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デモクラシー・ナウ!では、毎週、新しい動画のアップ・ロードをご報告すると
ともに、今週の注目トピックスをお知らせしています。

☆ ニュースレター第4号(11月10日発行)は、「ナオミ・クライン 火事場泥
棒の資本主義を検証」 (米国で2008年7月15日に放送)の前半、石油利権への"
ショックドクトリン"応用です。

ついに破綻を迎えた市場原理主義。しかしブッシュ政権は実体経済の窮状はほっ
たらかして、7千億ドルの金融救済策を通じて最後の国庫略奪と、分け前の分配
にいそしんでいるようです。昨年の話題作『ショックドクトリン』で、ますます
鋭く新自由主義に切り込んだナオミ・クラインの視点は、「危機」が世界的に広
がっているいまこそ、真剣に検討する価値があります。

気候変動、石油高騰、食糧高騰、金融システム破綻と、この一年は次から次へと
世界的な危機が襲いかかり、人々の不安をかきたてました。それらの危機に対処
するためとして米国を中心とする主要諸国が打ち出してきた規制緩和を主軸とす
るネオリベ路線の解決策は、問題をすりかえるばかりで根本的な解決には程遠い
ものが目立つようです。

たとえば石油価格高騰に対処する決め手として、ブッシュ大統領が推進している
石油採掘規制の緩和は、大陸棚や北極圏野生生物保護区での石油採掘や、タール
サンドの利用など環境に有害な資源利用を認可するものです。石油の対外依存を
減らしガソリン価格を引き下げるためと説明されていますが、ほんとうでしょう
か?クラインによれば、実際にこの政策がもたらすのは、大手石油企業の市場支
配の強化と高価格の維持です。

人々の大きな社会的危機に乗じて人々の不安をあおり、うろたえた民衆が一時的
に判断力を失ったすきに、大多数の国民が反対する企業利益優先の政策を強引に
押し進めるという「ショックドクトリン」が、この一年のさまざまな危機に対す
る米国政府の対処にどのように応用されているのか、クラインは鮮やかに解き明
かします。この先さらに深刻な不況が待ち構えているという予感が世界中に広ま
る中、これ以上の大企業による収奪を許さないために、クラインの警告に耳を傾
けましょう。

関連動画ページはここ

関連動画(字幕付き)
・2008.07.15ナオミ・クライン 火事場泥棒の資本主義
 http://democracynow.jp/submov/20080715-1
・2007.09.17『ショックドクトリン』ナオミ・クライン新著を語る
 http://democracynow.jp/submov/20070917-1
・2007.07.06 イラク石油法は「強盗行為」 石油労働者組合の創始者が語る
http://democracynow.jp/submov/20070706-1

新着ストリーミング *********************************************
2008.04.16 食糧暴動で揺らぐムバラク体制下のエジプト
*****************************************************************
ムバラク政権の長期支配が続くエジプトで、事実上の最大野党はムスリム兄弟団
ですが、同国は特定の階級や宗教に基づく政治集団を禁じているため、非合法集
団とされています。ことし4月15日にムスリム同胞団のメンバー25人が、軍事法
廷による実刑判決で収監されました。弾圧強化の背景には、息子に政権を譲るた
め政敵を極力排除したいムバラク大統領の意図が働いているようです。裏を返せ
ば、長期の独裁政治に不満が鬱積して爆発寸前になっているのです。ここ数年反
ムバラクのキファーヤ(もうたくさん)運動が高まってきました。ここへきて食
糧危機がそれに重なり、社会不安が高まっています。カリフォルニア大学で客員
教授をつとめるエジプト人ジャーナリストのホッサム・ハマラーウィに、ブログ
を中心とするエジプトの新しい民主化の動きについて話を聞きます。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20080416-2

ゲスト:
*ホサム・エル=ハマラ-ウィ(Hossam el-Hamalawy) エジプトのジャーナリス
ト、ブロガー(arabawy.org)、活動家。出演当時はカリフォルニア大学バーク
レー校で客員教授。

字幕翻訳:川上奈緒子 / 全体監修:中野真紀子・高田絵里

新着ストリーミング *********************************************
2008.07.08 環境団体がG8首脳を非難 地球温暖化への取り組みが後退
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7月に北海道で行われた洞爺湖サミットでは、主要8カ国の首脳たちは、世界全体
の温室効果ガスの排出量を、少なくとも2050 年までに半減させる長期目標に合
意しました。米国政府はこの宣言を大きな進歩として高く評価しましたが、環境
活動家たちは中期的な数値目標が欠如していると批判しています。 地球温暖化
は、食料および燃料価格の急騰など、他の世界的な大問題に密接に結び付いてい
ます。世界の重大なものごとを少数の国だけで決める非民主的なG8のシステムに
反対して、北海道には世界各地から活動家たちが集まり、対抗アクションをとり
ました。何億ものお金をつぎ込んだ贅沢な会場の外で、反対の声を上げる人々に
取材しました。北海道にきていた反グローバル家の代表的な論客ウォールデン・
ベロー氏に、現地でお話を聞きました。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20080708-1

ゲスト:
*ウォールデン・ベロー(Walden Bello) 国際政策研究所フォーカス・オン・
ザ・グローバル・サウス(Focus on the Global South)を創始し、現在は常任
理事をつとめているフィリピン大学の社会学教授。カリフォルニアのNGOフード
ファースト(食料第一:食料と開発のための政策研究所)の元常人理事。経済の
グローバル化のありかたを批判する急先鋒で、2003年にスウェーデンのライト・
ライブリフッド賞を受賞した。

字幕翻訳:川上奈緒子 / 全体監修:中野真紀子・高田絵里

新着ストリーミング *********************************************
 2008.04.22 ペンタゴンの御用「軍事専門家」 国防省のプロパガンダ策を検
証
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ニューヨークタイムズ紙は、米国防総省がイラク戦争開戦前、イラクを差し迫っ
た脅威として描き出すために、いわゆる軍事アナリストとしてテレビ出演させる
目的で75人以上の元米軍仕官を雇ったことを明らかにしました。国防総省は、
ブッシュ政権の戦時演出に有利なニュース報道を生み出す宣伝攻勢のために、こ
うしたアナリストたちを使い続けていると同紙は報じています。元空軍大佐のサ
ム・ガーディナーと、フェアネス・アンド・アキュレシー・イン・レポーティン
グ(報道の公正と正確さを追求する会)のピーター・ハートから話を聞きます。
つづきはこちら→ http://democracynow.jp/submov/20080422-2

ゲスト:
* ピーター・ハート(Peter Hart) ニューヨークの進歩的メディア批評団体
FAIR(公正で正確な報道)の理事。同団体の雑誌Extra! に寄稿し、FAIRのラジオ
番組CounterSpinの共同司会とプロデューサーをつとめる。
* サム・ガーディナー大佐(Col. Sam Gardiner) 退役空軍大佐。米国防衛大
学で、戦略と軍事作戦を教えている

字幕翻訳:田中泉 / 校正:関房江 / 全体監修:中野真紀子・高田絵里

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    今週の お勧めトピックス(英語のみ)
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●オバマを勝利に導いた草の根運動は経済の回復を描けるか
http://www.democracynow.org/2008/11/7/can_grassroots_movement_that_prope
lled_obama
次期大統領のバラク・オバマはまもなく次期財務長官を指名してこの経済危機へ
の対応を早急に具体化させる構えです。Obama’s Challenge(『オバマの挑
戦』)の著者ロバート・カトナー、およびインディペンデント紙のアルン・グプ
タに話を聞きます。

● ニューハンプシャー州上院 全米で初 女性議員が過半数
http://www.democracynow.org/2008/11/7/new_hampshire_becomes_first_state_
senate
ニューハンプシャーで歴史が作られました。5日の州上院議員選挙で、米州議会
史上初めて、女性議員が過半数を占めたのです。定員24のうち13人が女性議員で
した。 

● 円卓討論:オバマ次期大統領とアメリカ外交政策の今後
http://www.democracynow.org/2008/11/6/president_elect_obama_and_the_futu
re
11月4日夜の歴史的勝利で次期大統領バラク・オバマに、 世界中からの祝辞が
次々と寄せられています。 しかしオバマの外交政策への姿勢とはどのようなも
のでしょう、そして米国外交政策の焦点となっている国々に住む人々は何を期待
しているのでしょうか。それを話し合う討論会を行います。 イギリスの映画制
作者であり調査ジャーナリストのジョン・ピルジャー、 コロンビア大学教授で
アフリカ学者のマムード・マムダニ、 メキシコシティーにある国際政策セン
ターのローラ・カールセン、 イラクの専門家ラエド・ジャラール、パキスタン
人作家のタリク・アリ、そしてパレスチナ系アメリカ人で、インターネット・イ
ンティファーダのアリ・アブニマをお招きしました。

● ウルグアイ人作家エドゥアルド・ガレアーノ 「オバマはホワイトハウスが
黒人奴隷によって築かれたことを忘れてはならない」
http://www.democracynow.org/2008/11/5/uruguayan_writer_eduardo_galeano_o
n_barack
モンテビデオから、南米で最も著名な作家のひとり、エドゥアルド・ガレアーノ
に聞きます。ガレアーノはアフリカ系アメリカ人が米国大統領に選出された意義
を話します。

● カリフォルニアの提議第8号承認の見通し
http://www.democracynow.org/2008/11/5/californias_prop_8_approval_likely
今回最も注目が集まった住民投票は同性結婚の権利に関するものでした。カリ
フォルニアでは、提議第8号が承認へと進みました。この提議によりカリフォル
ニア州憲法は修正され、同州では男女間の結婚だけが有効でありまた認可される
ことになります。アリゾナ州とフロリダ州でも、同性の結婚を禁じる提議が投票
で可決されました。

● 「緑の党」候補者シンシア・マッキニー オバマ勝利を語る
http://www.democracynow.org/2008/11/5/green_party_presidential_candidate
_cynthia_mckinney
「緑の党」の大統領候補シンシア・マッキニーに聞きます。総合選挙結果による
と、マッキニー氏の得票は、バラク・オバマ、ジョン・マケイン、無所属 ラル
フ・ネイダー、リバタリアン党ボブ・バー、憲法党チャック・ボールドウィンに
続いて6番目でした。

● 重罪者の選挙権剥奪と投票権:デモクラシー・ナウ!のスタッフが語る人生
初の投票
http://www.democracynow.org/2008/11/4/felony_disenfranchisement_and_the_
right_to
数千万人の人々が投票所に向かっていますが、番組では、重罪判決を受けた人々
が刑期を終えてからも投票させないようにする州政府による重罪者の選挙権剥奪
問題を検証します。恒久的に重罪者の選挙権剥奪を行う法律を持つ州がある一方
で、他の多くの州では重罪の記録があっても最終的には選挙人名簿に再加入でき
ることは、米国民の間であまり知られていません。デモクラシー・ナウ!のス
タッフ、マイク・キンバーが、自分がニューヨークで投票できると知り、人生初
の一票を投じた経験を語ります。ブレナン・センター・フォー・ジャスティスの
マーナ・ペレスからも話を聞きます。

● 米連邦通信委員会:テレビ放送の空き周波数帯「ホワイトスペース」をブ
ロードバンド通信に拡大すべきかを投票
http://www.democracynow.org/2008/11/4/fcc_to_vote_on_opening_up
11月4日には米国大統領選挙とは別の、もう一つ重要な投票が行われる予定で
す。米連邦通信委員会(FCC)は、無線ブロードバンドのインターネット通信
を米国のもっと多くの地域に拡大する法案について決定する予定です。FCCは
「ホワイト・スペース」と呼ばれるテレビ放送向け周波数帯域を無線インター
ネット・サービス向けに無免許で使用できるようにするかどうかを投票します。
メディア改革団体フリー・プレスのティモシー・カールから話を聞きます。

● 人々に愛された口述歴史家で放送記者のスタッズ・ターケル氏
(1912-2008)96歳で逝去
http://www.democracynow.org/2008/11/3/studs_terkel_1912_2008_beloved_ora
l
伝説的なラジオ放送記者で作家、人々の語りを記録した歴史家、談話家、現代の
年代記を刻んだスタッズ・ターケル氏が、10月31日、シカゴの自宅で逝去、享年
96歳でした。ターケル氏は長年にわたり、「デモクラシー・ナウ!」の常連ゲス
トでした。2005年には、心臓切開手術の直後に番組に登場しました。「好奇心に
駆り立てられるんです。世界はどうなっていくのか、世界は存続するのか?だか
ら、墓碑銘はもう決めてあります。『好奇心はこの猫を殺せなかった』です。こ
れまで生きられたのは好奇心のおかげです」

********* 掲示板 ***************************** 
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デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。どうぞご支援をお願
いいたします。また、ご意見なども率直に聞かせていただければありがたく存じ
ます。
翻訳を手伝ってくださる方を募集しています。字幕をつけたいセグメントの粗訳
をお願いし、できれば字幕にもチャレンジしていただいています。いまのところ
謝礼は出せませんが、サイトには翻訳者としてお名前を載せています。ご興味の
ある方は、このメールに返信してくださるか、事務局あてにメールしてくださ
い。
office@democracynow.jp

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