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大地実です。

 当日、9条改憲阻止の会(詳しくは同会のホームページを参
照)の呼びかけで座り込みをしている人と私も座り込みしなが
らあれこれ昔話に花を咲かせました…というと私もかなりのご
年配か…。かれこれと青春時代を思い出す楽しいひと時を過ご
しました。
 「全学連・全共闘・学生運動OBの連名での共同声明」全文を
、下記のとおりお知らせします。(※校正しましたが、校正漏
れがありましたら教えてください。訂正します。)



 全学連・全共闘・学生運動OB

  ◆共同声明◆

権カの「強制」に異議申し立てを!

◆子どもも、若者も、私たちのような壮・老年も、いま共通の
思いは、「自分の生き方を干渉されたくない」という切実な気
持ちではないでしょうか。何をしたいのか、どんな人生を送り
たいのかは多種多様です。そのためにも「強制されたくない」
のです。いいえ、それだけではなくて、より積極的には「十分
な自己実現をしたい」と願う人もいます。
◆だから、私たちは、政治的社会的な、あるいは教育の面にお
ける「干渉」や「強制」の意図や気配に対しては、敏感に異議
申し立てをする感性を養う必要があります。年齢を重ねたのだ
からもう勝手気ままに暮らしたいし、他人や社会に何が起ころ
うと無関心でありたい。でも、そうすると、野放しの「干渉」
や「強制」がやってきます。どうしますか?
◆極端な「干渉・強制」が戦争です。戦争は貧しさから抜け出
すために起こるかのように言われます。あるいは身を守るため
だと。でも、核兵器・生物兵器を含む武器の開発で、戦争は人
間や、生きものや、自然の死しか生みません。戦争はもうでき
ません。それなのに世界では戦争が続いています。軍備増強が
図られています。戦争については最優先の異議申し立てが必要
です。

◆私たちはかつて、学生運動という形で、政府や権力を持つ者
の動きに異議申し立てをし、その暴走を食いとめようとしまし
た。それは私たち学生が、異議申し立てをしなければ、政府や
権力がどこへ行くか分からないという危慎があったからです。
人々の不断の異議申し立てのないところに、人々による、人々
のための、人々に責任を持つ政府は出来ません。だから、市民
運動として、戦争につながる動きに対して異議申し立てを強め
なければならないと思い、立ちました。その具体的な表われと
しての行動は、もとよりさまざまです。しかしその根幹につい
ては一致しています。すなわち、「学生運動、全共闘運動に身
をおいた者として、自衛か侵略かを問わず戦争につながる一切
の動きに異議を申し立て、侵略戦争の内外の犠牲看に謝罪し、
非戦を誓った憲法前文と9条を変えない努カを続ける」ことで
す。

◆当面の課題は、9条改憲阻止の行動に対する、より具体的な
意思表示です。とくに「9条改憲阻止の会」が3月20日を期して
開始する、9条改憲を許さない一連の行動に対して、また関西
「5/3決起集会・梅田デモ」に対して、各自がその意志や行動
の一半を共有し、できる限りの連帯・支援・参加されるよう、
心から呼びかけたいと思います。

(2007年3月19日全学連・全共闘・学生運動OB)





全学連・全共闘・学生運動0B◆共同声明◆賛同人

星宮換生(56牢・全学連副委員長) 塩川喜信(58年・全学連委
員長) 由井格(58年・中大自治会) 小川登(59年・京大同学会
副委員長) 篠原浩一郎(59年・社学同委員長) 平井吉夫(59年
・社学同副委員長) 岩崎義(60年・大阪府学連書記長) 黒羽
純久(60年・全自連議長) 最首悟(60年・東大教養自治会) 新
開純也(60年・京大同学会書記長) 鈴木適夫(60年・安保改定
阻止高校生会議議長) 林弘(60年・東京都自連議長) 丸山茂
樹(60年・全自連中執) 矢沢国光(60年・東大自治会委員長) 
塩見孝也(63年・京都府学連書記長) 渕上太郎(63年・学芸大
闘争委員長) 中沢広凱(64年・大阪経大自治会委員長) 小口
恭道(65年・東大緑会) 野田雄一(65年・立命館自治会) 成島
忠夫(67年・全学連副委員長) 山本義隆(68牢・東大全共闘代
表) 佐藤浩一(58年・同志杜大学友会) 仲尾宏(58年・同志杜
大学友会委員長) 井上淳一(59年・大阪府学連委員長) 藏田
計成(59年・東京都学連副委員長) 葉山岳夫(59年・東大緑会
委員長) 森迫嘉和(59年・立命館大自治会委員長) 木村愛二(60
年・東大駒場自治会)小塚尚男(60年・中大二部自冶会委員長)
 下山保(60年・全学連中執) 鈴木達夫(60年・東大教養自治
会) 中村幸安(60年・明大中執委員長) 前原和彦(60年・明大
中執事務局長)三上治(60年・中大自治会) 小野正春(62年・全
学連副委員長) 篠原竜夫(63年・立命館大自治会委員長) 川
上徹(64年・全学連委員長) 横山一(64年・関西学院大自治会
委員長)片山正彦(65年・立命館大自冶会) 大口昭彦(66年・早
大全共闘議長) 秋田明大(68年・日大全共闘議長)
3/18現在、41名(活動年順・アイウエオ順)

世代を越え、知恵と力を合わせ、9条改憲を阻止しよう!
思想、信条、政治活動の自由を奪う「国民投票法」粉砕!
連続ハンスト・座り込み!改憲への一里塚! 国民投票法粉砕!
期間:13/20(火)〜5/3(イラク侵攻4周年一憲法60周年)
連続45日間(土・日・祝、休み)時問:10時〜午後6時
場所:国会前


歓迎します!
連続ハンスト・座り込み参加を希望される方は下記宛てご連絡
ください。

9条改憲阻止の会 T&F03-3356-9932
E-mail kyujokaikensoshi@utopia.ocn.ne.jp
http://www.jca.apc.org/kyujokaikensoshi/

――――――――――――――――――――――
追記
           欠席者のメッセージ

川上徹
わが青春の時代には思いもよらなかった時代の登場を眼前にし
て、いささかの慙愧の念と、だからこそ何事かやってみようじ
ゃないかという気持ちで、みなさまの共同の席に参加いたしま
す。

小塚尚男
非武装、平和の9条改悪阻止を、若者にもプッシュしよう、共
にたちあがろう。

星宮喚生
9条改憲に反対する全学連、全共闘の学友に
3月19日「懇談・連帯集会」の成功を心から熱い支持を送りま
す。
二度と戦争をしてはいけません。二度と「きけわだつみの声」
を出してはいけません。
愚かな極右・国家主義者は、ただヒステリックに「いつでも勝
手に戦争ができる国」にしたい一心で、国民感情せき立ててい
るにすぎません。
戦争をしたら、この国はもちません。平和国家が最良の選択で
す。戦後60余年の平和と経済的成長は、平和国家だったからで
す。アジアから孤立してはなりません。いけません。人間を、
若者を死なしてはなりません。

岩崎 義
戦争はもはや国際紛争を、解決する手段ではない。
このことを、何よりもまず、認識しなければならない。第一に
核戦争に耐えられる国はない。米国、ロシア、中国とて例外で
はない。次に通常戦争であるが、ベトナム戦争、ソ連のアフガ
ニスタン軍事介入を見れば、少なくとも長期にわたる介入は、
結局大国の敗北に終わることがわかった。イラク戦争もこのこ
とを示している。即ち戦争によって解決される事態は、存在し
ない。これが20世紀、21世紀に真実である。更に第1次世界大
戦も何一つ問題を解決しなかった。
日本は年間10億トン以上の物資を輸入している。日本は通常戦
争にすら耐えられない。世界中との貿易、これが日本の生き残
る唯一の道である。即ち、自由貿易こそが日本の本当の「国益
」である。平和こそ日本の本当の「国益」なのだ。憲法9条を
守ることが、日本を愛する者のとるべき、唯一の選択肢なので
ある。

井上淳一
1956年大阪における反戦学生同盟再建の一翼を担いそれ以来反
戦はわが生涯の基本課題である。
従って憲法第9条の改廃も断固として反対する。しかし、問題
はそれにとどまらない。帝国主義諸国の欲しいままな纂奪と世
界支配・グローバリズムの競争に参戦する日本帝国主義が憲法
の全面的改悪を必要としている。
闘いは反戦・九条擁護をその内に包摂する改憲阻止の闘いとし
て取り組まなければならない。日本帝国主義はマスメディアを
総動員しポピュリズムで人民の思想を掌握し、まさに戦中の「
国民精神総動員」の再現を図ろうとしている。従って、現下の
最大の課題は「国民投票法」案の阻止でなければならない。か
つての学友諸君。学生運動参画者にとどまらない、広くしあら
ゆる戦線に築き上げられつつある改憲阻止の闘いに連帯して再
び大衆闘争の高揚を目指そうではないか。
 

Created by staff01. Last modified on 2007-03-31 15:20:53 Copyright: Default

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