フリーター全般労働組合を知っていますか? | |||||||
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攝津正 貴方は「フリーター全般労働組合」を知っているだろうか。 当初、この運動の中核を担っていたのは、私の友人でもあるプロレタリア詩人の安里健(徳田ミゲ ル)であった。が、経緯はよく分からないのだが、彼が運動を離れ、創設当初の組合員もほとんどが 去り、昨年度から私や友人・知人らで再建を志してきた。 もし貴方が、フリーターやそれに準ずる働き方──派遣、契約、請負等々──で働いていて、フリ ーター全般労働組合のことを知らないのだとしたら、知って欲しい。そして、是非私達に連絡をして 欲しい。いきなり組合員にならなくても、年会費5,000円の賛助会員制度もあるし、会費無料の非正 規労働問題に取り組むネットワーク=PAFF(これは元々労組の準備会であった)などもあるので、そ の人のニーズに応じた多様な参加の仕方が可能である。もし貴方が自営業や中小企業の社員であった としても、貴方はプレカリアート=不安定な労働者である可能性がある。そして私達フリーター全般 労働組合は、全てのプレカリアートに広く門戸を開き、参加を呼び掛けている。生と労働が際限なく 不安定化され、労働者保護制度が骨抜きにされようとしている現在、労働者の分断を阻止し、皆で団 結して抵抗の声を挙げていくことは何よりも大切なことである。 私達は他の労組などと連携し、労働相談に継続的に取り組み、難しい事例を含む多くの案件に取り 組み、団体交渉などを行って成果を勝ち取ってきているほか、メールマガジンや機関紙などで活発に 言論活動を行っている。それは不安定な生を強いられた者達=われわれがマスメディアなどに不当に 歪曲されて表象されるのに抗い、当事者自らの声を挙げるという意味がある。また、労働組合として は異例のことだが、ベーシック・インカム(基本所得)問題に関心を持ち、集会などに参加して取り 組んできている。 労働組合というだけで、否定的なイメージが纏わりつく。古い、ダサい、過去の遺物…。そうした 既成概念とどのように闘えばいいか、実は私にもよく分かっているわけではない。労働組合に参加す るということは、少なくとも、資本家的生産様式の支配的な社会においては、賃労働をするというこ とは疎外的な性格を持っているということを自ら認めることである。つまり、自分の「仕事」がやり がいや夢、自己実現などのためのものでなく、労働力再生産=自分(や家族)の身体と生命の再生産 のためのもの、生き延びるためやむを得ないものであることを嫌々ながらであれ認めることなのだ。 自分探しや自己実現に熱心な若い世代は、だから、労働組合に参加しようというモチベーションがな かなか湧いてこないのかもしれない。彼・彼女らにとって、生きづらい現実、何の興味も面白みも持 てない仕事で若干の待遇改善を得ることよりも、大事なのは多分もっと別のことなのだろう。
しかし、今日(2007年6月17日(日))、フリーター全般労働組合の定期大会(写真)と交流会に参加して みて、私は私達のこの組合が一種のコミュニティ機能、相互扶助や感情的交流の場になっているのを 強く感じた。立場や働き方、人生観などは様々で多様ではあるが、共に闘う仲間であるということに よる絆を強く感じた。今政府や財界が仕掛けてこようとしている「労働ビッグバン」に抗して闘うぞ という意志を共にしていると感じられたし、自分自身に尊厳を持とうという根源的な呼び掛けに応答 して集まってきているように感じられた。私の推測は当たっていないかもしれないが、私達は、どこ にでも巣を張り、共謀し、資本と国家の横暴に手痛い打撃を与えるべく、今日もどこかで──ネット 上で、或いはリアルな場で──会合を開いている。この会合に、貴方も参加してみませんか? フリーター全般労働組合のウェブサイト フリーター全般労働組合のメールアドレス フリーター全般労働組合の電話&FAX 03-3373-0180 フリーター全般労働組合のブログ Wikipediaにおける「フリーター全般労働組合」の記述 Created by staff01 and Staff. Last modified on 2007-06-18 20:04:31 Copyright: Default |