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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップロードをご報告するとと
もに、今週の注目トピックスをお知らせしています。

☆ いよいよ「TOKYOメディフェス2009」が近づいてきました(サイトはこちら
→ http://medifes.net/)
これにちなんで、今月のデモクラシー・ナウ!は、"独立メディア”がテーマで
す。

9月10日発行の対訳ニュースレター第18号は、「パシフィカ・ラジオ、栄光と苦
闘の60年 1: ありえない公共放送が誕生」 (米国で2009年4月15日に放
送)です。

共感するリスナーからの寄付金だけを財源とする公共独立ラジオ放送。ありえな
いと思われたそんなアイディアを米国で実現させたのは、ルイス・ヒルと仲間た
ちでした。第2次大戦中、良心的兵役拒否者として収容所に入れられた経験をも
つ平和主義者の彼らは、人類を滅ぼしかねない死の兵器、原爆が日々、脅威をも
たらす大戦後の世界に強い危機感を感じました。平和な世界を実現するために
は、対決するさまざまな意見を戦わせ、その対話を人々が自由に聞ける場を作る
必要があるという思いに駆られたヒルが目をつけたのは、ラジオ放送。当時、政
治的にも文化的にも新しい風の送り手となっていたこのサンフランシスコ・ベイ
エリアのバークレーで、パシフィカの初めての放送局KPFAが第一声をあげたの
は、1949年4月15日のことでした。政治的・経済的・社会的に権力をもつ勢力に
牛耳られない放送局を作るには、彼らに金を出させてはいけない。全財源を市民
の寄付に負うべきだとする徹底したヒルの構想は、財政的にも思想的にもパシ
フィカをたえまのない嵐のただ中に送りこみます。パシフィカ・ラジオ誕生60周
年を記念して、デモクラシー・ナウ!では、2009年4月15日にドキュメンタリー
映画『KPFA放送中』を紹介しました。今号のニュースレターでは、その前半をお
届けします。KPFA局はまた、サンフランシスコに吹き荒れた芸術の新しい息吹を
伝える局でもありました。番組ではラングストン・ヒューズやアレン・ギンズ
バーグなど、米国文学史に輝く詩人たちが自作を朗読する声も聞かれます。この
機会にぜひ、字幕付き動画をもう一度ご視聴ください。

字幕付き動画: http://democracynow.jp/submov/20090415-1


新着ストリーミング *********************************************
2009.04.08-4 あなたもISPになれる 格差を埋める非営利プロバイダ創始の手引
き
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連邦通信委員会(FCC)は4月8日、米国の全家庭に高速インターネット回線を普
及させる計画に着手しました。72億ドルの景気対策予算がブロードバンド 推進
にあてられ、特に地域社会を基盤とする団体が助成対象となります。これは住民
型プロバイダの創設に絶好の機会だと、ノースカロライナの非営利プロバイ ダ
MAINのウォリー・ボウエン氏は言います。大手通信事業者に支払われるサービス
料金は中央に吸い上げられ、ウォール街の投資家を潤すだけですが、この デジ
タル支出の一部を押さえて地域社会に還元し、住民メディアを支援しようという
のが、地元奉仕型の非営利プロバイダの発想です。プロバイダ収入を、非営 利
番組の取材や制作の費用に充てることも可能です。

つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090306-2 (動画 14
分)

ゲスト:
ウォリー・ボウエン(Wally Bowen)ノースカロライナ州西部アッシュビルにあ
る非営利インターネットプロバイダ、マウンテンエリア・インフォメーション・
ネットワーク(山岳地情報ネットワーク MAIN)理事長 低出力FM放送局WPVM.
の創出者でもある。自前ブロードバンドISP創設の手引きはここ(英語)→
http://main.nc.us/lan-recipe

字幕翻訳:佐藤生実/校正・全体監修:中野真紀子


新着ストリーミング *********************************************
2009.03.25-1  AIG救済はウォール街インサイダーによる連邦政府のっとり
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政治評論家マット・タイビが、AIG救済問題の真相を追及します。タイビによれ
ば、世界的規模の経済破たんと政府による救済措置は一種のクーデターです。
金融業界は長年にわたり選挙を金で動かし、金融規制を骨抜きにしてきました
が、ついに今回の金融危機で、少人数のウォール街インサイダーによる政府の
乗っ取りが完成したのだと言います。今回の金融危機で目立つのが、ゴールドマ
ン・サックスの焼け太りです。AIG救済問題も、じつはゴールドマン・サックス
の 救済だったとタイビは言います。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090325-1 (動画 20
分)

ゲスト:
* マット・タイビ(Matt Taibbi,)ローリングストーン誌のコラムニストで、他
にも様々な雑誌に政治評論を書いている。1990年代の大半を旧ソ連で過ごし、モ
スクワの英字フリーペーパーThe eXile.の共同編集者として活躍し、The Exile:
Sex, Drugs, and Libel in the New Russiaを共同執筆した。他にも著書多数。
番組で取り上げられた記事はローリングストーン誌3月23日号に掲載されたThe
Big Takeover(巨大な乗っ取り)。 

字幕翻訳:中村達人/校正:関房江/全体監修:中野真紀子

新着ストリーミング *********************************************
2009.03.25-4 オバマの金融チームは金融危機を招いた張本人たち
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オバマ大統領が商品先物取引委員会の委員長にゲーリー・ゲンスラー元財務次官
を指名したとき、無所属議員バーモント州選出のサンダース上院議員が反対を表
明しました。反対の理由は、ゲンスラーがフィル・グラム上院議員やアラン・グ
リーンスパン元FRB議長と一緒に、金融派生商品クレジット・デフォルト・ス
ワップの規制撤廃を推進した張本人であり、それが保険会社AIGの破たんと巨額
の公的救済措置につながったからです。サンダース議員は、オバマ大統領の金融
顧問が、クリントン政権時代の規制緩和派ばかりで固められており、同じ世界観
を持つ人たちに偏っていることを懸念しています。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20090325-4 (動画 15
分)

ゲスト
バーニー・サンダース(Sen. Bernie Sanders) バーモント州選出の無所属上
院議員。下院議員を16年つとめた後、2006年に上院に選出された。無所属議員と
しては米国連邦議会で史上最長の任期をつとめている。 

字幕翻訳:田中泉/校正・全体監修:中野真紀子

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     今週の お勧めトピックス(英語のみ)
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● 米 ホンジュラスへの援助をさらに削減 追放中のセラヤ大統領と国務長官
の会見に合わせて
http://www.democracynow.org/2009/9/4/us_cuts_more_aid_to_honduras
オバマ政権が3日、ホンジュラスへの援助を3千万ドル以上削減することを正式に
決定しました。また11月に予定されているホンジュラスの選挙を、自由で開 か
れたものでない限り認知するつもりはないとも示唆しました。この発表は国外追
放のマヌエル・セラヤ大統領がクリントン国務長官とワシントンで会談するの
に合わせて行われました。NY 大学のラテン・アメリカ研究の教授であるグレッ
グ・グランディンの話を聞きます。

● 共和党のゴモラ:党を破壊した運動の内幕
http://www.democracynow.org/2009/9/4/republican_gomorrah_inside_the_move
ment_that
デモクラシー・ナウ!の独占インタビューです。受賞歴もあるジャーナリスト、
マックス・ブルーメンソールが彼の初の著作 Republican Gomorrah: Inside the
Movement that Shattered the Party(『共和党のゴモラ:党を破壊した運動の
内幕』)についての初めての長時間インタビューに応えました。この本は米国で
の急進的右翼の台頭を追い、彼らがいかにして個人の危機を運動にまで育て上げ
るのに利用したか、結果として、それがいかに共和党を牛耳り、同党をドワイ
ト・アイゼンハワーの党からサラ・ペイリンの党へと変貌させたかをたどってい
ます。

● さあまた学校だ:米軍が高校生を対象にした新兵募集を拡大中
http://www.democracynow.org/2009/9/4/back_to_school_military_recruiters_
increasingly
全米で数百万人の学生たちが9月の新学年度開始の準備をしています。ここでは
多くの親たちの心配事に焦点を当てましょう。米国の高校に軍の新兵募集要員の
訪問が 増えているという状況。また軍が生徒たちの情報収集を進めている件で
す。ジャーナリストのデイビッド・グットマンに、彼のマザー・ジョーンズ誌の
記事 "A Few Good Kids?"(いい子はどこだ?)について話を聞きます。また、
ニューヨーク・シヴィル・リバティーズ・ユニオンで「徴兵と学生たちの権利」
プロジェクトを 担当するアリ・ロスマリンにも話してもらいましょう。

● ニューヨークの小学校での大規模な新型インフルエンザ予防接種計画をめぐ
り論争
http://www.democracynow.org/2009/9/3/controversy_around_massive_swine_fl
u_vaccination
デモクラシーナウ!の共同ホスト、フアン・ゴンザレスが、ニューヨーク市の小
学校での大規模な新型インフルエンザ予防接種計画について論じます。ゴンザレ
スの記事によると、「市は、この秋、小学校での大規模な新型インフルエンザ予
防接種計画の実施に公立校の看護師をあてこみ、彼らを陣頭に立てて進めようと
しています。けれども看護師たちは、生徒たちにスプレー式点鼻薬の投与や注射
をするのが自分たちでならなければならないのかを含め、ブルームバーグ市長の
提案の側面のいくつかにためらいを示しています。」

● フィジー・ウォーター社と暫定軍事政権とのつながり、環境対策とフィジー
国民への影響に警笛を発する記事"Spin the Bottle" (「ボトルゲーム」)
http://www.democracynow.org/2009/9/3/spin_the_bottle_expose_raises_alarm
ing
フィジー・ウォーターは米国の代表的な輸入ミネラル水で、ボトル水として金持
ちの有名人に人気があります。オバマ大統領は大統領選の夜、フィジー・ウォー
ターを飲んでいるところを写真に撮られていますし、メアリー・J. ブライジが
コンサートの前に10本注文を出すことも知られています。しかし、最近、フィ
ジー・ウォーター社の軍事独裁政権との癒着、同社の環境とのかかわり方、そし
てそれがフィジー国民に及ぼす影響について警笛を鳴らす記事がマザー・ジョー
ンズ誌に掲載されました。記事"Spin the Bottle"(「ボトルゲーム」)について
レポーターのアナ・レンザーに話を聞きます。

● フラッキングと環境:天然ガス掘削、水圧破砕と地下水汚染
http://www.democracynow.org/2009/9/3/fracking_and_the_environment_natura
l_gas
ハリバートン社などのガス掘削会社は、水圧破砕あるいは「フラッキング」とい
う呼び名で知られるガス掘削技術は安全だといいます。しかし、それに反対する
人々は、この技法は危険な物質で地下水を汚染すると主張しています。天然ガス
掘削と地下水汚染とのつながりの可能性を示す新たな証拠が出現しました。独立
系報道団体プロ・パブリカの記者、エイブラハム・ラストガーテンのレポートに
よると、ワイオミング州で連邦政府の役人により少なくとも3つの井戸で水圧破
砕に使われる化学物質が含まれていることが発見されました。

● 日本の有権者が保守政党を排除、首相選出予定の鳩山は米国の「市場原理主
義」を非難
http://www.democracynow.org/2009/9/1/japanese_voters_oust_conservative_p
arty_pm
日本では有権者が、55年にわたってほぼ途切れない統治を行ってきた右派寄りの
自由民主党(自民党)を権力の座から追いやりました。8月30日に行われた選挙
で、大衆人気の民主党が衆議院480議席中、記録的な308議席を獲得しました。民
主党代表の鳩山由紀夫は新首相に選出される見通しです。鳩山は、日本中に配備
されている5万人の米軍の役割を疑問視し、最近のニューヨーク・タイムズ紙の
論説では、世界的金融危機の責任の一部は米国の「市場原理主義」にあると非難
しました。

● 調査報道「記念病院の死の選択」、カトリーナ襲来直後の病院で起きた患者
安楽死
http://www.democracynow.org/2009/8/31/the_deadly_choices_at_memorial_inv
estigation
ハリケーン「カトリーナ」の被災から前週末で4年をむかえました。ハリケーン
襲来後には多くの悲劇な起きましたが、そのうちの1つについて、新たな痛まし
い事実を明らかにする本格的な調査が発表されました。ニューオリンズ記念医療
センター(New Orleans Memorial MedicalCenter)では、カトリーナによる洪水
で電力の供給が停止した後、数日間のうちに45人の患者が死亡しました。「記念
病院の死の選択(The Deadly Choices at Memorial)」と題された約1万3000
ワードの長文記事では、死亡した患者の一部の身に起きたことが詳述されていま
す。2年半もの調査期間を費やして執筆されたこの記事は、今週発売の米紙
ニューヨーク・タイムズ日曜版の特集記事となっています。調査報道ウェブサイ
ト、プロプーブリカ(ProPublica)のシェリー・フィンク記者に話を聞きまし
た。

● 「地獄に作られた楽園」カトリーナ被災地で生まれた驚くべき共同体、レ
ベッカ・ソルニットが新著を語る
http://www.democracynow.org/2009/8/31/a_paradise_built_in_hell_rebecca
作家で歴史家、活動家のレベッカ・ソルニットに、ハリケーン「カトリーナ」を
含む災害について検証する新著の話を聞きました。新著『A Paradise Built in
Hell: The Extraordinary Communities that Arise in Disaster』(地獄に作ら
れた楽園:災害時に生まれた驚くべき共同体)には、カトリーナ発生時に自警団
や有力者が起こした犯罪とともに、この大災害を経験した多くの人々が示した利
他精神や寛容、勇気について数多くの例が記録されています。

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