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全港湾クボタ分会に府労委勝利命令。09年問題へ争議勝利の突破口できる!

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  雇用期限など、直接雇用条件は、直接雇用前でも、クボタに団交義務あり

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 アスベストで悪名高い「クボタ」は、外国人労働者を「偽装請負」で長期に働かせ、労働局の査察後は、慌てて「派遣」に切替えました。さらに、各方面からの批判や、全港湾大阪支部の結成に対応する形で、07年4月から「直接雇用」をスタートさせました。だがこれは「半年更新で最大2年」という、期限付き契約社員への強制であり、「大量解雇の執行猶予」でしかなかったのです。

全港湾大阪支部は、06年度末に、これら雇用にかかわる、賃金形態・雇用期間と更新・不当労働行為・就業規則などを議題とする団交を要求しましたが、クボタは「団交応諾義務はナイ。直接雇用の内容は決定済であり、3月中は協議もしない」と団交拒否し、「期限付き直接雇用」を見切り発車させたのです。

何年もクボタで働く外国人組合員が、会社の派遣法・職安法違反などのツケとして「有期直接雇用」にされ、09年3月に解雇されんとしています。南米・中国人労働者らは、大正の工場でストに突入し、おおさかユニオンネットも全港湾と共に、本社デモや、大阪労働局との交渉などで、全力支援を展開中です。

=========府労委の不当労働行為命令の判断要旨=========

クボタは、「協議を行なっても時間的に間に合わない。4月までに団交を行なっても意味がない」と述べ、その後も、直雇用化後の労働条件についての組合からの団交申入れに対して、「直雇用化について団交応諾義務はなく、また、現時点で労働条件を見直すことはできない」として応じなかった。

既にこの段階【注・直接雇用の前年度末】では、既にクボタは組合員の労組法上の使用者の地位にあったのだから、組合員を直雇用化するまでは雇用関係のないことをもって、クボタが団交に応じない正当な理由とはいえない。

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「労働委員会 命令等 研究会」のご案内。      ******************

日 時=08年12月1日【月】6時半    

会 場=ゼネラルユニオン会議室【天満橋駅。06−6352−9619】                        主 催=共同行動大阪【おおさかユニオンネット & 関西コミュニティユニオンネット,ほか】

どなたでも参加できます。


Created by staff01. Last modified on 2008-11-04 19:21:31 Copyright: Default

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