| 関西で郵政4・28闘争完全勝利! 集会 | |
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| 8・26
| つかんだぞ!処分撤回・現職奪還! | 4・28裁判闘争完全勝利!関西集会。 | 会場/尼崎市立労働福祉会館 | | | 日時/8月26日(日)午後1時30分開会 | | | さる2月13日、全逓(現JPU)4・28裁判で原告7名の完全勝利判決が確定し、現 | 職復帰を勝ち取りました。来る8月26日、元原告7名が一堂に会しての4・28裁判闘 | 争完全勝利!報告会を開きます。会食を用意して、ゆっくり歓談できる会場も準備しまし | た。郵政の仲間の皆さん、勝利の喜びを共にしましょう。ふるって参加下さい。 | | ■「反マル生越年闘争とは何か」 | | 約28年前に日本全土を揺るがせた「反マル生越年闘争」という大闘争があったのを知っ | ていますか。1962年、郵政省は、「マル生運動」=「生産性向上運動」を導入し、全 | 逓内の右翼的部分により、全郵政を結成させました。このマル生運動は、生産性向上運動 | に留まらず、全逓組織破壊攻撃としても熾烈を極めました。78年当時、全逓中央に寄せ | られた実例は4千件近くにのぼります。北海道の名寄郵便局では、役職者は全て全郵政か | 全逓脱退者で占められ、全逓組合員の適任者は除外されたと言います。宮崎の日南局では、 | 新規採用者が父親と共に郵便局に呼ばれ、「出世したいなら全逓に入るな」「全郵政に入 | ったほうがよい」と説教されたり。田舎の母親に「息子さんが全逓を脱退したら田舎の局 | に転勤させましょう」等と働きかけ、心ならずも全逓を脱退した労働者が多くいました。 | 生産性向上と称して、朝8時から9時まで管理者が労働者をメモ用紙を持って監視し、「足 | を組むな」「ヘラヘラするな」「額に汗して働け」などと暴言を吐いたと言います。 | これらの改善を求め、全逓は78年12月から79年の1月にかけて約2ヶ月、本部指導 | により、年賀取扱拒否をはじめ、4億3千万通の滞留を築く物ダメ闘争=業務規制闘争を | 闘い抜いたのです。この闘争は「大衆的実力闘争」として闘われ、その影響力においてスト | ライキに勝るとも劣らないもので、日本の労働運動史上の金字塔です。「北は礼文島から南 | は八重山群島まで組合員のいないところはない」と言われた当時19万5千人の全逓労働者 | が、約2ヶ月間に渡って闘ったことの意義はいくら強調してもしすぎる事はありません。当 | 時、自民党は、この闘争が「職場の組合管理を果たそうとしている」「安易に要求に対応す | るなら、郵政を突破口に国家公務員」全体の「労務管理全体に取り返しのつかない禍根を残 | す」と「治安問題として対処せよ」と危機感を強めていたことからも明らかです。支配者階 | 級は、この闘争の中に、彼らにとって真に危険なもの、労働者による「職場管理」や更には | 社会全体の管理の萌芽を嗅ぎ取ったのです。 | | | ■4.28闘争とは何か。 | それだけに、政府自民党の意を受けた郵政省の処分は、異例で過酷なものでした。3万7千 | 件の即決処分、47件の刑事弾圧。更に79年4月28日には、解雇3名、懲戒免職58名、 | 停職286名をはじめ全国で訓告以上の処分が8183名にも上るものです。特に、重処分 | のほとんどが東京に集中し、それも青年労働者を狙い撃ちにした「組織分断」を狙った悪辣 | なものでした。この処分撤回を求める闘いが「4.28闘争」ですが、全逓中央は「4.2 | 8処分の撤回なくして労使関係の改善はない」という全国大会決定決定にもかかわらず、9 | 0年には「連合新時代の下、安定した労使関係の構築のために」4.28闘争終結を機動隊 | に守られながら決定しました。その後も、闘いを続ける被免職者は、全逓からの組合資格剥 | 奪攻撃と闘い、これを撤回させながら、遂に04年には東京高裁で逆転勝利判決を勝ち取り、 | 更に07年2月には最高裁が郵政公社の上告を棄却したことにより、原告7名全員の勝利が | 最終的に確定したのです。これを受けて、既に数名の被免職者が職場復帰を果たしています。 | | ■4.28闘争勝利の意義 | 東京高裁の判決文の主旨は「被免職者らは本部の指導に従った末端組合員であり、懲戒処分 | は許されない」というものです。このことの正当性を確認すると同時に、我々が強調しなけ | ればならないのは、4・28被免職者が「処分取消、現職復帰」を勝ち取ったと言うことが、 | 客観的には「反マル生越年闘争」が正当であったことを意味しているとということです。と | ころが、皮肉なことに、当時、闘争を指導した全逓は、既に消滅し、その後身のJPUは1 | 0月22日には全郵政と統合することが既に決定されています。とりわけ特徴的なことは、 | この統合の際し、全郵政に「過去に行き過ぎ」があったと謝罪し、明らかに「反マル生越年 | 運動」を完全に否定したことです。しかし、現実の職場の実態はどうでしょうか。職場復帰 | を果たした被免職者の仲間がいみじくも語るように、「28年前に比べて一人の労働者が配 | 達する郵便物の量が3倍、4倍にもなって」います。JPU、全郵政問わず、当局に反抗す | るものや、作業能率の劣るものは、情け容赦無く、3年連続70点以下の評価を下され、月 | 5万円にも及ぶ大幅な減給を強いられています。まさにマル生運動、生産性向上運動の全面 | 展開です。多くの職場では、精神的、肉体的疾患が頻繁に起こり、自殺者まで出る事態にな | っています。ワーキングプアの現実は、どこか遠いところの話ではなく、非常勤労働者のそ | れであり、さらに郵政公社は自ら派遣会社を子会社として設立し、郵政における非正規労働 | 者化を自ら一層促進しようとしています。 | 今こそ、郵政の職場に「反マル生運動」が必要とされているのです。来る8月26日に「つ | かんだぞ!処分撤回・原職復帰!4・28裁判闘争完全勝利!全関西報告集会」が開催され | ます。「反マル生越年闘争」を実際に闘われた労働者はもちろんのこと、そうでない労働者 | も参加して、共に現在の郵政現場を変えていく契機にこの集会をしていこうではありません | か。先の参議院選挙では小泉・安倍自民党政権によってもたらされた、所得格差の拡大や地 | 域格差の拡大に大衆はNOを突きつけました。今度は郵政労働者の出番です。郵政民営化、そ | れによる労働者へ労働強化、強権的支配の強制にたいし、NOを大衆的実力闘争で突きつけ | ましょう。来る集会をその第一歩としましょう。 | 会場では 「4・28ロゴ入りテイシャツ」が無料プレゼントされます。 | 会場費、懇親交流会代すべて無料。 | Created by staff01. Last modified on 2007-08-07 21:20:09 Copyright: Default | |