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七生養護「ここから裁判」結審に、107名の傍聴希望者!

 2月22日、東京高裁で東京都立七生養護学校(現特別支援学校)「こころとからだの学習」裁判第9回控訴審の最終弁論が開かれた(東京高裁第二民事部 大橋寛明裁判長)。

 傍聴希望者は、107名(傍聴席98名)で、法廷は満杯であった。

 結審となる今日は、一審原告の最終陳述が行われた。日暮かをるさん(写真下)は、ご自身の七生養護学校での子ども達との関りを具体的に振り返り、都教委により弾圧された「性教育」の正当性を切々と訴えた。以下、最終陳述からの抜粋である。

・七生の教員たち多くが子どもたちにどうしたら「人と関わる力を太らせることができるのか」考えていたと思いますし、大事にしていたと思います。

・一審被告たちは「子どもの発達段階を無視している」と主張していますが、七生の教員たちがこのように一人ひとりの子どもに丁寧にかかわっていることを全く見ようともしてくれません。

・少なくとも今日の話は、法廷でするのではなく、2003年「不適切教育」「行き過ぎ教育」とレッテルが張られる前に、都議さんや、都教委の方たちに聞いていただきたかった。それが残念でなりません。

・七生の実践を封じ込めるのではなく、さまざまな思いの当事者や関係者を含め、話し合える門戸を開いていってほしいです。

 次回法廷(期日は未定)ではいよいよ判決が言い渡される。まともな判断を司法にさせるためには、さらに多くの法廷への結集が求められている。(湯本雅典)

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Created by staff01. Last modified on 2011-02-23 09:35:53 Copyright: Default

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