〔レイバーネット国際部〕
12月27日、日航台湾でもリストラに抗議する行動がありました。
原文ページに映像と画像もあります。
NHKでも先日関連ニュースが報道されていました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101224/t10013037631000.html
人数とかちょっと違いますけど。
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台湾:違法リストラの日航に対して“糞”怒の抗議
原文&映像 http://news.ftv.com.tw/?sno=2010C27F01M1&type=Air
民視ニュースネット 2010年12月27日
抄訳
日本航空は7月から事前通告なしの契約打ち切りを進めてきた。現在までに110
人の台湾籍の客室乗務員と地上勤務職員が契約を打ち切られた。これに対して台
湾の労働省は違法性があるとして60万元の制裁金の支払いを命じるにとどまって
いる。契約を打ち切られた職員らはいまだ復職の目処が立っていない。
27日早朝、政府の軟弱姿勢に抗議する日航労組(台湾)など労働組合の代表らは
、牛糞を手に労働省に抗議を行った。労働組合は政府が日航に対して毅然とした
対応をとるべきでだと語り、問題が解決されないのであれば、元旦の台湾建国一
〇〇周年の国旗掲揚式典に対して“糞”怒の牛糞を掲げて、馬英九総統と呉敦義
首相に対して“怒りの年賀参り”を総統府前で行うと宣言した。
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台湾:契約を打ち切られた日航社員らが元旦に“糞”怒の抗議行動
中央社 汪淑芬記者 台北 27日
原文&画像
http://www.cna.com.tw/ShowNews/WebNews_Detail.aspx?Type=Firstnews&ID=201012270018
抄訳
台北市政府は先週、日航の雇用契約打ち切りが職業差別に当たると認定し、日航
台湾支社に対して60万台湾ドル(約170万円)の制裁金の支払いを命じた。
日航は、本社の業務不振から、世界的に人員を削減しており、台湾支社では今年7
月に70名の客室乗務員の契約を打ち切ることを決定した。63人が優遇措置を受け
入れたが、7人は解雇は違法だとして台北市労働局と国の労働省に訴えていた。
台北市労働局と労働省はそれぞれ、日航台湾支社の解雇と契約打ち切りは無効だ
として、職場に戻すように勧告していたが、罰則規定がないことから、契約を打
ち切られた客室乗務員らは現在も職場復帰できていない。
日航台湾支社で20年働いてきた客室乗務員は、台湾の労働者が台湾で外国企業か
らいじめられているのに政府は何もしてくれない、と怒りをあらわにしている。
労働省労使関係局の楊錫昇副局長はこう語る。「今回の争議の争点は、契約を打
ち切られた職員が黒字ラインでありかつ10月から台北−羽田という新路線を就航
した日航台湾便で人員削減をする理由はないと主張していることにある。しかし
日航本社は赤字で、各路線で人員削減を行っていることも事実である。だが本社
の赤字を子会社にまで拡大することが正当かどうかは今後の推移を見なければな
らない。もし裁判になるのであれば政府は協力できるだろう。」
中華民国国際空港労働組合連合会によると、契約を打ち切られた日航台湾支社の
職員を支援するために、来年元旦に“糞”怒の意味を込めた牛糞を持参して総統
府と労働省に対して「新年の挨拶」を行い、台湾労働者の権利を守れと政府に迫
る予定である。
(中央社 謝佳璋記者撮影 2010年12月27日)
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Last modified on 2010-12-27 17:13:57
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