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死ぬな!辞めるな!闘おう!通信〜郵政民営化を検証する関西集会 | ||||||
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死ぬな!辞めるな!闘おう!通信
08年06月03日 発行■人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会 homepage3.nifty.com/kyouseihaiten-hantai/ 第2回 郵政民営化を検証する関西集会 開かれる 兵庫を先頭に、関西の郵政労働者は労働運動再生に起とう! 民営化から8ケ月。6月1日、「第二回郵政民営化を検証する関西集会」に参加した。 「守ろう 公共サービス/強めよう 郵政労働運動/連帯しよう 地域と非正規労働者」をスローガンに、2006年3月21日開催の第一回(於・クレオ大阪北)に続く「第二回郵政民営化を検証する関西集会」。反対する会は、JP労組第一回大会議案を批判するビラを撒き、郵政ユニオンや関トラ支援署名を求める関合労の仲間が玄関先でビラ撒きをする中、日曜日にもかかわらず、尼崎労働福祉会館大ホールに近畿2府4県から続々と参加者が集い、会場は470名の郵政労働者(前回は460名)で一杯になった。 株式上場、10年後の完全民営化等いろいろ節目はあるが、いまの職場状況、民営化後の混乱を見るならば、いま開催の準備に入り、半年後に開催するのが情勢的には組合員の結集を見込めるとして、昨年の暮れから月一回の準備会議を経て、200名のJPU組合員の呼び掛け賛同のもと開かれた集会では、冒頭に無期限ストライキで直接雇用を勝ち取った派遣労働者、武庫川ユニオン・尼崎市役所分会の本郷令子分会長がその報告に立った。住民票入力に従事する派遣労働者が、無期限のストライキを通して、2回の競争入札を阻止し、直接雇用を勝ち取った闘いの報告があった。 次ぎに、「過疎地の郵政民営化のその後」では、兵庫・豊岡局の90名の総分会長を勤める岡田一雄さんから、窓口のなくなった特定郵便局では利用者が2〜3割も減り、周辺の過疎地の簡易局では委託料のあまりの安さに5割が閉局状態に追い込まれた。「働き続けたい60歳 定年まで」と、長谷川宣二氏からは、簡保センターは全国を5つのサービスセンターでカバーしており、5000名の労働者がいる。分社化以降、 京都でも委託の労働者250名など職員を増員しても、超勤が続き、一日中パソコン と格闘する人や苦情処理にあたる人など、ストレスが溜まる一方である。コンプライア ンスのために監査を専門に行う課が新設され、ダブルチェックを課されるなど煩雑な業務に、皮肉にもまるでかつての全逓の順法闘争をやったときと同じような、手順の遵守を迫られ、煩雑な業務で、3年間で250人も退職が続いていると生々しいレポートを寄せた。果たして60歳定年まで、安心して働けるか不安であると訴えた。 講演では、国際ジャーナリストの伊藤千尋さんが、世界を廻って日本に帰ってくると日本は元気がないと、話された。ベトナムを見て廻って感じることは、戦後復興に元空軍パイロットが、家具工場を興してガッバっている。皆、自分の頭で考え、自分の意思で実行している。日本では、果たしてどれだけの人が、自分の頭で考え、実行しているだろうか。元気を取り戻すには、一人一人が主体性を回復して、個人が主張する社会をと訴えた。少々長い講演に「まだ終わらないの」と子供の声が飛び出し、笑いが起こったところで、まとめの発言が。 大阪国際の山本武さんから、小泉構造改革が弱者切捨て、ワーキングプアーを生み出し、民営化の真の姿が明らかに。要員不足が蔓延し、労基法が守られない職場では、交通事故が多発するなど、不満が鬱積している。休憩も取れないで夜間配達を続けた結果、うつ病を発症した自らの経験も交えながら、現状を嘆くだけでなく、あきらめず変えよう、非正規労働者と連帯して、がんばろうと語った。 最後に、ゆうメイト(非社員)から正社員になって1年2ヶ月、二宮基さんが団結がんばろうの発声へ。正社員になっても、仕事の中身は全く変わらない、親が心配して、繰り返し、繰り返し正社員になれと言われ続けた。果たして、正社員はいまや安定していない。職場の非正規雇用化が進むなかで、正社員はあおられるように、超勤漬けや自爆営業に陥っている。職場の安心、安定の為には、非正規雇用の労働者の仲間の処遇改善こそが求められているとの訴えがあり、集会は閉幕した。 慢性的な欠員や決済の変更に伴う労働強化と、超勤の常態化で、業務が回らない状況が全国的に報告されている。この労働悪化に追い打ちを掛けるように、さらなる削減計画がある。破綻的が明らかな民営化を強引に進められるのも、唯一、生産性向上で資本に協力するJP労組中央、本部役員の存在があるからだ。 JP労組第一回全国大会の代議員選挙における兵庫選挙区の「兵庫の乱」。昨年のJPU労組全国大会代議員選の構図が再現された。左派活動家が、JP労組JPU兵庫の藤井連協議長など右派代議員候補の全員落選を大胆に組織したのだ。JP労組近畿地本を巡る左右の激突を、現場組合員が求めた結果と見なければならない。 この闘いを労働運動の再生に繋げよう! Created by staff01. Last modified on 2008-06-03 22:39:53 Copyright: Default |