写真速報 : 建長寺川柳シンポジウムに150人 | |
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鶴彬(つるあきら)生誕100年を記念する「建長寺川柳シンポジウム」が、10月2日、雨に煙る鎌倉・建長寺の應眞閣で150人近い参加者を集めて開催された。 鶴彬と、その師である井上剣花坊(建長寺で急死。墓所がある)の法要(写真上)から始まり、映画『鶴彬 こころの軌跡』の上映、公募川柳の表彰式、記念講演、パネルディスカッション、そして最後に記念句会という6部構成だった。 平日早朝からの催しに、5時起き、6時起きという人も少なくなかったようだ。 さて、個人的な感想も含めて報告すれば、尾藤三柳氏の鶴彬の生涯を追った記念講演と、川柳の現状と未来を語るパネルディスカッションがとりわけ面白かった。鶴彬の神格化を戒める客観的な見方を提示した三柳氏の意見に対して、ディスカッションではそれへの批判が飛び出したり、司会も交えての丁々発止のやりとりは、小気味のよいものだった。 ↓尾藤三柳氏の記念講演とパネルディスカッション レイバーネット川柳班がきっかけを作ったこのシンポジウム。その始めはワーキングプア川柳だったわけだが、ディスカッションの中で出てきた「どの柳誌を見ても同じ」「これでいいのか?」という川柳界内部での批判の動きと、レイバーネットでの川柳の流行は、期せずしてシンクロしているのではないかという思いを強くした。 最後の記念句会では、5つの課題吟を各選者が選び、発表。最初の題「生きる」では、第一位である「天」を、なんとわかち愛さんが獲得。レイバーネットの面目躍如たるところを示した。その句を以下に掲げて、報告のまとめとしよう。 生かされて 生きながらえて 花も咲く (わかち愛) 報告:正木(亜北斎)俊行 ↓記念につくられたオリジナル手ぬぐいが人気だった Created by staff01. Last modified on 2009-10-03 01:08:42 Copyright: Default |