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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップ・ロードをご報告すると
ともに、今週の注目トピックスをお知らせしています。

新着ストリーミング *********************************************
2008.12.29 ガザのゲルニカ イスラエルによる空爆で300人以上が死亡
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世界中で抗議の声がまきおこる中、イスラエルはガザ爆撃を続けています。数カ
月間におよぶ封鎖によってガザの市民生活を完全に麻痺させた上に加えられたス
ラエルの猛攻撃は、1948年以来で最も犠牲者の多い凄惨なものと言われていま
す。攻撃開始3日目でガザ地区の一般市民300人以上が死亡、1400人が負傷しまし
た。イスラエルは今回の軍事作戦の目標を、ガザから発射されるロケット弾から
イスラエル南部を守るためとしています。西岸地区のパレスチナ自治政府アッ
バース大統領も、ハマスが停戦合意の継続を拒みロケット弾攻撃をしたことが今
回の事態を招いたと、ハマス政府に責任をかぶせています。欧米のメディアはイ
スラエルの自衛権行使を正当と認めたうえで、いささかやりすぎではないかとや
んわり批判するのみです。本当にそんな解釈でよいのでしょうか? (動画37
分)
→ http://democracynow.jp/subomov/20081229-1

ゲスト
*ムーサ・エルハッダート(Dr. Moussa El-Haddad) ガザ市在住の元外科医 
有名ブロガーのライラ・エルハッダート‘Raising Yousef’の父 

*フィーダ・キシュタ(Fida Qishta) ジャーナリスト、国際連帯運動(IMS)の
ガザ地区の世話人

*ムスタファ・バルグーティ(Dr. Mustafa Barghouti)ラマラ在住のパレスチナ
立法評議会議員、ファタハに対抗する民主派の政治家

*ギデオン・レビ(Gideon Levy) イスラエルのハアレツ紙の記者

*アリー・アブニマー(Ali Abunimah)米国在住 エレクトロニックインティ
ファーダThe Electronic Intifadaの共同創設者。 One Country: A Bold
Proposal to End the Israeli-Palestinian Impasse (『一国家解決 出口のな
いイスラエル=パレスチナ紛争を終結させる大胆な提案』)の著者。29日のガー
ディアン紙に‘We Have No Words Left’ を寄稿

字幕翻訳:田中泉/校正・全体監修:中野真紀子

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     今週の お勧めトピックス(英語のみ)
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● ハワード・ジン 「戦争と社会正義」について
http://www.democracynow.org/2009/1/2/placeholder_howard_zinn
ハワード・ジンはこの米国の最も高名な歴史家の1人です。彼の古典的な著作
『民衆のアメリカ史』はわたしたちの米国史観を変えました。初版は四半世紀前
のことですが、100万部以上売れたこの本は、毎年、売上部数が前年を上回るな
ど、出版界の歴史的事件になっています。第2次世界大戦で空軍爆撃手として従
軍した後、ハワード・ジンは生涯にわたる反体制活動家、平和活動家になりまし
た。この40年以上、彼は公民権運動や社会正義を求める多くの苦闘の中で活発に
動いています。最初に教鞭をとったのはスペルマン大学でした。これは公立学校
における人種隔離が普通に行われていた時代に、黒人女子の高等教育のために設
立された学校でしたが、そこでも彼は学生たちの側に立って大学側を批判、解雇
された経緯があります。もっとも、同大学では最近、彼に卒業式演説を請うべく
招待しましたが。著作は数多く、現在はボストン大学の名誉教授です。昨年の大
統領選挙の数日後にはビンガムトン大学でも講演を行いました。その演題は「戦
争と社会正義」というものでした。

● イスラエル国会議員と良心的兵役拒否者のネタニヤフ元首相の甥 ガザ攻撃
を非難
http://www.democracynow.org/2008/12/31/israeli_lawmaker_and_conscientiou
s_objector_nephew
スラエルはフランスが提案した人道援助のための即時48時間緊急停戦を拒否しま
した。空海からのガザ地区への攻撃は5日連続となっています。ガザの基本的な
食糧供給が底をつこうとしており、病院は増え続ける犠牲者に苦闘しています。
この攻撃に反対するイスラエル人2人にインタビューします。ユダヤ人とアラブ
人の協力政党であるハダシュのクネセト(国会)議員ドブ・ケニンと、良心的兵
役拒否で1年以上刑務所に入れられたことのあるヨナタン・ベナルツィです。ベ
ナルツィはガザ攻撃の主要な推進者で来たるイスラエル総選挙も躍進の可能性が
高いリクード党の党首ベンジャミン・ネタニヤフの甥でもあります。

● ハロルド・ピンター(1930-2008) パート2 ノーベル賞受賞スピーチ
「芸術、真実、そして政治」
http://www.democracynow.org/2008/12/31/harold_pinter_1930_2008_part_2
素晴らしい英国人劇作家、詩人、俳優、そして活動家ハロルド・ピンターの、
2005年ノーベル賞受賞スピーチのパート2です。彼は12月24日に亡くなりまし
た。78歳でした。

● 英国の劇作家ハロルド・ピンター(1930年〜 2008年)が語る「芸術と真実と
政治」
http://www.democracynow.org/2008/12/30/harold_pinter_1930_2008_on_art
英国の劇作家、脚本家、詩人、俳優、政治活動家で、ノーベル文学賞を受賞した
ハロルド・ピンターが12月24 日、長年にわたる癌闘病の末、78歳で死去しまし
た。2005 年のノーベル賞受賞のスピーチで、ピンターは米国の外交政策を次の
ように激しく非難しました。「イラク侵攻は無法者による行動であり、国際法の
概念を全く軽視した、あからさまな国家テロ行為だ」。ピンターのスピーチの抜
粋を放送します。

● ガザで310人を超える死者 イスラエルの攻撃は1948年以降でもっとも凄惨
http://www.democracynow.org/2008/12/29/israeli_attacks_kill_over_310_in

世界的規模で抗議がまきおこる中、イスラエルはガザ空爆を3日連続で継続し、
地上侵攻開始の可能性もあります。数カ月間におよぶ封鎖によってガザの生活を
完全に麻痺させた上でのイスラエルの今回の攻撃は、1948年以来で最も血塗られ
たパレスチナ攻撃と言われています。最新レポートによると、27日午前以来のガ
ザ地区全域への空爆で、310人が死亡し、1400人が負傷しました。空爆の最新の
目標は、ハマス内務省ビルおよびイスラム大学でした。イスラエルのエフード・
バラク国防相は、本日、イスラエルはガザで「ハマスおよびその代理人と全面戦
争」の状態にあると発表しました。イスラエルがガザ周辺の軍事緩衝地帯を宣言
し、ジャーナリストや一般市民の立ち入りを禁じて150万人の住むガザ地区を遮
断して以来、地上侵攻の懸念が増大しています。

ガザのムーサ・エルハッダートとフィダ・キシュタ、ラマラのムスタファ・バル
グーティ、テルアビブのギデオン・レビ、米国のアリ・アブニマーに話を聞きま
す。


********* 掲示板 ***************************** 
転載歓迎です

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
         日本国際ボランティアセンター(JVC)
      パレスチナ・ガザ地区への緊急支援にご協力ください
          ●クレジットカード募金も受付中!●     
             http://www.ngo-jvc.net            
                
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

お正月の間も、攻撃を受け続けるパレスチナ・ガザ地区からJVCのもとに、苦
しい状況を伝える声が届いています。
「診療所は負傷者であふれている」「皆で毛布に包まって寒さをしのいでいた
ら、
爆音がして家の窓が一斉に割れたの」
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/200812gaza.html#fromgaza
すでに犠牲者は400人を超えました。

────────────────────────────────────
<緊急支援を決定>
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今回のガザの緊急事態を受け、JVCは「パレスチナ医療救援協会(PMRS:
Palestinian
Medical Relief Society)」を通した緊急医療支援を決定しました。

現在、ガザ中心部にある病院は重傷者であふれており、中等度や軽症のけが人に
十分に対応することができずにいます。また、病院まで負傷者を運ぶことが困難
なほどに混乱もしています。PMRSはこれまで地域の診療所(クリニック)をベー
スに医療活動を行っており、救急活動に携われるボランティアを数多く養成して
きました。

そこでJVCは、PMRSのクリニックへの救急セットの配布と救急ボランティアのト
レーニングを通して、現地の医療活動を支えるにしました。救急用具と、止血や
人口呼吸など救急対応をできる人々が地域にいることは、特にこの緊急状態では
とても重要です。

同時にこの支援が、ガザの人たち自身が互いに助けあい、危機状況を乗り越えて
いくための励みにもなれば、と考えています。今後、支援の状況について適宜報
告していきます。

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<支援内容> 
────────────────────────────────────
■主な内容:
  ・救急セットの配布 
  ・ボランティアへの救急法トレーニング実施 
   (既にトレーニングを受けた人たちの再講習も含む)
  ・救急法講習のための道具の購入 
■支援額:10,000USドル(約100万円) 

────────────────────────────────────
<活動内容を決めた背景>
────────────────────────────────────
現在、ガザにある全てのPMRSのクリニックでは、全ての医療チーム、そしてボラ
ンティアたちが24時間体制で、次々と運ばれてくる攻撃による負傷者の治療にあ
たっています。また、全ての救急車、巡回診療車を稼動させ、混乱状態の中クリ
ニックまでたどり着くことのできない負傷者の搬送にも追われています。

12月31日現在、ガザでは380人を超える死者、1600人を超える負傷者が出てお
り、
その中には多くの女性、子どもも含まれています。イスラエルによる空爆および
海上からの攻撃が続く中、この数字は残念ながらこれからも増え続けることが予
想されます。空爆が始まって以降、ガザには医療物資が入ってきたと言われてい
ますが、いつ物資が入ってくるこができなくなるかわからず、それも現在の増え
続ける負傷者のケアには十分ではありません。また、救急車等も全く足りておら
ず、通信状態も悪化し、いつどこでどれだけの人が負傷するかわからない状態に
あります。一刻を争う負傷の場合もあり、救急用具と、止血や人口呼吸など救急
対応をできる人々が地域にいることは、特にこの緊急状態ではとても重要です。
※PMRS代表によるガザ医療状況の報告(12月30日)
http://www.ngo-jvc.net/php/jvcphp_epdisp.php?ThreadName=p01&ArticleNo=33
2

────────────────────────────────────
<JVCとPMRSの関係>
────────────────────────────────────
JVCは1995年からPMRSと共同で村の診療所、巡回診療の支援、2002年には第二次
インティファーダを受けての緊急医療支援、現在は東エルサレムで学校保健事業
を行ってきており、その活動に信頼をおいています。今回の支援内容について
も、
パレスチナ西岸地区においてPMRSスタッフとJVC日本人スタッフとで協議したも
のに基づいています。

JVCは、ガザの人たち自身が助け合ってこの危機状況を乗り越えていく、この
PMRSの緊急の取り組みを支援します。ガザの人々のために、皆さまのご支援をよ
ろしくお願いいたします。


■■■募金にご協力ください■■■
----------------------------------------------
(1)インターネットからクレジットカードで募金
----------------------------------------------
JVCクレジットカード募金 情報入力画面からお申込ください。
「募金先指定」の項目で「パレスチナでの活動」を選択してください。 
https://gt205.secure.ne.jp/~gt205119/form_creditbokin11.html

----------------------------------------------
(2)郵便振替で募金
----------------------------------------------
00190-9-27495 「JVC東京事務所」
※通信欄に「パレスチナ」とご記入ください。

お正月休みの間も多くの方々から、続々とご寄付が寄せられています。すでにご
協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご支援を、確実に現地で
役立てていきます。引き続き活動を見守ってください。

○パレスチナ関連の最新情報
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/200812gaza.html

○JVCはこれまで、ガザ地区の栄養失調児への支援や、医療サービスの届きに
くい地域での巡回診療などの活動を行っています。これまでの活動はこちら。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<発行>
日本国際ボランティアセンター(JVC)
〒110-8605 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル6F
TEL 03-3834-2388 FAX 03-3835-0519
info@ngo-jvc.net
http://www.ngo-jvc.net


*******************************************
デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参
加ください。

Created by staff01. Last modified on 2009-01-05 15:39:27 Copyright: Default

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