レイバーネット例会報告〜民衆・労働側の映像の意味を探る | |||||||
Menu
おしらせ
・2024総会(報告) ・レイバーネットTV(4/24) ・あるくラジオ(4/20) ・川柳班(投句「風」) ・ブッククラブ(6/8) ・シネクラブ ・ねりまの会(4/17) ・フィールドワーク(5/31) ・三多摩レイバー映画祭(6/2) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第89回(2024/4/10) ●〔週刊 本の発見〕第342回(2024/4/18) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/3/28) ●川柳「笑い茸」NO.152(2024/3/27) ●フランス発・グローバルニュース第7回(2024/3/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」89回(2023/12/31) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合
|
本日(5/18)、レイバーネットの例会「映像の力を考える」がSKプラザ地下ホールで開催されました。事前の問い合わせがほとんどなかったので、よくて10〜20名かと思っていましたが、結局30名も集まりました。うち半分が会員外でした。実際、映像をつくっている人などメディア関係者が多かったようです。 約2時間に及ぶ木下昌明さんの報告でしたが、半分の時間は映像(合計10本)で、引きつけられる内容でした。とくに、「意志の勝利」と「モダンタイムス」の対比、「どっこい生きてる」と「麦秋」との対比などは、映像による格差社会の対比として、見応えがありました。その後の質疑も活発でした。 「ファシズムと労働者側との映像のちがいはなにか」「ものすごく面白かったが、日本の映画で労働を扱う作品が少ないのはなぜか」「ドキュメンタリーを撮るばあい、撮られる側のプライバシーをどう考えるか」「観客側の居場所によって見え方が変わるのではないか」「学生で労働に関心がなかったが、映像が見たことで労働問題が身近になった」「セクハラ問題の作品をつくっているが、みえない証拠をどう映像化したらいいのか」などなど、質問・感想が相次ぎました。 木下昌明さんは、ヒトラーを賛美した「意志の勝利」をつくったレニ・リーフェンシュタール監督は、あらゆる演出を駆使して「美の追究」ということが最大の主眼になっている。それにたいして、われわれの映像は、「現実」であり、「食う・着る・寝る」といった生活そのものであり、きたなさも含めてさらけ出すことではないか。またすぐれた映像は民衆の代弁者になり、「複製」され「増幅」されることによって武器になる。とくに、ビデオの出現により映像が見るだけでなく、たたかいに欠かせない道具=実践としてのメディアになっているのではないか、という趣旨の報告をしました。 いずれにしろ、「映像+解説」というやり方が斬新で、大変刺激的な例会となりました。 Created by staff01. Last modified on 2008-05-18 21:31:56 Copyright: Default |