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LNJ Logo 全トヨタ労働組合(ATU)をサポートする市民の会 1/20 結成総会を開催
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― あなたも参加を! 支援・連帯の輪を広げよう! ―

 生産、販売で“世界一の自動車メーカー”に上り詰めたトヨタ自動車は、その生産技術、生産システムが評価を受ける一方、生産工程の一部としかみなさないような、非人間的な労働環境、“全ての道路はトヨタに通ずる”“トヨタ城下町”といったような地域支配、これらの批判が日に日に増大しています。
 また、あろうことか働く者の代表であるべき労働組合(トヨタ労組及び全トヨタ労連)が、「労使宣言」のもと、労働現場における、長時間労働−時にはサービス労働、過労死。非正規雇用の容認−時には偽装請負、研修生という名の奴隷労働の放置。コストダウンの名のもとの−人間の「自働化」、創意工夫というカイゼン、QCといった小集団活動、時には下請け企業への過酷なコストダウン。
 そんな中で全トヨタ労働組合(ATU)は、2006年1月22日に結成された。待望された、勇気ある行動といわねばなりません。この上は、この労働組合をしっかり支え、本物の労働組合として成長してもらうことが、トヨタとその関連会社で働く労働者だけでなく、あらゆる労働者の希望の灯になることを、私たちは信じて疑いません。
 あなたも「市民の会」に入会し、労働者、市民がつくる支援・連帯の輪を、共に広げようではありませんか!1月20日結成総会に参加しよう。

2008/1/8
阪野智夫 (ATUサポート市民の会準備委員)

写真↑ トヨタ自動車元町工場で宣伝行動に参加した組合員(07年1月)
 

― 結成総会のご案内 ―

◆ 日時:2008年1月20日(日)午後2時〜
◆ 会場:愛知労働会館(名古屋市熱田区沢下町)
   ※金山駅から名鉄線に沿って岡崎方面へ徒歩10分。

◆ 内容:第一部

〃訐にいたる経過の報告/呼びかけ人の紹介
■腺圍侫汽檗璽隼毀韻硫颪猟鶲董寝饌А¬魄、活動方針、事務局体制、他。
  ※年会費:一口1000円(2口以上を希望)/事務所維持会員募集:1000円/月以上
ATUからのあいさつ、メッセージ紹介、代表あいさつ
し訐宣言採択

 第二部

  記念講演 猿田正機さん(中京大学教授・トヨタ研究者)
  テーマ=トヨタ生産方式・トヨタウェイとATUの役割・責任
  懇親会
  終了後、同場所で懇親会 <午後5時〜 参加費1500円>

写真 ← 安城地区労メーデー集会に参加(06年5月1日) → 全造船いすゞ自動車分会の役員と交流(07年4月)


「全トヨタ労働組合(ATU)をサポートする市民の会」 呼びかけ文

 トヨタ自動車は、1992年に策定した「基本理念」の冒頭で「内外の法およびその精神を遵守し、オ−プンでフェアな企業行動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす。」と謳っています。
 その文言をそのままに受け止めれば、そしてそのままの姿、形がつくられていたなら、この会社は、どんなに収益を上げたとしても、人々は喝采し、賞賛を惜しまなかったでしょう。しかし、現実はあまりにかけ離れているというほかありません。

「トヨタシステム」にみる、トヨタの実像

2006年、トヨタは営業利益で2兆円を超える世界一の利益を上げ、自動車の売り上げ台数世界一も目前です。「元気な愛知」を支え、「日本経済を支えるトヨタ」ともてはやされ、巷には「世界のトヨタ」を支える生産システム・「トヨタシステム」を賞賛する言説が溢れています。
「トヨタシステム」は、一般には「過剰生産、過剰在庫、過剰人員その他の無駄を徹底的に排除してコスト削減を図り、利益を増大させることを目的とする」生産方式です。
徹底的な無駄を排除する「効率至上主義」の「生産方式」と言われており、「トヨタに見習え」とばかりに日本の多くの企業がトヨタ生産方式の真似をしようとしています。
しかし、このトヨタシステムでの、「徹底的な無駄の排除」とは、いわば乾いた雑巾をさらに力一杯絞り、僅かな水も残さない、ということを意味します。ここで限界まで絞りきられるのは、まさにトヨタで働く労働者、下請企業などトヨタの生産に関わる企業で雇用されている非正規雇用労働者、外国人労働者、外国人研修生達に他なりません。
トヨタシステムは、トヨタで働く労働者達の超過密労働と、トヨタの非人間的な労務管理によって支えられています。トヨタシステムによって労働者の人間性が徹底的に破壊された結果、トヨタとその関連企業の現場では、多数の過労死、過労自殺が蔓延し、労災隠し、偽装請負など劣悪な労働条件の下で働く労働者の無数の声なき悲鳴があがっています。

2006年、トヨタに新しい闘う組合が立ち上がりました

 トヨタ自動車には、会社とユニオンショップ協定を結んでいる「トヨタ自動車労働組合」があり、トヨタ自動車で働くおよそ5万8千人の労働者が組合に加入しています。
 しかし、「トヨタ自動車労働組合」は、会社側と労使協調路線を確立し、これまでトヨタの過酷な労働実態を放置しつづけてきました。その結果、過酷な労働実態に苦しめられている多くの労働者はこれまで泣き寝入りを強いられてきました。
 しかし、「これ以上我慢できない」「これ以上泣き寝入りは出来ない」「トヨタを変えよう」。こういった思いを持ったトヨタとその関連企業で働く労働者が、2006年1月22日、「全トヨタ労働組合」(ATU)を結成しました。
 ATUは、「トヨタシステム」の非人間性に正面から異議を唱え、「人間らしい職場」を求め、トヨタの労働現場から奪われた人間性を取り戻す闘いを進めています。
 トヨタは日本の政財界に圧倒的な影響力を持ち、日本の労働システムを大きくリードしてきました。今や「トヨタシステム」は日本の労働システムになったと言っても過言ではありません。このことは、職場からの人間性の収奪が日本の隅々で進んでいることを意味しています。
 「トヨタを変え、労働者の働く職場に人間性を取り戻す。」私たちは、ATUのこの目的が、トヨタの労働者のみの闘いであるだけでなく、劣悪な労働条件で働かされる全ての労働者にとって重要だと考えています。
この組合を市民の手で支え、大きくしていくことが、トヨタを変え、疲弊しきった日本の職場に、人間らしさを取り戻すためにとても重要な意味を持っています。
このような思いから、私たちはATUをサポートする会の結成を呼びかけることとしました。

支えるサポーター市民の会の結成を

 私たちは、ATUをサポートするために、広く市民の応援団を結成することにより、ATUのさらなる活躍を期待し、トヨタ関連の労働者がATUの旗の下に結集することを支援していきます。
 その応援団は、職業、職場、職種の違い、加盟する労働組合組織などの違いを超え、更に国境をも越えてつながり、労働者・市民のなかにATUを支える仲間を広げていきます。
 更に、「トヨタシステム」に向き合うとともに、この国のゆくえ、働く者の暮らしと健康など、未来を見据えた様々な運動を共に考え、つくり出す努力をしていきます。
 これらを基本に私たちは、「ATUをサポートする市民の会」(仮称)の結成を呼びかけます。
 次に会の具体的な活動内容について以下のように考えています。
(1)ATUの組織的発展に寄与する、闘いの法律的支援、現場の経験など、情報の収集と提供をしていきます。又、広く寄付を呼びかけて、財政的な支えも必要と考えています。
(2)ATUの活動と市民とをつなぐ「ATUサポートニュース」(仮称)の発行を行います。
(3)年に1〜2回、ATUの組合員とサポート会員との交流を行います。
(4)ATUが呼びかける集会、研究会、裁判傍聴などに出来るだけ参加をします。
(5)「サポートする市民の会」として、「トヨタ生産システム」の研究などを進め、定期的に学習会・講演会などを行うとともに、広く市民に向けた企画も適宜開催していきます。
このサポーターの会は、市民のみなさんとともにつくり上げていく会です。
具体的な活動内容は、この5点に限ることなく、みなさんと話し合いながら発展させていきたいと考えています。

是非、あなたもサポーターに

 私たちは、ATUと連携しながら、日本で、世界で働く現場で奪われた人間性を取り戻す運動をつくっていきたいと考えています。ATUを支え、大きくしていくことは、私たちの職場の問題でもあり、社会に出て行く子どもたちの未来の問題でもあると考えます。
 多くの市民のみなさんが、この会の趣旨に賛同し、サポーターとなることを呼びかけます。ともに考え、運動をつくっていこうではありませんか。

                                 
 2007年12月 

*呼びかけ人(順不同)

猿田正機(中京大学教授)、佐高 信(週刊金曜日代表取締役社長・編集委員)、鎌田 慧(フリージャーナリスト)、中谷雄二(弁護士)、千田忠男(同志社大学教授、現代労働負担研究会代表)、田村昭彦(九州社会医学研究所所長、医師)、古木民夫(日本ジャーナリスト会議会員、元朝日新聞記者)、横井久美子(シンガーソングライター)、牧野三枝子(銀行産業労働組合中央執行委員長)、坂喜代子(女性ユニオン名古屋執行委員長)、仲野組子(同志社大学非常勤講師)、田中九思雄(フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会代表)

 


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