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フィリピンのトヨタ・ニッサン労組代表を招き、連帯集会
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 3月31日午後、フィリピントヨタ労組のエド・クベロ委員長とフィリピン・ニッサン労組ロデル副委員長を迎えて「多国籍企業の組合つぶしを糾弾する連帯する集会」が東京飯田橋のSKホールで開かれ、50名が参加した。2人は前日(30日)の東京総行動でトヨタ、ニッサン両本社で交渉(詳報後送)行った。

 

↑ フィリピン・ニッサン労組ロデル副委員長

 ロデルさんはフィリピンでトヨタだけではなくニッサンも2001年以来組合つぶしのために大量解雇(150人余)を行い、裁判で解雇撤回の判決が出ても、最高裁まで上告したが、覆らないのに今も解雇したままでいる経過を語った。一方、クベロ委員長はフィリピントヨタ労組が日本やIMF(国際金属労連)はじめ国際的な労働者の支持と同時に、トヨタの御用組合内部や国内の自動車関連労組に支持を広げている現状を報告した。

 

↑ フィリピントヨタ労組のエド・クベロ委員長

 また、クベロ委員長はアロヨ政権が多国籍企業の法律や人権無視を黙認し、ネスレ労組委員長はじめ61人にのぼる労組指導者暗殺や行方不明など人権抑圧を許している現状を告発するビデオ証言をハーグで開かれる国連人権法廷に対して行ったと報告した。

 

 そのあと、全労協東京、フィリピンの政治的暗殺を告発しているカサナグの会、外国人研修生を支援する全統一労組、元ニッサンディーゼル労働者で現全国一般埼京労組の嘉山さんが連帯の挨拶を行った。そして、「自動車絶望工場」でトヨタの実態を暴露したルポライターのた鎌田慧さんは発言を求められ、労働者が抑圧されている日本国内の労使関係が二乗、三乗の規模に拡大されてアジアや世界で日本企業による労働者虐待が行われていると指摘した。

 最後に全員で、トヨタ、ニッサンはじめ多国籍企業の横暴を許さないよう、労働者が国際連帯して闘っていこうとシュプレヒコールを行った。(報告・写真:高幣)

参照:フィリピンのトヨタと日産の両労組が解雇撤廃を訴え来日(東京総行動・3月30日)


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