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映画『月下の侵略者―文禄・慶長の役と「耳塚」』 東京で上映会
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投稿者: NPO法人ハヌルハウス
前田憲二監督 長編記録映画『月下の侵略者―文禄・慶長の役と「耳塚」』
の東京上映会が決定しました。

●8月27日(木) ,28日(金) 
 1回目上映14:00〜16:48 2回目上映18:00〜20:48(両日とも) 

■場所/新橋 ヤクルトホール(東京都港区東新橋1-1-19ヤクルト本社ビルTEL.03-3574-7255)

当日1500円(前売り1300円)   
※「耳塚」賛同人の方には無料招待券をお送りします。

「耳塚」! その闇に…かがやきを
   中国、北朝鮮、韓国、日本を
    オールロケした異色のドキュメンタリー!

[上映時間]2時間48分

前田憲二 監督作品

月下の侵略者
─文禄・慶長の役と「耳塚」

プロデューサー:イ・ウィチク 中 智 前田憲二

企画・制作
NPO法人ハヌルハウス
映像ハヌルビデオプロジェクト


製作委員:
 李義則
 中 智
 金床憲
 尹達世
 山本和信
 高ヒョンミ


 「月下の侵略者」──文禄・慶長の役と「耳塚」──は、永年にわたり、
日本と朝鮮半島の文化的、歴史的繋がりを映像によって追求してきた前田
憲二監督が、3年の歳月をかけ完成した作品。「神々の履歴書」「土俗の乱
声」「恨・芸能曼陀羅」「百萬人の身世打鈴」に次ぐ大作。

 文禄・慶長の役、それは秀吉が勝手気ままにでっちあげた朝鮮侵略戦争
だった。
 この作品は、その事実をおさえ、時代の流れに沿って冷静に撮影を積み
重ねたドキュメンタリー。全編を「七章」に分け構成した。

[第一章] 秀吉は何処で生まれ、育ち、どのような性格の人物であったか、
謎の多い部分にまで光を当てた。行商の少年時代。信長に仕えた時代。大陸
征服への野望をもった時代を描き、明謀略への道筋を引く。

[第二章] 朝鮮侵略前期を中心に、「仮途入明」を求め釜山上陸から倭城
築城、東莱城乱入、等々をつぶさに描いた。そして、ソウルを目指す倭軍。
ソウル南大門の雄美な威厳。衛兵たちの儀式。東大門、景福宮、昌慶宮、昌
徳宮を描き、歴史学者に「壬辰丁酉倭乱」(文禄・慶長の役)とは、何だっ
たのかを証言いただく。

[第三章] 平壌の烈しい攻防を中心に描く。大同江での和解会談。妓生・
桂月香と大同門。朝鮮国王の平壌脱出。そして平壌の街と農村での農作業。
 また平安南道妙香山普賢寺を訪ね、その寺の御住職慧定スニムから、西山
大師と、松雲大師の関係。さらに、平壌の攻防の地となったモランボン山激
戦場要塞を緻密にロケ。

[第四章] 女たちの戦い、そして降倭の現実を探る。ソウル漢江に沿う幸
州山城を具に取材。その上で、二度にわたる激戦地、慶尚道の晋州城を現
地学芸員の案内でロケ。義妓論介の存在。兵士と民間人七万人が殺戮された
事実を巾広く取材。

[第五章] 伏見城、聚楽第、どのような背景で造られたのか京を訪ねる。
秀吉と淀、秀頼の誕生と、秀次の切腹。そして秀吉が逆上するプロセスを
春爛漫のなかで撮影。

[第六章] ここでは、第二次朝鮮侵略の核となった全羅道南原城を中心に
描く。──鼻切りの現実を戦国武将らの書状で紹介。そして従軍僧として
現地での出来事をつぶさに記録し「朝鮮日々記」を遺した大分臼杵の僧・
慶念を訪ね御子孫にインタビュー。
 蔚山倭城では、倭軍が全滅。その苛酷な現地報告と、明、朝鮮、倭国の
おびただしい死者をだした戦争の空しさを、忠義祠や深山の寺の映像をと
おして描く。

[第七章] 耳塚にスポットをあて、そして拉致された朝鮮人たちのその後
を追う──。
 秀吉の墓と、その死についてを阿弥陀峰や、豊国神社、方広寺を追う。
 一方、露梁津で、流れ弾によって死に至った李舜臣将軍を悼み、忠清南
道牙山市の忠武公顕忠祠を取材。

 その上で、日本へと拉致された陶工、医師、若い男女の足跡を、在日ラ
イターと共に各地へ取材。
 岡山では「千人鼻塚」と呼称される鼻塚を撮影。また、戦后処理のため
朝廷の命を受け、渡日した松雲大師(四溟堂)の足跡を京や、韓国伽耶山
海印寺に求めた。
 作品の最終部では、明十三陵墓と京の耳塚、そして鴨川を捉えることで、
文禄・慶長の役とは、なにを意味した戦争だったのかを考察した。


NPO法人ハヌルハウス/映像ハヌルビデオプロジェクト
〒161-0032 東京都新宿区中落合3-25-18-303
E-mail:house@ken-office.net TEL.03(5996)9426/FAX.03(5996)9428

■2009年8月27日(木)、28日(金)
1回目上映14:00〜16:48
2回目上映18:00〜20:48

■場所/新橋 ヤクルトホール
(東京都港区東新橋1-1-19ヤクルト本社ビル TEL.03-3574-7255)
* JR新橋駅・徒歩3分。専用駐車場はありません。
* 当日1500円(前売り1300円)*全自由席
* http://blogs.yahoo.co.jp/hanulhouse5996

Created by staff01. Last modified on 2009-07-21 17:09:58 Copyright: Default

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