墨田区が野宿の仲間の小屋を破壊! | |||||||
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墨田区が野宿の仲間の小屋を破壊!
抗議の声を寄せて下さい! 先週23日、東京・隅田川の桜橋高速下デッキにおいて、墨田 区土木管理課の職員が大勢の警察を動員した上、法的手続きも 一切なしに仲間のテントを破壊するという事件が起こりました ので報告させていただきます。また、このような暴力を二度と 許さないためにも、多くの皆様に事態を知っていただき抗議の 声を寄せていただきたいと考えています。よろしくお願いいた します。 ■事実経過 隅田川では、台東区、墨田区、東京都がそれぞれ定期的に特別 清掃(通称「かりこみ」)という業務を行っています。これは 、清掃を名目に野宿の仲間に小屋やテントを移動させ、移動せ ずその場に残っていれば撤去・処分するというもので、23日 もこの特別清掃の日にあたっていました。 桜橋の仲間たちは毎月、朝早くから自らの小屋や荷物を移動さ せ、この特別清掃に対応してきました。小屋を畳んで移動する 仲間もいれば、小屋を畳まずそのまま動かす仲間もいました。 何ヶ月もの間、このような形が続けられてきており、この日も 例月通り、清掃が行われるものと誰もが信じて疑いませんでし た。ところが、墨田区土木管理課はこの日に限って突然、仲間 たちに小屋を移動させるだけでなく畳むよう指示してきました 。 「清掃をきちんとするために小屋が畳んであることが必要だか ら」というのがその理由で、「小屋を畳めというのは、一週間 前の告知のときに伝えてある」などと主張していました。(し かし、1週間前になされたのは通常の特別清掃を告知する貼紙 で、はっきりと口頭でその旨聞いたという人もいません。)私 たちは『今日になって、いきなり「小屋をつぶせ」とはどうい うことか』『なぜ小屋を畳む必要があるのか』と理由を問うた のですが、役人は質問に答えずに、その場で警察に電話し、制 服私服含め30人近い警官がデッキに来るところとなりました 。役人は警官と連絡を取りながら、「端から小屋をつぶしてい く」と宣言し、実際にその行為を強行しました。解体に際し、 役所は小屋の所有者を特定しようとしました。私達はそれには 応じず、解体に同意しない旨をはっきりと伝えました。結果、 土木課の職員は、その場に不在だった仲間の荷物を含め3軒の 小屋/テントを、仲間の抗議の声の中、解体しました。(写真 は全都実ブログ http://squat2live.seesaa.net/ にアップ 予定)また、この3軒以降、15名の仲間が区職員及び警察の 監視の下、手ずから小屋を畳むことを余儀なくされました。 区職員らはその後、荷物の回りを消毒していましたが、小屋が 畳まれた状態であろうが建ったままであろうがまったく関係な いような作業で、「小屋を畳め」という指示は明らかに嫌がら せ目的と思われます。また、作業終了までの間、民事不介入」 のはずの警察が「小屋をたため」と言ったり、そのほか暴言を 吐いていました。 30人ほどの当事者で、抗議しながら一部始終を見届けたので すが、「こんな経験初めてだ。信じられない。」「あの光景が 頭から離れない」と大きなショックを受けています。小屋をつ ぶされた仲間、自ら小屋を畳まざるを得なかった仲間の悔しさ は計り知れません。私たちは30日、墨田区役所を訪れ改めて 抗議の意思を伝えてきました。 隅田川では、04〜05年に都区によるホームレス地域生活移 行支援事業が行われて以来、既存のテントの追い出し、新規テ ント建設に対する厳しい規制、小屋を持たない仲間に対するガ ードマン巡回による睡眠妨害など、様々な形での野宿者排除が 行われてきました。中でも今回の事件を起こした墨田区土木管 理課は、当時とりわけ突出した追い出しを行っており、墨田区 の管理する地区ではテント、小屋がけが激減しました。それに 対して05年以降、野宿の当事者が集団野営や小屋建設などで 抵抗をはじめ、都・区の追い出しを跳ね返すようになってから は、墨田区も目立った動きをしてきませんでした。 現在、隅田川では2度目の地域生活移行支援事業がほぼ終了し 、テント・小屋の数はさらに減少しました。墨田区の管理区域 でも、小屋の集住地域は残すところあとわずかとなっています 。 また、近年隅田川周辺地域は、新・東京タワー建設に伴う観光 再開発が構想されています。 そこには再開発のもと野宿者を一掃し、貧困者が身を寄せ合い 暮らす地域を、富裕層相手の観光地、商業都市に作り変えよう とする目論見が見え隠れします。今回の墨田区の暴挙は、この ような背景のもと行われました。私たちはこれを、今回限りの 突発的な事件ではなく、これから先に続く野宿者排除や、貧困 者を切り捨て富裕層のためのまちを作ろうという流れの皮切り と捉えています。 今後の動向にご注目をよろしくお願いします。 ■皆様へのお願い <span style="font-weight:bold;">このような暴挙を行った墨 田区土木管理課に抗議の声を寄せて下さい。</span> 【抗議先】 土木管理課占用担当 電話: 03-5608-6282 ファックス: 03-5608-6410 メール: mailto:KANRI@city.sumida.lg.jp 私たちは、この件に対する抗議のみに終始することなく、これ から先、都や区そして資本が目論む隅田川周辺地域の観光再開 発や、そのもとでの野宿者一掃、貧困者の生きる場を奪う動き に対して、抵抗を準備しています。今後の取り組みに、ご支援 とご注目、そしてご参加をよろしくお願いいたします。 Created by staff01. Last modified on 2007-09-04 10:41:57 Copyright: Default |