そもそも、1分1秒を争って早くに処分発令をしなければならない理由はないはずで
す。1時という時間は、子どもがいる時間です。授業中に呼び出すなんて、非常識も
いいところ。1時55分に小学生が下校するまで待てなかった都教委の理由は何なの
か?疑問ばかりです。



皆さんにお願いです。いつもお願いばかりで申し訳ありませんが。

都教委に、処分に抗議する電話やFAXを入れてください。「田中さんへの処分に抗
議する。処分を取り消せ」の一言で結構です。

大勢の方処分のひどさを知り、それに抗議する声が、都教委の弾圧を抑える力となる
ことは、私は自分のことで実感しているので、皆様にお願いする次第です。



 私たちの会(河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会)が送った抗
議文を貼り付けます。





                              2011年5月2
6日

東京都教育委員会

教育長 大原正行様

教育委員長 木村 孟様

教育委員 内館牧子様 

瀬古利彦様 

竹花 豊様 

 

      河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会

国立市北1-1-6 多摩教組気付

               042−571-2921  Fax042-574-3093



       入学式での「君が代」不起立処分に対する抗議文

東京都教育委員会は本日の定例会において、あきる野学園教諭田中聡史さんの、入学
式での「君が代」不起立に対し、戒告処分を決定し、直ちにあきる野学園において、
田中さんに処分発令をした。

私たちはこの処分に対し、強く抗議するものである。

今年の入学式での不起立被処分者は全都で1名であるが、自身が行動には至らなくと
も、現場の教員たちの大半が、不起立処分を不当な弾圧と考え、都教委に対し強い怒
りを持っている。

ところで、これまで原子力発電について、都教委は文科省の方針通り、子どもたちに
国策にのっとり「安全神話」を垂れ流してきた。一方には、原発の危険性について警
告し、発電所の建設に反対してきた人たちが当初から存在していた。しかし、これま
で国やマスコミはその存在を隠し、また、学校教育も同様に、子どもたちにそれを知
らせない姿勢を取り続けてきた。

それにより、子どもたちは原発の危険性について知らされず、疑問さえ持たないまま
大人になり、そのことが日本の原発推進政策を容易にし、今回の原発事故を招いたと
もいえる。

そのことを都教委は反省すべきである。反省し、事故から学ぶならば、国策とは異な
る考えを子どもたちに知らせないなどという犯罪的な教育行政は止めるはずである。
「日の丸・君が代」についても、子どもたちに考える機会を与えず、意味も分からず
に「尊重」させるために、それに不都合となる「君が代」不起立・不伴奏教員を処分
するなどということは止めるはずである。

 ところが、またしても本日、不起立教員を処分した。組織が思考停止に陥っている
証拠だ。

都教委は、田中さんへの処分を直ちに撤回せよ。10・23通達を撤回せよ。

以上





抗議先を記します。



東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001東京都新宿区西新宿2−8−1

総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) :電話 03-5320-6733  

FAX 03-5388-1726

人事部職員課服務係(処分を発令する担当) :電話 03-5320-6792 

 

今日の教育委員会定例会は、報告事項を聞くだけでも、戦前の子どもの再生産を以下
にするか、ということばかりでした。この部分については、渡部さんから報告がある
と思います。

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写真=処分を決める都教委定例会の傍聴から締め出される根津公子さん(右)


Created by staff01. Last modified on 2011-05-26 20:36:06 Copyright: Default

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