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七生養護学校裁判判決:政治家による教育現場への不当介入は違法 !!
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「ここから裁判」原告勝訴!! 教育現場への政治家の不当介入とそれを阻止しなかった都教委に違法判決下る

七生養護学校(東京都日野市)の元教職員31人が、都教委と都議に対して慰謝料を請求した「ここから(こころとからだの学習)裁判」において、東京地裁(矢尾渉裁判長)は3月12日、土屋敬之(民主)・田代博嗣(自民)・古賀俊昭(自民)の3都議が都議会で性教育を批判し、視察と称して校内に立ち入り、教員らを恫喝した行為は、3都議が政治家的な立場で、学校教育に介入・干渉するものであり、学校における教育の自主性を阻害しこれを歪める危険のある行為として、旧教育基本法10条1項の『不当な支配』に当たること(この部分は現行法もほぼ同様 )。

さらに、3都議の視察に同行した都教委の職員らには、このような「不当な支配」から七生養護学校の個々の教員を保護する義務を怠った。このような都教委の不作為は、国家賠償法上違法というべきであり、都教委には、原告らに生じた損害を賠償する責任がある、として、計210万円(破格の20万円も含む)の支払いを命じる判決を言い渡した。

「教育に対する政治の不当介入を認めず、しかも教育委員会はそのような不当介入から学校現場の教員や生徒たちを守れ」ということを裁判所が確認したことになる。

また、判決文の中では、性教育の必要性が認められ、その方法について、教育現場でしっかりと構築していくように示唆されている。

性教育バッシングに対する歯止めになるばかりでなく、現在の東京都の教育現場でおきている数多くの不当介入の正常化につながるであろう。ただ、視察の際に取り上げられた性教育教材の学校現場への返還請求は却下された。被告たちはしっかり反省し、その教材で性教育の勉強をしてほしい。(ジョニーH)


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