香港: 最低賃金をめぐるアジア労働者のたたかい | |
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7月15日、香港に根拠地を置くNGO、Asia Monitor Resource Centreからのメールで、最近、アジアでの最低賃金をめぐるたたかいについての情報が寄せられた。以下、メールの内容を紹介する。 カンボジアでは、月額最低賃金をUS$50からUS$93に引き上げるために労働陣営がたたかっている。US$72以下の賃金では、労働者の健康と生活は破壊されてしまうという。 バングラデシュでは、衣料工場地帯で大規模な暴動が起きている。7000人の労働者が工場から出て抗議デモを始めた。労働者たちの要求は現在の月額US$29をUS$73に引き上げろということだ。 香港では、これまでそもそも法的な最低賃金そのものが存在しなかったが、今、最低賃金の法制化が進んでいる。しかし、今回の法案では、移住労働者は対象外だ。なお、現在、香港の移住労働者の賃金水準は月額US$460程度だという。 香港の労働者の1/3は毎日8時間以上労働し、1/6は貧困線(US$641以下)で、学生の1/4は貧困線以下の家庭の出身だ。 現在、香港の労働者たちは時給HK$33(約US$4.2)を要求しているが、使用者側は時給HK$24(US$3)程度を譲ろうとしない。労働側は移住労働者も最低賃金の保護を受けられるようにと主張しているが、議会ではほとんど支持されていない。また労働側は、最低賃金の見直しは2年に1回ではなく、毎年見直すことを要求している。 今日と明日、労働側は強力な抗議を展開する。写真は、Asian Migrant Coordinating Body (香港の移住労働者グループ)によるデモのようす。 Created by Staff. Last modified on 2010-07-15 12:38:50 Copyright: Default |