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LNJ Logo パリからのメッセージ〜「ラ・マルセイエーズ」を歌わない自由
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以下、パリ支援グループからのメッセージは、10・5「君が代」解雇をさせない都庁前 One day で紹介され、大きな共感を呼びました。
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●「君が代・不起立」解雇に抗議するフランスからのよびかけ

フランスがかつて生んだサッカーの名選手、ミシェル・プラチニをご存知でしょうか? 彼は国際試合前に国歌が演奏されるとき、「ラ・マルセイエーズ」を歌いません。 歌詞が暴力的であるという理由から歌うことを拒否し、世界中に放送されるテレビのカメラの前でも、口を閉じたままです。プラチニに賛同して、ジダンなど他の選手も数人、けっして「ラ・マルセイエーズ」を歌いません。このようにフランスでは、式典で国歌を歌うか歌わないかは、個人の自由に任されているのです。

国家や自治体が表現の自由、思想・信仰の自由を認めず、個人にこうしろ、ああしろと押しつけるようなところでは、真の民主主義は育ちません。ここ数年の日本の状況を見ると、憲法改正を求める動きが強まり、 教育基本法はすでに国家主義的な内容に改正されてしまいました。外国に住む私たちは、日本がまたもや「君が代・日の丸」を前面に持ち出して、再び戦争を起こす国になるのではないかと、とても心配しています。

折しも、 南京虐殺70周年にあたる今年、海外でも日本の戦争犯罪がテレビや新聞に取り上げられ、一般市民の間でも話題に上っています。ところが、日本ではいまだに南京虐殺や「従軍慰安婦」問題などの史実と誠実に向き合うことのできない人が大多数であり、政府高官の中からさえ、それを否定するような動きが出ています。

このような風潮にもかかわらず、根津さんや河原井さんたちは教育の現場で、次の時代を担う子供たちに侵略戦争の過去を伝え、「強制ではなく、自分でものを考える教育」を実践してきたすばらしい先生たちだと思います。穏やかで粘り強い彼ら教員の皆さんの抵抗は、異なった意見やちがうやり方をする人を徹底的にいじめて排除し、同情の声さえ上げにくくなった今の日本社会で、民主主義と平和を守る最後の砦のひとつと言っていいのではないでしょうか。この重要な闘いの最前線に立つ根
津さんや河原井さんたちを絶対に解雇させてはならないと、フランスからも「君が代・不起立」解雇に抗議する声を上げることにしました。

私たちパリの支援グループは、強権発動を想像させる東京都教育委員会の決定を国連人権委員会、および国際労働機(ILO)に訴える準備を進めています。また、フランスの教員組合やメディアに「君が代・不起立」処分の事実を伝え、連帯の輪を広げていくつもりです。

2007年10月3日

パリ支援グループ:アルベール・コカール、上田眞木子、コリン・コバヤシ、柴田真紀子、ポール・ジョバン、飛幡祐規、辻俊子、羽生のり子、ジャン=リュック・パスキネ、古谷美奈子、クリスチーヌ・レヴィ

賛同者:
二口愛莉、中山じろー、 鈴木祐子、下境真由美
(10月2日現在)

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