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「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」を結成しました。
(2007年2月18日)

・・・・・多くの方々のご参加をお願いいたします!!・・・・・ 

(有)ティエムシー(愛知県豊田市渡刈町3‐138‐1、森平勝取締役会長、以下TM
Cという)で働くベトナム人女性実習生6人は、2003年から2004年にかけて来日
し、トヨタ社のヘッドレストやアームレストの縫製の仕事をしてきました。

しかしTMCでは、初年度の研修期間から、本来は禁じられている残業が常態化し、同時
にパスポートや預金通帳の取り上げなどの人権侵害も行われてきました。
また、作業中の彼女らのトイレ時間をはかり、罰金と称して1分当たり15円を賃金から
一方的に控除したのでした。
その他にも、携帯電話の所持を禁止したうえで、会社の電話を使用すると1回につき1万
円、就業後の掃除を忘れた場合は1回につき2,000円を、やはり罰金として徴収して
いたのです。

これらTMCの横暴に対して彼女らが抗議すると、森平会長の息子は彼女らを自動車で追
い回し、その中の一人が転んでケガをするという事態も起きました。
セクシャルハラスメントの言動なども日常的に行われていました。

TMCの基本給は愛知県の地域別最低賃金688円を下回っていたため、彼女らは豊田労
働基準監督署に申告し、同監督署は、一次受け入れ機関である豊田技術交流事業協同組合
(愛知県豊田市中町中前43−1、伊藤和彦理事長、以下協同組合という)傘下22社に
対して、総額5,000万円(約200人分)を支払うよう是正指導を行いました。

ところがこれを逆恨みしたTMC経営陣は、彼女らの技能実習契約更新に当たり、彼女ら
の実質的「収入」の引き下げをねらい、それまでの日給月給制から完全時給制への改悪を
強要し、彼女らが契約更新を留保するや、「即刻ベトナムに帰れ」と罵倒したのでした。

TMCや協同組合に対して、これまでの人権侵害や労働法令違反について、謝罪と補償を
求めました。しかしTMC、協同組合の姿勢は極めて不誠実であり、6人は訴訟提起を決
心しました。

わたしたちはここに、「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」結成なら
びに同会への参加を呼びかけます。

世界企業トヨタの製造現場で行われている人権侵害、労働法令違反を許さず、彼女らの権
利救済のため、皆さんのご支援を心からお願い申し上げます。
ご賛同頂いた方には裁判闘争の予定や経過を随時、ご報告致します。
現在、裁判を維持するための諸費用が全くありません。
彼女たちの裁判を支えるために、是非下記までカンパをお願い致します。


郵便講座番号:00870-5-205553
口座名称:TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会

2007年3月7日
「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」
呼びかけ人  名古屋労災職業病研究会 代表 杉浦 裕
(名古屋市昭和区山手通5−33 杉浦医院4F)

賛同者名簿(あいうえお順)(2007.3.7現在)(敬称略)
あいち全労協
あるすの会
管理職ユニオン東海
笹島日雇労働組合
全統一労働組合(中央執行委員長・田宮高紀)
名古屋労災職業病研究会
西尾国際クラブ
浅野文秀(名古屋ふれあいユニオン)
市川智(国労)
川瀬善雄
酒井徹(トヨタ自動車期間従業員・名古屋ふれあいユニオン)
田中九思雄(フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会)
名嶋聰郎(名嶋法律事務所)
吉田稔一(フィリピントヨタ労組を支援する会)
若槻忠夫(全トヨタ労働組合)

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