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みやぎの小学校教員・土屋聡です。(10月9日朝)

10月5日・6日と、東京に行きました。感じたこと、気付いたことを書きます。

〈都教委に「君が代」解雇をさせない!都庁前One dayアクショ ン〉に参加しました。

やっぱり行ってよかった。楽しかったです。和みました。「勇気が湧く」...というよりは「やっぱ、間違ってないんだぁ」と、ほっとした気持ちになったんです。「闘う」っていうと、どうしても無理したり頑張ったり我慢したり...「辛さ」を伴いそうです。でもね、実のところ闘うとは「自分の自然をごまかさないこと」で、それはとても「ほっとすること」なんだと、都庁前に行き、感じました。独りぼっちなら、きっと大変。そしてほんとに「辛い」んだと思います。けれども、疑問を感じるのは自分だけじゃないんだと...5日東京に足を運び、いろんな方と出会い、話したり聴いたり歌ったり笑ったり怒ったりして、確信しました。

Macのキーボードを叩いて文字を入力し送信する行為でもつながりあうことはできるんだけど、顔を合わせ、声を交わし、同じ風を感じながら過ごすことって、やっぱりいいもんだよねぇ〜って、思いましたよ。いろんな 方と出会えて、嬉しかったです。ありがとうございました。マイクを持 つ機会をいただいたのに、ついアジってしまって、反省です。つい太鼓 叩いちゃって、ごめんなさい。次回はなるべく、でっかい絵を描いて持ってって、通行するみなさんに楽しさを伝えられるようにしますね。

〈コンサート 自由な風の歌3〉に行きました。

林光さんの司会・ピアノそして歌に、竹田恵子さんの歌、崔善愛さんのピアノ、三宅進さんのチェロ、新井純さんの朗読と歌、伊藤多恵さんの舞踏、自由な風の歌合唱団のみなさんの歌と姿に、とても豊かな気持ちになりました。実のところ(なぜにここで涙が出るの?!)って自問すること、何度もありました。「自分が間違ってないんだ」と「あっ、自分だけじゃなかったんだ」と感じるときって、なんか涙出そうになるんですね、発見。嬉し涙の種類かもしれない、勇気涙って感じです。私の初めての「運動」って、学生時代の指紋押捺拒否闘争でした。だから、崔善愛さんのピアノを初めて生で聴き、いっぱいいろんなこと思いました。やっぱりCDじゃなくて、ライブだなーって、感じました。人は、いつも今を生きるんだって感じました。林光さんのようになりたいって思いました。こう書くととても陳腐な言葉で恥ずかしいですが、自由の風を感じました。林光さんのようになりたいっていうのは、ピアノを弾き歌うことではないんです。でも、会場でCDを買い、昨日は仙台YAMAHAで楽譜を3冊買っちゃいました。ろくろく楽譜も読めないし、ピアノだって弾けないんですけどね。

〈東京の「日の丸・君が代」裁判の勝利のために大同団結を! 10.6集会〉に参加しました。

大内さんの話には、毎回勇気をもらいます。12月22日の集会に、たくさんの仲間と参加したいです。さて、多くの仲間が闘っているってことを知りました。壇上に立っていた多くの仲間が既に学校現場を後にしていることも知りました。私
は、あと20年ほど学校現場で仕事をする権利を持っている者ですが、見渡すと会場は先輩がとても多かったです。

この集会の前日、東京の小学校教員の方と焼き鳥屋さんでいろいろお話しました。東京の小学校では20代の教職員が職場の半数近いことを聞きました。驚きました。私は、根津公子さんと河原井純子さんの解雇を絶対にさせないための、あれこれを頑張ろうと思う者です。そのための署名活動や、映画
上映も、もっと進めなくちゃいけないでしょう。集会にも参加します。都教委に抗議もしましょう。

しかしながら、今回一番感じたこと。学校現場にいる教職員の仲間をもっともっと広げたいってことです。まだ互いに「仲間」っていう出会いをしていない人、いっぱいいるんですよね。東京都の状況におかしさを感じつつ、我慢し、今朝も出勤前に苦しさを感じている人。「闘いに決意」をしなくても大丈夫だよ、まずはちょっと顔をあげましょうよ...と、まだ伝わっていない言葉を伝えていかなくちゃいけないぞと、思っています。

上意下達させようとする権力の前で、人間としておかしいということに「おかしい」と言い抵抗するのは、勇気の要ることかもしれません。でもね、やってみると「ほっとするもの」なんですよね。イライラしているのに笑顔を装うのって、苦しいじゃないですか。しかしながら、現場は東京都だけじゃないですね。私は私の現場で、人間らしく生きていくことをあきらめず、たくさんのまだ出会っていない仲間とつながりあういとなみを、続けていきたいと思います。...さあ、そろそろ出勤です。では、また。

Created by staff01. Last modified on 2007-10-09 20:01:48 Copyright: Default

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