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デモクラシー・ナウ!〜傭兵に支えられたイラク占領のダウンサイジング
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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップロードをご報告するとと
もに、今週の注目トピックスをお知らせしています。

新着ストリーミング ********************************************
2010/8/3(火)  軍事から外交へ?  傭兵に支えられたイラク占領のダウンサ
イジング
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米国は8月末にイラクに進駐する米軍全戦闘部隊を撤退させ、2012年末までには
完全撤退する予定です。オバマ大統領は、こう語ります。「イラクでの米国 の
軍事行動は2010年8月31日に終了します。すでに多数の基地を閉鎖し、イラク政
府に引き渡しました。・・・テロリストの妨害にもかかわらず、米軍と イラク
軍の協力によって暴力事件の発生は数年来で最低のレベルです。来月から米軍の
任務は戦闘ではなくイラク治安部隊の支援や訓練に変わります。でも誤解 しな
いように。イラクでの任務は、軍人が率いる戦闘から文民が率いる外交へと変わ
るのです」。ジェレミー・スケイヒルは、この声明の欺瞞をことごとくあばき、
これはむしろ民間軍事会社に依存する占領のダウンサイジングだと言います。選
挙公約の実現と胸をはりますが、じつはブッシュ時代に決まったペトレイアス将
軍の計画を実行に移しているだけ。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20100803-1 (動画 12分)

ゲスト
*ジェレミー・スケイヒル (Jeremy Scahill) ジョージ・ポーク賞受賞の調査
報道ジャーナリスト。ネイション・インスティテュートのフェロー。ベストセ
ラーになった、Blackwater: The Rise of the World’s Most Powerful
Mercenary Army(『ブラックウォーター  世界最強の傭兵軍の勃興』)の著者。

字幕翻訳:田中泉/校正:大竹秀子 全体監修:中野真紀子


新着ストリーミング ********************************************
2010/9/1(水) 撤兵それとも恒久駐留? イラク米軍基地に数億ドルの投資を継
続 *********************************************

8月末オバマ大統領は、イラク国内の数百カ所の米軍基地を閉鎖し、イラクに引
き渡したと発表しました。しかし、イラク国内にはいまだに多くの基地が存続
し、バグダッドにあるフットボール競技場80個分という世界最大の米国大使館も
残ります。イラクの米軍基地について独立系ジャーナリスト、ジャッキー・
スーへンが制作したビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)の映像報
道をご覧ください。
つづきはこちら→  http://democracynow.jp/video/20100901-2 (動画 6分)
Enduring Presence独立ジャーナリスト、ジャッキー・スーヘンによるBig Noise
Filmsの映像報道。アルジャジーラ英語版の番組「エンパイア」 で放送されたもの
全体監修:中野真紀子

新着ストリーミング ********************************************
2010/9/1(水) 見えない戦争 経済制裁措置によるイラクの破壊
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7年以上に及ぶ米国の軍事占領は、イラクにさまざまな災禍をもたらしました。
しかしイラクへの攻撃が始まったのは20年前、米国の主導で国連安全保障理事
会がイラクに対する経済制裁措置を決議したときからです。1990年8月、サダ
ム・フセイン大統領のクウェート侵攻に対して発動された厳格な経済制裁措置
は2003年5月まで続きました。その後の軍事侵攻と占領の陰に隠れて見過ごされ
がちですが、この残酷な経済制裁措置はイラクの国民生活を徹底的に破壊した見
えない戦争でした。

つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20100901-3 (動画6分)

ゲスト
*ジェイ・ゴールドン(Joy Gordon) フェアフィールド大学の哲学教授。
Invisible War: The United States and the Iraq Sanctions(『見えない戦争
 米国とイラク制裁措置』)

字幕翻訳:大竹秀子/校正・全体監修:中野真紀子

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     今週の お勧めトピックス(英語のみ) 
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● ティム・ショロック:朝鮮戦争終結には北朝鮮との直接対話しかない
http://www.democracynow.org/2010/11/24/tim_shorrock_direct_talks_with_north
「死者を出した韓国の島への砲撃があったにしても、北朝鮮に対処するには米国
には1つの選択肢しかない」と30年以上も朝鮮半島問題を取材している調査報道
ジャーナリスト、ティム・ショロックは書きます。「北朝鮮政府と直接交渉し、
彼らの核兵器計画を終了する合意を取り付け、それから朝鮮戦争を正式に終わら
せる和平協定へと進むことだ」と。24日、北の砲撃で韓国側には新たに民間人の
死者2人がいることがわかりました。すでに兵士2人の死亡が確認されており、重
軽傷者も18人出たほか、民家数十軒も砲火に焼かれました。

● ガボール・マテ医師 ADHD いじめ そしてアメリカの幼年期の破壊を語る
http://www.democracynow.org/2010/11/24/dr_gabor_mat_on_adhd_bullying
注意欠陥多動性障害(ADHD)や他の精神障害と診断される子供たちの数が急増し
ており、先例のないほど多くの子供たちが薬剤治療に頼るという現象が起きてい
ます。しかもこれらの薬剤が子供たちに及ぼす長期的影響はわかっていません。
カナダ人医師でベストセラー著者でもあるガボール・マテに話を聞きます。マテ
医師によれば、こうした治療は、表層的な症状を原因であるかのごとく処置して
いるだけで、より深い根源を見逃しているのだそうです。実際、子供たちは彼ら
の健やかな成長に必要とされる子育て環境が、より広範囲に崩壊していることに
反応しているのだと言います。

● ジョー・ノセラが語る新著『悪魔は全員ここにいる:金融危機の隠された歴史』
http://www.democracynow.org/2010/11/23/joe_nocera_on_all_the_devils
ウォール街の企業でのインサイダー取引に対する一斉捜査が報道されるなか、
FBIが大手ヘッジファンド3社の家宅捜索をしましたが、ニューヨークタイムズ紙
のビジネス・コラムニスト、ジョー・ノセラに彼の新著All the Devils Are
Here: The Hidden History of the Financial Crisis(『悪魔は全員ここにい
る:金融危機の隠された歴史』)について話を聞きます。同書は、金融危機の背
後にある根本的な構造と重要人物たちのほとんどが、いかに無傷で生き残ったか
を描いています。

● アフガンからのビデオ報告:米国の反乱鎮圧作戦は失敗している
http://www.democracynow.org/2010/11/22/video_report_from_afghanistan_how_the
前週末にポルトガルで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、NATO加
盟国は、2014年末までに、アフガニスタンの治安部隊に同国の治安権限を移譲す
ることに合意しました。オバマ大統領は、タリバンとの戦いに大きな進展があっ
たと主張。しかしアフガニスタン現地からの報告は、現在続くNATOの作戦につい
ての大統領の肯定的な主張に疑問を投げかけます。NATOは前年春、タリバンの拠
点だった南部マルジャで大規模な作戦を実行しました。米国はその攻撃により反
乱鎮圧作戦を大々的に宣伝し、勝利の可能性が依然あることを示すはずでした。
ビッグ・ノイズ・フィルムの独立系映画作家、リック・ローリーは最近マルジャ
を訪れ、反乱鎮圧作戦が機能していない実状を目にしました。

● チャルマーズ・ジョンソン死去(1931-2010)、アメリカ共和国最後の日々
http://www.democracynow.org/2010/11/22/chalmers_johnson_1931_2010_on_the
著名な国際政治学者でベストセラー作家でもあるチャルマーズ・ジョンソンが他
界しました。20日午後、カルフォルニアにて79年間の人生に幕を閉じました。冷
戦時代に米中央情報局(CIA)顧問を務めたチャルマーズは、ベトナム戦争を支
持しましたが、その後、米国の軍事主義・帝国主義の有力な批判者となりまし
た。2000年に発表した『アメリカ帝国への報復』は9/11攻撃の後にベストセラー
となりました。その後2冊の著作を執筆し、アメリカ帝国をテーマとした三部作
を完成させました。わたしたちの最後のインタビューとなった、2007年のチャル
マーズ・ジョンソンのインタビューから、一部を再放送しました。


****************** 掲示板 ********************
12月7日モラレス大統領来日・市民集会
12月7日 モラレス大統領来日・市民集会
地球は売り物ではない!
ボリビアからの提案
ボ リビアから先住民族出身のエボ・モラレス大統領が来日するのを機に、東京
で市民集会を開催します。500年にわたる侵略・植民地主義に対する先住民族
の抵 抗の歴史からモラレス大統領の「資本主義か、マザーアースか」の呼びか
けの意義を考え、メキシコのカンクンで気候変動枠組み条約締結国会議、COP16
が 開催される中で、あらためて中南米の民衆そしてボリビア政府が呼びかける
気候変動への取り組み−コチャバンバ合意について考えてみませんか。

日時:12月7日(火)夜6時半から8時半

発題者
●ゲバラからモラレスへ−モラレス大統領誕生の意義  太田昌国
●気候正義とコチャバンバ合意  秋本陽子(ATTAC Japan首都圏)
●モラレス政権と先住民族運動  青西靖夫(開発と権利のための行動センター)

資料代:500円

会場:コチャバンバ・東京店(アンデス・フォルクローレ音楽館)
   3階スペース http://www.cochabamba.jp/
住所 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-13-4
地図 http://www.cochabamba.jp/?info=1
交通 地下鉄「新御茶ノ水駅」B3出口、または
   「淡路町駅」「小川町駅」A7出口から2分

主催(11月29日現在)
・ATTAC Japan(首都圏)
・開発と権利のための行動センター
・地球の子ども新聞
・ティナラク織の会「カフティ」
・ジュビリー関西ネットワーク
・日刊ベリタ
・アジア太平洋資料センター
・ピープルズ・プラン研究所
・先住民族の10年市民連絡会


連絡先 090-6308-8014(開発と権利のための行動センター 青西)
    Eメール cade-la@nifty.com

※会場のスペースに制限がありますので、参加希望の方はご連絡ください。定
員を上回る場合にはお断りすることがあるかもしれません。予めご了承くださ
い。


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デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参
加ください。

Created by staff01. Last modified on 2010-11-30 11:10:29 Copyright: Default

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