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LNJ Logo 報告 : マンガ・アニメの表現規制反対!出版労連が集会
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マンガ・アニメの表現規制反対!さらには恣意的取締りや冤罪も―出版労連が「青少 年健全育成条例改正」反対の集会開く

今年の2月の東京都議会に青少年健全育成条例の改正案が提出された。これは東京都 が「青少年に悪影響を及ぼすと判断した不健全な媒体(いわゆる不健全図書)の販売 を規制する」条例があり、さらに暴力描写などの反社会的表現を含んだ作品への規制 強化と児童ポルノ撲滅として、18未満の「非実在青少年」による性的表現を含んだ作 品も規制していくという方向で進んでいた。これに対してさまざな分野から表現の規 制につながると批判が起こって継続審査となった。

これについては出版労連も要請行動をおこないとりくんできたが、5月25日に中央大 学駿河台記念館において、この問題に詳しい藤本由香里氏(評論家、明治大学)と田 島泰彦氏(上智大学)を招いて「『表現の自由』への規制を許すな! ―東京都青少 年条例の改悪に反対」という集会をおこない83名が参加した。

最初に出版労連の平川書記長が、これまで表現の規制には組合として反対してきたと あいさつし、この問題の取材をつづけている長岡義幸氏(記者)をコーディネーター にして、藤本氏から発言を受けた。

マスコミの報道は、いきなり<賛成か反対か>を問うものとなっている。条文がでて いるので、そこを問題にすべきだ、として具体的に条文についての解説を詳細におこ なった。グラフを示して1960年代と比べて児童が強姦にあった例は十分の一に減少し ている。マンガに性的な表現が取り入れられても、平行してこれらの犯罪は減ってい る、と語った。

田島氏は、有害情報を遮断するということが、あたかも共有された前提になっている が、なにが「有害」であるかを決めるのが権力であってはならない、「有害」の中身 について議論をしなければならない、と語った。また「マスコミは思考停止状態」で あると批判し、メディア・ジャーナリズムは権力を監視したり、規制立法・検閲に対 して抵抗するという役割として奮起を促し、わたしたちはメディア・表現の規制を放 置しているメディアを批判しなければならないが、メディアの現場で闘っている人も いるそういう人を応援して、運動をひろめよう、と語った

会場からは反対運動をしている山口貴士弁護士、コンテンツ研究会の杉野氏、流通対 策協議会の青山氏、コミティア実行委員会の中村氏などが発言した。さらに民主党の 吉田都議、共産党の吉田都議、民主党の西沢都議が発言し、決意表明や都議会での動 きなどが報告された。

最後に出版労連の前田書記次長があいさつし、配られている条例の反対する請願署名 に協力したい、組合のほうでも反対運動をとりくんでいく。ともに連帯していこうと 語った。

この問題については25日に漫画家有志1421人らが都条例改正案に反対声明を出すなど、 動きが続いている。6月の都議会を注視していこう。(T.A)


Created by staff01. Last modified on 2010-05-26 21:41:14 Copyright: Default

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