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News Item 0407-01
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ニューヨークのダウンタウンから毎朝発信されている一時間の報道番組「デモクラシー・ナウ!」は、地域ケーブルのパブリック・アクセス・チャンネルやコミュニティ・ラジオ、衛星放送などさまざまな形態の非営利公共放送が協力した全国配信ネットワークのパイオニアであり、北米500局を結ぶ最大のシンジケートを形成しています。企業スポンサーをいっさい受けつけず、あくまで市民の側にたち、民衆の目線から日々の重要な出来事を取り上げているのが特徴です。

特に力を入れているのは、「War&Peaceレポート」と呼ばれる反戦ニュースです。アメリカの外交政策による直接の被害を受けている世界各地の民衆の声、フリーの国際ジャーナリストによる報道、市民運動や平和活動の担い手、アーティスト、学者、文化人など、アメリカの商業メディアがほとんど取り上げない人々の主張や視点を紹介しています。また番組に登場する人々が、真っ向から対立する立場を掲げて真剣な討論を展開する場面もしばしばです。

この番組は1995年にパシフィカ・ラジオの選挙報道番組として、同局生え抜きのジャーナリスト、エイミー・グッドマン(写真)を中心に始まりました。その後パシフィカの内紛にまきこまれて独立し、チャイナタウンのDCTV(ダウンタウン・コミュニティ・TVセンター)に拠点を移し、2000年からはテレビ番組となりました。9/11以降の好戦的な世論と政府批判の自粛の中で一貫して反戦姿勢をくずさず、逆に大きな支持を獲得していきました。

いま日本では、「戦争」に対する考え方を大きく切り替え、国家のあり方を国際社会においても国内体制においても大きく変化させようという動きが着実に進んでいます。私たち一人一人の責任が重く問われ、じゅうぶんな知識と熟慮を経た行動が求められるこの重大時局において、デモクラシー・ナウ!の揺ぎない反戦のメッセージを伝え、そのスピリットを感じ取っていただければと願っています。

***

私たちは、この番組を日本に紹介したいと願い、昨年秋から具体的に動き始めました。12月にNYの本部を訪れ基本的な話し合いをした後、日本でこれをどのように実現させていくか、試行錯誤を繰り返してきました。その過程で、さまざまな方々に相談し、アドバイスをいただき、協力を約束していただきましたが、ようやくその成果を具体的に示すことができるようになりました。

4月から、わたしたちのデモクラシー・ナウ!の日本語サイトが正式スタートしました。http://democracynow.jp/ ここには、毎日のニュースのトップページが日本語で表示され、ニュースサマリーのヘッドラインと個別トピックスの紹介が載ります。ここを覗いていただければ、ニューヨークの市民運動や独立メディアに携わる人々が、今どんな事件に注目しているかが瞬時にわかります。

それと並行して、重要なトピックスの一部を取り上げて字幕をつけ、動画配信を行なっていきます。 http://democracynow.jp/stream/ 第一回はジミー・カーターとパレスチナ問題、紛争解決への新たな展望についてのトピックスを載せました。今後は毎週末に少なくとも30分のトピックスを加えていきます。

ウェブサイトのほかに、放送も始まります。

4月7日土曜日から、衛星&ケーブル局の朝日ニュースターで、毎月の第1・3・5土曜の夜9:00から、一時間の枠で番組を放送します。

http://asahi-newstar.com/program/democracy/
四月第一週の放送予定は次のとおりです
4/7(土)夜9:00〜9:55
4/10(火)深夜3:00〜3:55(再放送)
4/13(金)深夜3:00〜3:55(再放送)
4/14(土)朝6:00〜6:55(再放送)

また、インターネット・テレビ放送を行なっているOurPlanet-TVでも、隔月に一つのトピックスを取り上げてくださいます。
http://www.ourplanet-tv.org/

まだまだ体制も脆弱ですが、現在のリソースを生かして最大の効果を挙げるべく奮闘し、さまざまな方々のご協力に支えられて、なんとかスタートに漕ぎつけました。今後は、より多くの皆様から、ご支持、ご支援をいただき、余力を蓄えて、より多くのトピックスを取り上げることができるよう、努力してまいります。 今後とも、よろしくお願いいたします。

デモクラシー・ナウ!ジャパン一同
office@democracynow.jp


Created by staff01. Last modified on 2007-04-07 12:59:04 Copyright: Default

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