今井明の写真館・40「労働組合が駆けつけてくれた」 | |||||||
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労働組合が駆けつけてくれた労働組合のナショナルセンターと全国組織は、連合、全労連、全労協の三団体である。そのひとつ全労協の2009春闘ポスターに使われたのが、この写真である。ポスターを見た全統一労組の組合員が「彼女は大変だったのよ。二階から飛び降りて足の骨を折ったの」という。 全統一労組に「山梨で大変な事件が起きている」と連絡が入ったのは、昨年の8月末。会社の社長をはじめとした十数人が、寮の寝込みを襲い中国人研修生6人に暴行を加え強制帰国させようとした事件である。逃げた2人が全統一労組に助けを求めて、事が明らかになった。Aさんは、その時に骨折したのである。 中国人研修生の研修目的は「婦人子供服縫製」であったが、実際は防塵服を中心としたクリーニングの仕事に従事させられていた。最初の年は、午前8時30分から午後10時までの労働時間で月給5万円。三年目になっても、労働条件はほとんど変わらなかった。そればかりか残業時間も誤魔化されていた。会社は財団法人国際研修協力機構の調査にあわてて、労働実態の偽装を図った。そして、偽装工作を拒否した彼女たちを強制帰国させようとして襲撃したのである。 Aさんは「私たちが大変なときに、労働組合が駆けつけてくれたのが嬉しかった」という。いま組合とともに会社の責任追及しながら争議支援の現場に駆けつけている。(今井明・09年3月 写真館40) Created by staff01. Last modified on 2009-04-09 19:41:59 Copyright: Default |