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LNJ Logo 9条改憲を許すな6・14フェスタ 参加記・高幣真公
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News Item 614festa
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さまざまな反動と収奪に対する怒りが表現された

 ↑ 下山保(フェスタ実行委員)さんは詩「ジジババ賛歌」を朗読した

 6月14日午後、東京の日比谷公園内にある小音楽堂で3年目になる9条改憲阻止の会の60年安保条約反対6・15国会デモ記念日闘争が行われた。今年は「6・14フェスタ」と銘打って音楽とスピーチがいっぱいの楽しい集いとなった。改憲をごり押ししようとした超反動の安倍内閣が潰れ、改憲阻止の人々にちょっと余裕が出たせいだろうか?同時に、憲法の条文改定に留まらず、後期高齢者医療保険、自衛隊のイラク派遣、米軍基地の建設、日の丸君が代強制など改憲の実態であるさまざまな反動と収奪に対する怒りが表現された集会でもあった。

 参加者の熱い思いは朗読された以下の下山保さんの「6・14フェスタの詩」に象徴された。5番まであるの詩の1番のみ引用する。

   1、ジジババ賛歌
  ハゲに白髪のジジオ達よ、シワ染みだらけのババ達よ
   杖を突いたよぼよぼの、腰の曲がったよたよたの
   寝たきり、よいよい、垂れ流し、街角徘徊の仲間たち
  60年安保の同志たち、全共闘の後輩たち
   いよいよ俺らの時が来た
  スカスカになった脳みそと、衰え隠せぬこのからだ
   死んで残った遺骨をも、全てを使って闘おう
  後期高齢者の新階層、フリーター・ワーキングプアの新階層
   格差・格付けの新自由主義、こういう社会をぶっ壊せ

 集会のクライマックスは、ジジ・ババたち総勢50名(公式発表)によるベートーベンの第9交響曲・合唱で「9条」を歌うであった。さわやかな晴天の緑あふれる日比谷公園の小音楽堂に合唱がこだました。

 ↑ 三味線を演奏する摂津正さん(フリーター全般労組)6・14フェスタに参加して

 ↑ ぼけまるさんらがギター弾き語りとマンドリンを演奏

 ↑ 舞台の後は広い日比谷公園の花壇と建物

 ↑ 川口創さん(弁護団事務局長)が自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の勝利を報告――

 ↑ ヤスミン植月千春さんはイスラムの民族楽器を演奏した

 ↑ 広々とした音楽堂は定員1000人だが、7割ほど埋まった

 ↑ 「戦後の復興期に草の根から生まれ、忘れ去られた”幻の国歌”」(東京新聞)「われら愛す」を九条の会草加が合唱

 ↑ 石原都政下の教育の反動と闘う教員たち―根津公子さん(左)と増田都子さん(右)

 ↑ 合唱 フェスタ実行委員会混声合唱団――戦争の放棄(べ一トーベン作曲交響曲第9番・合唱で『9条』を歌おう)

 ↑ サア、 デモに出発だ

 ↑ 土曜日でにぎわう銀座の街をデモ行進

  文・写真 高幣真公(レイバーネット日本) >


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